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Smoke

店の表を通る人を毎日写真で撮るたばこ屋の映画をご存知だろうか?

映画 『ニュースの天才』

2008-06-10 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『ニュースの天才』。

製作国 : アメリカ 2003年
配給 : ギャガ=ヒューマックス
キャスト:ヘイデン・クリステンセン、ピーター・サースガード、クロエ・セヴィニー 、
 スティーブ・ザーン

アメリカでもっとも権威あると評される政治雑誌に、
数々のスクープ記事を発表した実在のジャーナリストによる、
記事捏造事件を描いた社会派ドラマ。

皆さんはウソをつきますか?どんな時つきますか?
私の友人は高校の部活をよく休んでいたのですが、
”父親の看病”と称し、クラブ三昧だったそうです。
最近聞かされ驚きました!!(かなり厳しかったので。)

さて今回は、想像力が豊かだったんですね、って作品です。
大統領専用機内に唯一設置され最も権威のあるニュース雑誌に勤務する主人公。
同僚たちの関心が政治問題に向く中、彼は身近な問題に着目。
政財界のゴシップなど数々のスクープをものにし、スター記者として成長。
謙虚で控えめ、他人に配慮を忘れない人柄で信頼も厚い彼。
しかし、突然他誌から捏造疑惑説が浮上。さて実際は・・・?

98年に実際に起こった雑誌記事捏造事件を映画化した作品。
ある批評曰く、”面白みを削ってまでも忠実に表現”しているらしい。
中盤に出てくる記事のチェック方法は、
確かにトーシロの私には1度聞いただけでは難しい。
後半になるにつれ事実が浮き彫りにされていくが、
何故か見ていて恐怖感が募っていった。怖かった。
色恋沙汰があるわけでも無く、
仕事だけをフューチャーした(マイケル・キートン主演の『ザ・ペーパー 』みたく)
作品の様なドタバタがあるわけでも無い。
”事実”と思ってみているからかもしれないが、
よく練られた構成になっている。
また脚本が気に入ったらしく、トム・クルーズが制作総指揮として参加しているらしい。

主役を演じたヘイデン・クリステンセンの演技が良かった。
知的で嫌味が無く、同僚にも愛され、しかし何処と無く未熟な感じ。
他の作品ではパッとしてない気がしたが、この作品は彼の演技が抜群だった。
クロエ・セヴィニーは相変わらずけだるそうな演技だった。

音楽は特に印象には残らないが、トーンダウンした画質が緊張感を出していた。

ジャーナリストの方やそれっぽい事している方にオススメ。
エンドロール前に近況が流れてた
彼が書いた本を読んでみたい。

映画 『敬愛なるベートーヴェン』

2008-06-09 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『敬愛なるベートーヴェン』。

製作国 : イギリス=ハンガリー 2006年
配給 : 東北新社
キャスト:エド・ハリス、ダイアン・クルーガー 、 マシュー・グード 、
     ラルフ・ライアック 、 ジョー・アンダーソン 、 ビル・スチュワート

天才音楽家ベートーヴェンの旺盛な創作力の陰に、
1人の知られざる女性写譜師の存在があったと架空の設定のもと、
彼の晩年にスポットを当てた感動の音楽ドラマ。

皆さんは”年末”を思い出すものって何ですか?(ってまだ早いなぁ。)
私は断然、”忘年会承ります”の表示ですね~(笑)

さて今回は、エドさんって芸術好きなんですね、って作品です。
第九”の初演を4日後に控えたているが楽譜が完成しないベートーヴェン。
彼のもとに写譜師として一人の女性がやってくる。
始めは女性に冷たいベートーヴェン。しかし彼女の才能を知り、仕事を任せることに。
さて楽譜を完成し、見事上演出来るのか?そしてその後は・・・!

