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Smoke

店の表を通る人を毎日写真で撮るたばこ屋の映画をご存知だろうか?

映画 『リトル・チルドレン』

2008-07-23 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『リトル・チルドレン』。

製作国 : アメリカ 2006年
配給 : ムービーアイ エンタテインメント
キャスト:ケイト・ウィンスレット 、パトリック・ウィルソン 、ジェニファー・コネリー 、
     ジャッキー・アール・ヘイリー
アメリカの典型的な郊外住宅地に住む“大人になりきれない大人たち”の
日常を描き出すヒューマン・ドラマ。

皆さんは不倫をした事がありますか?
私には楽しくて、美味しい思いを沢山くれた人がいます。
銀座でショッピング、吉祥寺でボートに焼き鳥、
東松山でプールで波乗り、湘南でサザンの野外コンサート、
日光でガラス細工、度々行った横浜では中華に夜景・誕生日会、
勿論、地元では美味しい食事やお酒に温泉。
そして何より夜19時以降に連絡が一切無いのが一番でしたね。

さて今回は、大人になればなるほど加速する欲望ってありますよね、って作品です。
公園での主婦付き合いに飽き飽きしている主人公。
そんなある日、司法試験勉強中の“主夫”をしている彼に出会い。
互いの存在に興味を抱いた2人は、子供をダシに毎日会うようになる。
そんな中、子供への性犯罪で服役していた男が釈放され街に戻る。
元警官がこれに過敏に反応、執拗な嫌がらせを開始する。
そして衝撃的な結末へ・・・!

心理的なモノに興味がある私はこの作品を期待してましたが、
予想と違いました。気にいる、気に入らないがハッキリ分かれるでしょう。
原作を読んでからの方が受け入れ易かったでしょうか?
3つのストーリーが絡み合っているという事もありますが、
同じ恋愛モノで余り表現されない心理面も合わさるので、
少し複雑に感じました。
脚本&監督があの何とも分からん作品『アイズ ワイド シャット』の
出演を決めるくらいだから?

主役のケイト・ウィンスレットのダサさにビックリ。
確かに『タイタニック』の時からイモっぽい女優だと思ってました。
多分、相手の完璧な奥さんと比べて、
普通で隙だらけの男の自尊心をくすぐる様な女役にってしたのでしょうが、
ホントに野暮たかった。
そんな彼女が『タイタニック』以来の濡れ場を見せました。
アンジーの様にヌードに抵抗が無い人なんですね。

相手役のパトリック・ウィルソンは一言、「カッコイイ!」。
整った甘いマスク、スラッとしているのに、イイ体つき、爽やかな笑顔、
そりゃ~そんな人が子供と公園に来てたら、ママ達騒然ですわな。
彼の完璧な妻役にジェニファー・コネリー。
ぱっと見は分からなかった。
最近良く出てますね。子育てが落ち着いた?

目を見張る演技をしたのは、前科のある男を演じた
ジャッキー・アール・ヘイリー。
この作品でニューヨーク批評家協会賞助演男優賞を受賞し、アカデミー候補になった。
終盤は怖いほど感情を露わにし、驚きの結末を演じあげました。
ただの恋愛ものだと思っていた私は、
そのサスペンス風ラストを目隠して見ましたよ(笑)

それぞれ色々起こった後に取る行動。
余りにも呆気無く、一時的に燃え上がる感情はこんなものかと思いました。
まるで、焚き火に”ジュっ”と水を掛ける様に、
まるで、夢から覚めていつものように顔を洗う様に、
何も無かったかの様に切り替わりました。
火遊びに感情は無意味なのでしょう。

大人になっても大人に成り切れてなかったのか、
大人だから常識だらけの中で少しばかり羽目をはずしたいのか、
色んな見解の出来る作品です。

映画『スパイダーマン3』

2008-07-22 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『スパイダーマン3』。

製作国 : アメリカ 2007年
配給 : ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
キャスト:トビー・マグワイア 、キルスティン・ダンスト 、ジェームズ・フランコ 、
     トーマス・ヘイデン・チャーチ 、トファー・グレイス 、 ローズマリー・ハリス

1962年から連載開始になり、今までにも幾度と無くアニメ、ドラマ、
映画化された大人気のアメリカンコミックの第3弾。

皆さんはジェットコースターはお好きですか?
私は大の苦手です。あの”ふっ”と落ちる感覚がダメで。
出発前から泣きますね~。
友人は私のそれが見たいらしく、よく連れてかれます(泣)

