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Smoke

店の表を通る人を毎日写真で撮るたばこ屋の映画をご存知だろうか?

映画 『ペイバック 』

2007-06-21 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『ペイバック 』。

製作国 : アメリカ 1998年
配給 : 日本ヘラルド映画配給(日本ビクター=日本ヘラルド映画提供)
キャスト:メル・ギブソン、グレッグ・ヘンリー、ジェームズ・コバーン、
     クリス・クリストファーソン、マリア・ベロ

裏切られ、全てを失った男の復讐を描いたハードボイルド・アクション。

皆さんはお金に執着はありますか?
私はある方だと思います。
でも小銭ばっかり気になって、年金とか、ローンとか税金とか、
まるで無頓着なんですよね。良くないですね~。

さて今回の作品は、余り多くない強盗したお金の自分の取り分の為に、
命を張って奪い返してもらう復讐劇です。
この主人公、ホントにしぶとい。
金額は多くないのですが、自分の名誉の為にとにかく取立てに行くのです。
それがマフィア絡みのお金だったから取立てが大変。
でも行っちゃうんだよね~。
それが、ボスだろうと、ザコだろうと、
刑事までも巻き込んでしまう。

親分ボスに取立てに行く様子もかなり強引。
子分のボスを人質に脅したり、
子供を人質に脅したり。
敵も負けてはいないよ~。
電話に爆弾を仕込んだり、
主人公の昔の恋人を吊るし上げたり、
痛い場面の連続です。

映画のタイトルからして執念ぶりが伺えます。
『ペイバック』、”金かえせ”でしょ?
「返せ!」「返せ!」だけのストーリー展開。
ある意味徹底してるよね。
でも細かい部分や小細工がストーリーを繋げているから、
お見逃し無く。

個人的には主人公と悪徳刑事とのやり取りが面白い。
とにかく悪徳刑事のマヌケ振りが笑いを誘う。

こんなタフな役をやらせるには、彼しか居ない。
そう、メル・ギブソン。
なんでか彼は警官に追われる役が多い。今回もそうだ。
そして現代劇みたいなものはテンポが軽快な作品に多く出演してませんか?
この映画もテンポはいい。原作がいいのだろう。
リチャード・スタークの犯罪小説の名作『悪党パーカー』シリーズの
一編「人狩り」が原作らしい。

ジメジメの時期到来なので、
スカッとしたい時の一発にオススメです。