これが架空の設定だと見ている時は知りませんでした。
音楽室で見ていたベートーベンの肖像画はかなり難しい人っぽそうだったし、
作品中の彼も信頼出来ない相手には心開かず噛み付き、
平気で裸になったり、おしっこしたり。
耳が聞こえない事で周りの迷惑も顧みず、朝昼、作曲。
あの肖像画のイメージ通りの設定でした。

では何が架空の設定だったというと、写譜師の女性。
この作品、実は彼女目線なんですよね。
そして確かにベートーベンには写譜師が何人もいたけれど女性ではなかったようです。
しかし役名は晩年の男性写譜師に似ているらしいです。

今回ベートーベンを演じたのは『ポロック 2人だけのアトリエ』でも、
情熱的に芸術家を演じたエド・ハリス。
長髪の彼は珍しいので、それだけも意外性がありました。
気難しい役を見事に熱演。
この作品の真の主人公、女性写譜師役を演じたダイアン・クルーガーは、
15歳でエリートのコンペテションに入賞してモデルとして活躍し、
『ナショナル・トレジャー 』や『トロイ』で活躍。
ドイツ人のデルモー(モデル)って綺麗だよね~。

中盤前に12分間の第九初演があるが、
それは結構見ものだとの情報につらえて見たのですが、
確かにラストシーンでも無いのに良かったです。
まだ半分以上もあるのにこんなに盛り上がっちゃって、
この後どうなる事かと思いましたが、
脚本がいいのか、それはそれなりに見せてくれました。

クラシックが分からない方もそれなりに見れますし、
やはり音楽はいいもので癒されます。
オススメですよ。


映画 『バラ色の選択』

2008-06-04 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『バラ色の選択』。

製作国 : アメリカ 1993年
配給 : ユニヴァーサル映画=UIP配給
キャスト:マイケル・J・フォックス、ガブリエル・アンウォー、アンソニー・ヒギンズ 、
     マイケル・タッカー 、ボブ・バラバン

自分の夢の実現を前に、愛か金かの選択を迫られるホテルマンの悲喜劇。

皆さんは先を見越す眼力がありますか?
それが当面の私の課題です。

さて今回は、いい俳優さんよね、って作品です。
マンハッタンの一流ホテルに勤めるやり手のコンシェルジュの主人公。
自分のホテルを持つという夢の為仕事一筋の彼。
すでに物件を見つけ、あとは出資者を見つけるだけ。
そこへ大富豪が現れ、愛人との浮気用の部屋を提供すれば、
企画書に目を通してやるという。その愛人は憧れの女性だった。
さて彼の夢は実現するのか!

私ね~マイケル・J・フォックスって好きなんですわ。
あの目つきがいいんですよ。
以前にもご紹介した 『摩天楼はバラ色に』でイチコロになり、
『バック・トゥ・ザ・フューチャー 』で胸を躍らせ、
『再会の街/ブライトライツ・ビッグシティ 』で、
やるせない思いをたきつけられました(笑)

そんな彼の出演したこの作品は、
何だか『摩天楼はバラ色に』の二番煎じみたいな感じで正直いま一つ。
ただ、こういった結末になるのが共通して言えるって事は、
彼が脚本を選ぶ基準ってのが”いい人目線”のような感じがします。
人柄ですね~。
また今回のヒロイン役のガブリエル・アンウォーはかなり幼く見えますね。
『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』でも大人っぽく見えましたが、
どちらも年代的には一緒だったんですね。
『ハムナプトラ』のレイチェル・ワイズとダブって見えるのは私だけ?

お馴染みのドタバタ恋愛サクセスストーリーですが、
色褪せて見えた作品になってしまいました。
年を取ったという事でしょうか?(笑)

映画 『40歳の童貞男』

2008-05-30 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『40歳の童貞男』。

製作国 : カナダ=フランス 2003年
配給 : コムストック
キャスト:レミ・ジラール、ステファン・ルソー、マリー=ジョゼ・クローズ、
     マリナ・ハンズ、ドロテ・ベリマン、ジョアンヌ=マリー・トランブレイ

“遅くて何が悪い!”40歳の独身男性が、
童貞を喪失しようと悪戦苦闘する爆笑コメディ。

皆さんは友人とピロートークを語り合う時がありますか?
男子がする様に、女子も結構報告しあいますね。
以前ホークビッツ(ウィンナー)的サイズの話をしたら、
「ちっちゃい!(当時のCMのフレコミ)」と同時に声があがりましたね~。

さて今回は、こういうの周りが楽しんじゃうんだよね、って作品です。
箱入りフィギアとTVゲームをこよなく愛す主人公は40歳の童貞。
ひょんなことから同僚に知れ渡り、ロストバージン計画が実行される。
さて彼に初夜はやってくるのか・・・!