さて今回は、う~ん、やっぱり続編って微妙ですよね、って作品です。
”アメコミ”ものって主人公が割りと不幸な身の上で暗いんですよね。
『ダークマン』なんて顔がグチャグチャでサイコーに暗いですよね~。
そんな中で『スパイダーマン』シリーズは好感が持ててました。
1作目は手作り衣装で洗濯落ちしたり、
飛ぶ練習している最中に壁に激突したり、笑えた。
2作目は活躍ぶりが皆の心をグッと捉えて、変な歌まで出来ちゃう始末。
始まりは叔父さんの死でも親しみ易さと元気が出た。
しかも『卒業』よろしくMJをゲット出来たしね。

だから完結するであろう3作目にちょっと期待していた。
きっと仲違いしていた親友のハリーとは元通りになれて、
MJとは結婚出来て、叔母さんは死んじゃうんだろうなぁ、って考えてた。
半分位は合っていたが、主人公のダークな心の方がフューチャーされてた。
それが今までの2作品の様に魅力的には表現されてなかった。

確かに元々は普通の人だもん、そりゃあ悪く思う気持ちもでてくるさ。
でもさ、”悪”の雰囲気をちょっとジゴロ風に表すのってどうなの?
それも主演のトビー・マグワアはどの作品でも真面目で実直な役が多いからか、
踊りも今ひとつで堅かったし、かなり合わなかった。
道行く女性を”バキュン”な手つきで気を引くのって60年代だよね~(笑)

驚きはMJ役のキルステン・ダンストの歌唱力。
女優役の彼女は降板させられる、って設定なんだけど、あれじゃあね~。
多分彼女はミュージカル風の作品からオファーは難しいだろう。
それにいい年の女性になっちゃったね。
1作目の様な丸々してた可愛らしさがなくなっちゃった。

ストーリーの半分以上が期待ハズレ。
そんな中、”相手を、自分を許す気持ち”の大切さを説いた事は見事でした。
そして最後の戦いのシーンでの敵役は見事なCGで、
劇場で見ていたら今まで以上に迫力があっただろう。
結末もちょっと「おーい!!」って突っ込んじゃったけど、
その後は容易く連想できる。

やっぱり続編ってのはそのテンションを持ち続ける難しいのだろうか?
そして『スパイダーマン』はジェットコースターの様な、
華麗なる飛びっぷりで伝説を作り上げていくのだろう。






映画 『イーオン・フラックス』

2008-07-18 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『イーオン・フラックス』

製作国 : アメリカ 2005年
配給 : ギャガ・コミュニケーションズ
キャスト:シャーリーズ・セロン、マートン・ソーカス、
     ジョニー・リー・ミラー、ソフィー・オコネドー、
     フランシス・マクドーマンド

人類の命運と自らの存在意義を賭けて立ち上がる、
美しき女戦士の活躍を描く近未来SFアクション。

皆さんは漫画を読みますか?私は好きです。
先日携帯ショップに充電に行った時、
時間が終っても”クローバー”を読んでいてヒンシュクでした・・・。

さて今回は、何?デルモ(モデル)出身は見せたいわけ?って作品です。
ウイルスにより人類の98%が死滅した西暦2015年。
人類は科学者の圧政に怯えながら暮らしていた。
政府主要人物の暗殺を企てる反政府組織に身を置いている主人公は、
妹が政府によって殺されたことにより激しい憎悪を募らせていた……。
さて主人公はどう出るのか・・・!

あのシャーリーズ・セロンがアカデミーを取った後に、
コミックが原作の作品に出ると言う事でかなり興味を持っていました。
・・・しかし、初めから見る気が無くなりました(笑)
どーも私は近未来ものってのに弱く、多分近未来ものの始め15分くらいって、
大概どーしてこの世界になったのか、ってあらすじ解説タイムなんですよね~。
そこで一気にわざとこ難しく設定したストーリーを語られると、
一気に萎えるわけですよ。
その点、『ウルトラ・バイオレット』や『ブレイド』は、
初めからド派手なアクションでしょ?惹きつけられるよね~。
やっぱり出だしと終わりの15分、って大事よ(笑)

確かこの作品の宣伝ってシャーリーズ・セロンが這ってる場面でしたよね?
気持ち悪いよね~。実際見ても気持ち悪い。
彼女はバレエをしていたので身体は柔らかいらしいですが、
あれはもちろんCGでしょうね?
バレエやってる人って綺麗な身体だよね。米倉諒子とか。
健康美を見せ付けるべく、ドキっとする様なシーンが何故かあります。

『ホテル・ルワンダ』でアカデミーにノミネートされたソフィー・オコネドーが、
同僚(?)の改造人間役を好演(?)している。
足が手に改造済み。それって便利なのかな~。
敵地に乗り込む時、芝が凶器になる設定で見ていて痛かった(笑)

所々にジャパニズムを取り入れているが、
ラストも在り来たりだし、
ストーリーは平凡。ヒーローものって必ずどっちかだよね。
自分の中のヒーローものアイテムを増やしたいなら見とく?




