映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回はイレギュラーでドラマ 『ある日、ダウニング街で』。
製作:英BBC、米HBO 2005年
キャスト:ビル・ナイ、ケリー・マクドナルド、ケン・ストット、アントン・レッサー
シャイな官僚はダウニング街にあるオフィス近くのカフェで、
魅力的ながら陰のある女性と出会い、徐々に関係を深めていく。
そして、世界の貧困をテーマにしたG8サミットに女性を同伴で出席することで、
世界の政治に劇的なインパクトを与えることになる。
皆さんは地球環境や世界の人々に優しいですか?
何かの活動に賛同してますか?
私は真剣にやっている方々から見たら、
優しくない自分本位の人間だと思います。
さて今回の作品はイレギュラーですがイギリスドラマです。
こちらは日本では見る事が出来ないかもしれないので、
今回はちょっと詳しくお伝えします。
脚本は『ブリジット・ジョーンズの日記』や、『ラブ・アクチュアリー』の
リチャード・カーティスによるオリジナル・ラブストーリーです。
世界的な貧困問題に関心を持った本人が皆に伝えたいと書いた作品だそうです。
内容が”G8サミット”となっているので、
世界情勢に疎い私にしたら、かなり難儀なドラマかと思いましたが、
官僚とカフェで知り合った女性との恋愛(?)は、
「ちくしょー!恋ってやっぱいいよなぁ!」と思わせる程、
何とも気持ちを駆り立てるストーリーです。
言い回しやストーリー展開はとてもお洒落で、リチャード・カーティスさすが!
カフェでばったり出会った真面目オヤジの官僚と、
過去が全く謎な若い女性。
他愛も無い短いおしゃべりから「今度食事に。」に発展します。
何度かの食事の後、”G8サミット”の同行に官僚が女性を誘います。
手違いで1部屋で寝泊りを供にする羽目に。
そして照れからカフェで時間を潰す時の会話で、
女性は今回の会議の議題の一つ、世界の貧困さを知ります。
官僚は貧困に手を差し伸べる事の出来る存在。
しかし、一官僚が世界の首相を動かす事が出来ない事実、苦悩。
女性は彼の無念さを見て、
彼を、
世界を、
子供を、
助けたいと思い、意外な行動を取っていくのでした。
それが幸いし、2人の関係はダメになってしまいます。
しかし、決してムダでは無かった、と思わせる奇跡の結末が。
まじめな官僚の不器用な電話の仕方、誘い方。
この恋が大事なんだ、
真剣なんだ、
なんで上手く伝えられない、
なんでこんな事しか言えないんだ、
という感情が身体全体からにじみ出ています。
こういう不器用さ、いいですよね。
女性は必要以上な行動を起こします。
それにはちゃんと訳がある事が後々分かります。
彼女には失うものは何も無いからです。
彼女の過去に官僚は驚き、うろたえ、そして疑います。
ですが、真の理由が分かった時、官僚も動き始め、世界も動き始めるのです。
彼女の取る行動は必要以上というより、ド派手です。
ドラマだからでしょ?とちょっと思いましたが。
ですが、キッチリ自分の意見を言うという事の信念や大事さが伝わります。
自分の考えというのはなかなか思っていても言えないですよね。
途中、途中の2人のやり取りもとても好感・共感が持てます。
また、ラストが良かった。
官僚が女性に電話を掛けるシーンなのですが、気持ちが伝わりましたね~。
会議の内容はしっかり見ないとやはり分かりずらいですが、
官僚と女性の会話をしっかり聞いている分かるように脚本されてますね。
それを聞いているともっと何とかしたいと思えます。
自分は恵まれてますが、ちっぽけな存在なんですね。
益々考えさせられましたし、かなり感動しました。
さすが、エミー賞を受賞しただけの事はあります。
恋愛もベタ~としたものでも、
おこちゃまな物でも無く、
大人な恋愛がまた話を引き立てました。
かなり秀作だと私は思いました。
日本でも衛星とかでやればいいのに。残念。
海外ドラマはやっぱりイイ!
久しぶりに大当たりな作品でした!