いや~、こういう人だって居ますって!
それにいくつになってもバンバンな人もいれば、
ちょっと休憩かなぁ~って若者だって。
こういう事があからさまな情報伝達が無いだけに面白いんじゃないのかな?
だから全米中のブロガーが口コミで広げ、1億ドル突破の記録大ヒットした作品。
それって今秋映画化決定の『SATC』と同じ感覚だよね。

中盤で主人公の趣味が足早に紹介されるんだけど、
それだけあれば私だって一人の方が楽しいよ、って思えちゃう(笑)
ユーフォニアム(金管楽器)吹いて家の中行進している様は、
「あっぱれ。」だね。

俳優もただのキモいオヤジ達じゃなくて普通の人々。
主人公を演じたスティーヴ・カレルは『リトル・ミス・サンシャイン』で叔父さん役を好演。
また同僚役を演じたポール・ラッド は『サイダーハウス・ルール』で少佐役や、
どこかで見た顔だと思ったら米ドラマ『フレンズ』の第9シーズンから、
フィービーのボーイフレンド役で出演してたよね!

日本的なコメディーのセンスとは違うけど、
内容だけに、明るく笑えるかもね。
BGMもマッチしてます。

ジメジメ季節到来!
笑いで雨雲をぶっ飛ばせ!!

映画 『みなさん、さようなら』

2008-05-27 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『みなさん、さようなら』

製作国 : カナダ=フランス 2003年
配給 : コムストック
キャスト:レミ・ジラール、ステファン・ルソー、マリー=ジョゼ・クローズ、
   マリナ・ハンズ、ドロテ・ベリマン、ジョアンヌ=マリー・トランブレイ

命が果てようとしている一人の男性が穏やかに迎える最期の時を、
温かい眼差しで見つめたヒューマン・コメディ。

皆さんはどんな最期を遂げたいですか?
うちの母は山が好きだから遺灰を山から撒いて欲しいと言い、
家族にこっぴどく怒られました(笑)

さて今回は、生き様って大切なんですね、って作品です。
ロンドンで証券マンとして働く息子は、父親の病気を知り帰国。
女好きで身勝手な父親を反面教師として育った息子だが、
母に頼まれ、父親の幸せな最期を演出することに。
友人たちを集め、病院内を改装し、そして痛みを和らげるため、
医者に秘密でヘロイン治療を始める。
さて父の最期は・・・!

私の中のフランス映画の意識が変わりました。
女が絡むと断然”アモーレ”的な作品になるかと思いましたが(どんなだ?)、
いい感じのスパイスとして父親の女性遍歴が語られてます。
まるでBGMの様にね。
父を許せない息子が嫌々ながら死を演出していく。
始めは金に物を言わせて外堀を埋めるようで見ていて嫌な気分にもなりましたが、
冷めた目線の息子がその過程を進めていくうち、
徐々に父親を受け入れいく様が描かれており、かなり共感出来ました。

「最期は友人に囲まれていたい」
そんな願いを叶えるべく、
一番の思い出がある場所で友人たちを集め、思い出にふける数日間。
ワインが飲めない父親が皆を気遣い、
「私のために飲んでその味を教えてくれ。」と言うと、
「キミにワインが飲めない日がくるなんて。」と肩を落とす友人。
私にもそんな日がきたら本当に死を間近いで感じ、ガッカリするだろう。

父親は死を受け入れる事が出来ず、
「死ぬことの意味が分からない。それを見つけないと。」とぼやく。
そんな老人さえも死を待つという事が辛いんだ。
そんな父親が過去の話をし、懐かしんで残念がると、
ヘロインをくれる女性は一言、「過去は死んだわ。」。
この言葉はかなりガツンときた。