映画 『ザ・ビーチ』

2008-07-17 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『ザ・ビーチ』。

キャスト:レオナルド・ディカプリオ、ティルダ・スウィントン、ヴィルジニー・ルドワイヤン、
      ギヨーム・カネ、 ロバート・カーライル

現代の若者の倦怠と狂気を美しいリゾート地を舞台に描いたサスペンス・ロマン。
アレックス・ガーランドの同名ベストセラー小説の映画化。

皆さんはふと逃避行をしたくなりますか?
私はいつもその事ばかり考えてますね~。
あるブログで都合のいい事ばかりをしていると、
最終的に人間は「ごろ寝の生活」に行き着くのだそうです・・・。

さて今回は、クセのある役、好きですよね?って作品です。
刺激を求めてバンコクへ旅立った主人公。
そこで秘密の孤島「ザ・ビーチ」の伝説を聞く。
自殺した隣室の旅人から地図をゲットした主人公は一路ビーチへ。
地図にある島に到達すると20人ほどの若者が暮らす楽園。
快適に過ごしていたはずが、一転して危険地帯へ。
さて主人公たちは無事に”ビーチ”から逃げ出せるのか?

夢物語ですな。
この作品は何回見てもビーチの綺麗さだけが印象に残る。
そうそう他には魅力を感じないんですよね~。
役者もレオ様以外はなんかパッとしないし、
ストーリー展開もいまいちだし、
結末も「あ、そう。」ってオチだし。
何でレオ様は1年の休業のあとこの脚本を選んだんだろう?
(してなんで彼はいつまでも”レオ様”呼ばわり?)
『ギルバート・グレイプ』や、『バスケットボール・ダイアリーズ』や、
『ディパーテッド』や、もちろん『タイタニック』なんて、
いい映画に沢山出てるのに。

監督は『普通じゃない』あのダニー・ボイル。
あの人の作品、多分も少ししたら好きになれるかも(笑)
宣伝効果ととっかかりまではいんだよね~(笑)
音楽も印象に残る曲がある。が、サントラを聞いてから購入すべし。

何故かしら、いつも賞に縁遠いレオ様の、
今後を祈りつつ見てみよう!!


映画 『リトルダンサー』

2008-07-11 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『リトルダンサー』。

製作国 : イギリス 2000年
配給 : 日本ヘラルド映画

キャスト:ジェイミー・ベル、ジュリー・ウォルターズ、ゲイリー・ルイス、ジェイミー・ドラヴェン、
     ジーン・ヘイウッド

バレエ・ダンサー志願の少年の成長を描く感動作。

皆さんは踊りは好きですか?唐突でしたか?(笑)
私は大好きですね~。よくクラブへ踊りに行きました。
中でもドラッグクウィーン祭りが断トツで楽しかったです!

さて今回は、人って楽しいと飛び跳ねるよね、って作品です。
ストライキに揺れるイングランド北部の炭坑町に暮らしている11歳の主人公。
ボクシング教室に通っているが今一つ乗り気じゃない。
そんな時、バレエ教室に惹かれ女子に混じって練習し夢中になっていく。
上達する主人公を先生はロンドンの名門、ロイヤル・バレエ学校に推薦する。
しかし費用が無いのと、父親の理解が無い。
さて、彼はバレエ学校をチャレンジするのか・・・!

ブリティッシュ映画って炭鉱絡みが多いですよね。そして比較的暗い・・・。
アイデアはとてもいいと思うし、よくまとまっているが面白みに欠ける。
最近の作品はビジュアル的にもストーリー展開も面白くなってきましたけどね。

この作品は、一言で言うと”元気になれる”作品ですね~。
しょっぱなから万華鏡みたいにきらびやかで楽しい雰囲気になれる。
主人公を演じたジェイミー・ベルの強い思いを示す表情がいい。
それにバレエものだけあってダンスで意思表示をする場面も印象的。
彼の踊りは見ていてちょっと滑稽に思うけど、
かえって伝わってくる。

俳優さんたちの演技は殆どが無表情に近い。ブリティッシュ映画らしい。
そんな中、先生の娘だけが何故か作品に全くそぐわない、
エロい話を主人公に持ちかける。
あれはどういう脚色なの?