今回はイレギュラーでドラマ 『ある日、ダウニング街で』。
製作:英BBC、米HBO 2005年
キャスト:ビル・ナイ、ケリー・マクドナルド、ケン・ストット、アントン・レッサー
シャイな官僚はダウニング街にあるオフィス近くのカフェで、
魅力的ながら陰のある女性と出会い、徐々に関係を深めていく。
そして、世界の貧困をテーマにしたG8サミットに女性を同伴で出席することで、
世界の政治に劇的なインパクトを与えることになる。
皆さんは地球環境や世界の人々に優しいですか?
何かの活動に賛同してますか?
私は真剣にやっている方々から見たら、
優しくない自分本位の人間だと思います。
さて今回の作品はイレギュラーですがイギリスドラマです。
こちらは日本では見る事が出来ないかもしれないので、
今回はちょっと詳しくお伝えします。
脚本は『ブリジット・ジョーンズの日記』や、『ラブ・アクチュアリー』の
リチャード・カーティスによるオリジナル・ラブストーリーです。
世界的な貧困問題に関心を持った本人が皆に伝えたいと書いた作品だそうです。
内容が”G8サミット”となっているので、
世界情勢に疎い私にしたら、かなり難儀なドラマかと思いましたが、
官僚とカフェで知り合った女性との恋愛(?)は、
「ちくしょー!恋ってやっぱいいよなぁ!」と思わせる程、
何とも気持ちを駆り立てるストーリーです。
言い回しやストーリー展開はとてもお洒落で、リチャード・カーティスさすが!
カフェでばったり出会った真面目オヤジの官僚と、
過去が全く謎な若い女性。
他愛も無い短いおしゃべりから「今度食事に。」に発展します。
何度かの食事の後、”G8サミット”の同行に官僚が女性を誘います。
手違いで1部屋で寝泊りを供にする羽目に。
そして照れからカフェで時間を潰す時の会話で、
女性は今回の会議の議題の一つ、世界の貧困さを知ります。
官僚は貧困に手を差し伸べる事の出来る存在。
しかし、一官僚が世界の首相を動かす事が出来ない事実、苦悩。
女性は彼の無念さを見て、
彼を、
世界を、
子供を、
助けたいと思い、意外な行動を取っていくのでした。
それが幸いし、2人の関係はダメになってしまいます。
しかし、決してムダでは無かった、と思わせる奇跡の結末が。
まじめな官僚の不器用な電話の仕方、誘い方。
この恋が大事なんだ、
真剣なんだ、
なんで上手く伝えられない、
なんでこんな事しか言えないんだ、
という感情が身体全体からにじみ出ています。
こういう不器用さ、いいですよね。
女性は必要以上な行動を起こします。
それにはちゃんと訳がある事が後々分かります。
彼女には失うものは何も無いからです。
彼女の過去に官僚は驚き、うろたえ、そして疑います。
ですが、真の理由が分かった時、官僚も動き始め、世界も動き始めるのです。
彼女の取る行動は必要以上というより、ド派手です。
ドラマだからでしょ?とちょっと思いましたが。
ですが、キッチリ自分の意見を言うという事の信念や大事さが伝わります。
自分の考えというのはなかなか思っていても言えないですよね。
途中、途中の2人のやり取りもとても好感・共感が持てます。
また、ラストが良かった。
官僚が女性に電話を掛けるシーンなのですが、気持ちが伝わりましたね~。
会議の内容はしっかり見ないとやはり分かりずらいですが、
官僚と女性の会話をしっかり聞いている分かるように脚本されてますね。
それを聞いているともっと何とかしたいと思えます。
自分は恵まれてますが、ちっぽけな存在なんですね。
益々考えさせられましたし、かなり感動しました。
さすが、エミー賞を受賞しただけの事はあります。
恋愛もベタ~としたものでも、
おこちゃまな物でも無く、
大人な恋愛がまた話を引き立てました。
かなり秀作だと私は思いました。
日本でも衛星とかでやればいいのに。残念。
海外ドラマはやっぱりイイ!
久しぶりに大当たりな作品でした!