配役は殆どが有名ではないが、
息子役のステファン・ルソーはスイスのブラピと呼ばれているらしい。
確かに美形。ただ演技力は分からないので他の作品も見てみたい。

私の予想では面白ろ、おかしくだと思っていたのに、
今を見つめさせられる作品だった。
上質な作品。オススメです。







映画 『ラブソングができるまで』

2008-05-23 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『ラブソングができるまで』。

製作国 : アメリカ 2006年
配給 : ワーナー・ブラザース映画
キャスト:ヒュー・グラント、ドリュー・バリモア、ブラッド・ギャレット、キャンベル・スコット

カムバックをめざす元人気歌手と彼の歌作りを手伝う女性、
2人の恋のゆくえを描くロマンティック・コメディ。

皆さんは好きな相手に何か作ってあげますか?
昔私の友人は私の先輩と付き合っていて、
手作りセーターを作っている先輩の情報を、
チラっと友人に教えてたところ、
彼女の為の歌作りを「重い・・・。」と一言残し辞めてしまいました。
男心は複雑です(笑)

さて今回は、もしかして目覚めた?って作品です。
80年代に爆発的な人気を博したアイドルグループのメンバーだった主人公。
解散後は泣かず飛ばずで過去のスターに。
そんな中、若者に人気のシンガー、曲の依頼が入る。
チャンスだが、曲を書くのは10年ぶり。で、作詞が出来ない。
そんな時、自宅の植木係りとして雇った女性に作詞の才能があることに気が付く。
さて・・・!

ヒュー・グラントはどうしちゃたのかね~?
『ラブ・アクチュアリー』の大統領役で発揮(?)した、
あの間の抜けた(わざとらしいが)踊りの虜になっちゃったの?
って出だし。
私の中の定説、”映画は初めと終わりの15分が肝心”を見事に覆す、
彼のビデオクリップ(笑)やりすぎ。
そりゃ~役柄じゃなくても腰を痛めますって!

楽しめそうな内容だなぁ、と思いきや、
ここ数ヶ月でダントツ1位のつまらないラブコメでがっかり。
ヒュー・グラント、ドリュー・バリモアだから期待しちゃったよね~。
ありゃ~脚本が悪いね。
過去栄光アイドル時代の主人公の大ファンだった植木係の女性の姉ちゃん。
演じたクリステン・ジョンストンは確か『SATC』で、
イブの夜にすってんころりんして、
本当に天使になっちゃった役をした人じゃないかなぁ?

音楽モノで作曲中だし、BGMは余り無く、
それも寂しく思える。
途中のドタバタもあの2人ならもっとコミカル演じられたはず。
もったいないの一言。

映画 『GOAL!2』

2008-05-22 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『GOAL!2』

製作国 : イギリス=スペイン=ドイツ 2007年
配給 : 東芝エンタテインメント
キャスト:クノ・ベッカー、スティーブン・ディレイン、アンナ・フリエル、
     レオノア・バレラ、ルトガー・ハウアー

FIFA全面協力のもとサッカーに情熱を燃やす主人公の運命を劇的に描く、
話題の映画3部作の第2弾。

皆さんは先を見通せる眼力がありますか?
私にはありません。
あればあの時も・・、この時も・・・、と思う最近です。

さて今回は、バックが大きいからって甘えんなよ、って作品です。
ニューカッスル・ユナイテッドの人気選手となった主人公。
そこへレアル・マドリードへの移籍の話が舞い込む。
反対する婚約者を説得し、マドリードに移り住む。
そんな中、主人公の弟だと名乗る子供が現れた。さて・・・!

あのね~、つまんない。
私はスポーツしないんだよね~。
前作が意外と良かったから、つい見ちゃったけどストーリー性は良くないなぁ。
サッカー好きにはいいかもね。
レアルの試合とかジャンジャン映るし、
映像クリアだし、
同じサッカー物でも作ったものよりは全然いいね。
ただ、私はサッカー興味無いからね~(笑)

ストーリーも展開させようとして弟を登場させたのかな?
それが何となく一貫性を失くす感じなんだよね。
確かに誰かやっつけるとか、変身するとか、無茶な敵が現れる、ってモンじゃないからね。
こうするより方法が無かったのかも。

それとビミョーだったのが、
どう考えたってベッカムの方がいい男だし実力もあるのに、
主人公がイケメンでフューチャーされるトコ。
なんか色んなところに無理な設定があると思うなぁ。

音楽もイマイチだし、
第3弾を見るのは考えモンですな。


映画 『サン・ジャックへの道 』

2008-05-21 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『サン・ジャックへの道 』

製作国 : フランス 2006年
配給 : クレストインターナショナル
キャスト:ミュリエル・ロバン 、 アルチュス・ド・パンゲルン 、 パスカル・レジティミュス

1500kmにも及ぶ聖地巡礼の徒歩旅行に各自さまざまな悩みや事情を抱えた人々が、
道中で多彩な人間模様を織り成す笑いと涙のロードムービー。

皆さんは悩み事がありますか?
私は自分の要領の悪さが最近の悩みです。
座禅とかってリラックスできるんですかね?

さて今回は、生活と共にしてみると違いますかね?って作品です。

険悪な仲の兄姉弟が、亡き母の遺産を相続するため、
フランスの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラまで、
1500kmにも及ぶ巡礼路を一緒に歩く事に。
また一緒に歩くメンツも理由・個性バラバラ。
さてトラブルが無くたどり着けるのだろうか?

巡礼路ってゆーと、”お遍路さん”を思い浮かべます。
白装束着て、ひたすら歩き続ける、辛そうな旅・・・・。
だからこの作品も暗く、辛く、けど、感動的な?みたいなのかと思いきや、
ぜーんぜん違うの(笑)

始めの出だしから「喋り過ぎだよ!兄貴!」って突っ込み所が盛り沢山。
プー太郎で着たきりすずめなのに妙に女好きの弟や、
他人嫌いみたな妹、
簡単な山歩きだと思って参加した女子。
そんな女子の事が気になってたけど知らずに参加した男子。
最終目的地を間違えてるその友達。
モテモテの尼。
絶対に一騒動あるのがミエミエなのにまとめなくちゃならないガイド。
これだけでも十分楽しめそうでしょ?

もちろん初めから小さい事でガタガタあるんだけど、
終盤戦からは何となくそれぞれが”人”に興味を示し始める。
意外な結末で締めくくる最後はやってくる。
(特に妹がね!そこまでか?ってくらい。)

割と楽しめるのでお気楽で見てください。





映画 『ファム・ファタール』

2008-05-13 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『ファム・ファタール』。

製作国 : アメリカ 2002年
配給 : 日本ヘラルド映画
キャスト:レベッカ・ローミン、アントニオ・バンデラス、ピーター・コヨーテ、
     エリック・エブアニー

宝石強盗に関与したひとりの女の奇妙な運命を描くサスペンス。

皆さんは、”なりすまし”をした事がありますか?
私は会社での売り込み電話の時に19歳になりすまして断った事があります。
さすがに自分で言ってて赤面しました(笑)

さて今回は、こりゃ~女だって誘惑されるわ、って作品です。
映画祭の会場で、1000万ドルの宝石が盗まれる。
実行犯は仲間を裏切り逃走中に転落。見知らぬ家のベッドで目覚める。
別の女性として単身アメリカへ。7年後アメリカ大使夫人としてパリに舞い戻る。
決して人前に出ず過去を隠していたが、
カメラマンにスクープ写真を撮られてしまってから態度を変える。
さて彼女は逃げ切れるのか!!

あのね、この主人公ヤバイ!かなりの誘惑度。
これならどんな男でも、女でも、マットウな人間でも、悪でも、
確実に落とせるね!羨ますぃ~(笑)
中盤の官能ダンスは特に来るね!(お父さんは夜中に見てね。)
この主人公役をやったのが『X-MAN』で
青蛇のような肌を持つミスティーク役をやったレベッカ・ローミン。
あれも始めてみた時ドキっとしませんでした?

それに比べてアントニオ・バンデラスが今一つだったよね~。
『デスペラード 』、『暗殺者 』、『マスク・オブ・ゾロ 』などで
彼の良さが十分活かされた役どころをしてからのコレでしょ?
配役も地味目だし。う~ん・・・。

しょっぱな驚いたのがBGM。
「おいおい、まるでラベルのボレロじゃん?いいの?」
って位、主旋律やリズム打ちから、ソロ楽器の出方までクリソツ!!
この作品、音楽は坂本龍一が担当。
一説には別の音楽を作成したが、このシーンでは”誘惑”がテーマだから、
”ボレロ”みたいな感じで頼むよ、って監督のブライアン・デ・パルマに言われたらしい。
曲名もまさに”ボレリッシュ(ボレロのようなもの)”。
堂々としてていいじゃないか!
いいぞ!龍一!

ブライアン・デ・パルマは脚本も手掛けている。
前回の『デジャブ』よろしく、この構想は作り易いのか?
それにしてもどのシーンも魅力的で印象に残り、
よく練られた構成になっている。
頭いいね~。

”ファム・ファタール”とは男にとっての「運命の女」の意味。
また、男を破滅させる魔性の女(悪女)のこと。
あたなならどちらの感想になるか、
見てのお楽しみ!



映画 『デジャヴ』

2008-05-09 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『デジャヴ』。

製作国 : アメリカ 2006年
配給 : ブエナ ビスタ インターナショナル(ジャパン)
キャスト:デンゼル・ワシントン、ポーラ・パットン、ヴァル・キルマー、
     ジム・カヴィーゼル

初めて体験する事象だが身に覚えがあるデジャヴ(=既視感)感覚をモチーフ。
トップ・プロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーが、
黄金コンビのトニー・スコットと6度目のタックを組んだ、
衝撃のアクション・サスペンス。

皆さんは気のおける友人や仲間がいますか?
今年のGWが超忙しかった私は、
ストレス発散のために一番の飲み友としこたま酒を空け、
今日の自分がおります・・・・。
本当は酒じゃなく、男がいいが・・・(泣)

さて今回は、最近結構イイ女と出演してますよね?、って作品です。
フェリーが、突如大爆発を起こした。
ATF捜査官の主人公が捜査したところテロと判明。
さらに同一犯による殺人も爆発現場の近くで発見。
不思議に主人公は殺された女性に奇妙なデジャヴを感じる。
爆破事件と女性の殺人が関係あると見た主人公は捜査を始めるが、さて・・・!

デンゼル・ワシントンは刑事モノ以外はやる気ないのかね~?
守るって男が魅力なのかな?大正時代だぜぇ?
それとも他の役はキャラ作りが本人的に大変なのかね?

・・・って、感じでハナから見る気が無かった私ですが、
時間潰し感覚で見始めたら、これが割と面白い(笑)
途中から極秘に開発した衛星地上監視システムが出たところが楽しい。
(Googleアースで楽しんでるだけじゃ、あーた、ダメなのよン。)
とにかくどの角度からでも自由自在。場所問わず。
4日間だけの映像だけど、リアル。
だけど編集に時間が掛かるのと巻き戻して見る事がメモリ的に不能(但し録画は出来る)
一瞬の映像だから刑事の勘に頼るべく、デンゼル・ワシントンなわけよ。

それにしてもやはりジェリー・ブラッカイマーは凄い!
『CSI』シリーズでもいつも思うが、「このオヤジ、物知りすぎる!」(笑)
脚本家や助言者も頭がキレるのだろうが、とにかく色々よく知ってる。
本は読まな、アカンね。

そして相棒のトニー・スコットと組むと、
近い将来本当にこんな事が可能なんじゃない?って作品を作るから不思議だ。

殺された女性役のポーラ・パットンが魅力的だ。
デンゼル・ワシントンもキレイが好きだよね。
パッと見、ジュリア・ロバーツかと思ったよ。

スパイ物がお好きな方にはオススメの一作品。
翼と岬くらい(古い?)黄金コンビのジェリーとトニーの
他の作品と一挙に見てね!!