最近はクマテツでお馴染の熊川哲也がアピールしているので、
バレエも一般人に浸透してきたし、
ダンスものと言ってもお父さんでも受け入れ易いハズ。

来週は3連休。
ガソリンも高くなってきたことだし、
親子で鑑賞するにはオススメです。


映画 『恋する遺伝子』

2008-06-20 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『恋する遺伝子』。

製作国 : アメリカ 2001年
配給 : 20世紀フォックス
キャスト:アシュレー・ジャド 、グレッグ・キニア 、ヒュー・ジャックマン、
     マリサ・トメイ 、 エレン・バーキン

皆さんは恋愛を植物とか、動物とか、
何か例えて自己消化したことがありますか?
私は昔成功した恋愛を紐解く方ですかね~。


さて今回は、あれあれ?どーしたの?、って作品です。
人気トーク番組で働く主人公は新任のプロデューサーと恋におちる。
しかし同棲を始めようとした頃、急に別れ話が。
彼へのあてつけに、プレイボーイで有名な同僚の家に転がり込む。
ある日主人公は、「雄牛は二度と同じ雌牛と交尾しようとせず、
常に新しい雌牛を求める」という新聞記事に衝撃を受け、
動物の研究に打ち込み、親友が注目。コラムを連載することになり、大反響。
そこへ自分の職場であるトーク番組に出演させる話が持ち上がる。
さて彼女のその後は・・・!

らしく、ないですな。
何、ってアシュレー・ジャドが、ですよ。
彼女の良さがまるっきし出てません。余りにも有触れた役でした。
結婚してから気合入れてないのかな?
『サイモン・バーチ 』や『コレクター』の時の様な輝きがありませんでしたな。

同じ事はヒュー・ジャックマンにも言えますよ。
彼は主役級の俳優だし、そこそこの人気もあると思うのに、
なんかパッしない役が多いよね?
私の中では『ソードフィッシュ 』は地味めながらも良かったと思うけど、
人間じゃなかったり(『X-マン』)、
貴族なのに馬に乗ってて気がついたら未来に来ちゃった、
(『ニューヨークの恋人』)みたいな?
ちょっと変わったモノばかりで、今回はやはり凡人だったな。

また今度も恋愛の負け組み女役でマリサ・トメイが。
アカデミー助演女優をゲットする女優なのに何でいつもこう?

先日私の勤務先で、
「夕べはビール飲んで酔っ払って寝ちゃったよ。」って言った人に向かって、
「おい、間違った情報を皆に言ってるぞ。ビールじゃなく、発泡酒だろ?」って、
延々話していたのを聞いてた私は、
「どーでもいーよっ! 静かにしてくれっ!」ってアメリカ人よろしく、
オーバーアクションで心の中で叫びました(ちっさっ!笑)
ストーリーも正直言ってこれと同じ位、牛の事なんかどーでもいー。(笑)
とりあえず最期まで見た感じでした。

タイトルと役者だけで映画は選んじゃいけない時もあるって、
感じてしまった作品でした。


映画 『サンキュー・スモーキング』

2008-06-19 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『サンキュー・スモーキング』。

製作国 : アメリカ 2006年
配給 : 20世紀フォックス映画
キャスト:アーロン・エッカート、マリア・ベロ、キャメロン・ブライト

、 アダム・ブロディ、サム・エリオット、ケイティ・ホームズ

皆さんはタバコを吸いますか?私は全く吸いませんし、嫌いです。
愛煙家の皆さんにとってはストレス発散のアイテムでも、
嫌いな人にとってはストレス要因。出来る事ならマスクをしてたい。
私は家に帰って真っ先にシャワーで髪を洗います。
お互いどちらの気持ちも分かりませんよね~。

さて今回は、意外なはまり役でしたよね~、って作品です。
タバコ研究アカデミー、PRマンの主人公は「情報操作の王」と異名をとる程
巧みな話術で論理をすり替え、タバコ業界のバッシングをかわす。
尊敬しているのは一人息子だけ。
訴訟を未然に防ぎ、反タバコ法案を掲げる上院議員をやり込め、
ハリウッドをも巻き込むあの手この手の戦略を展開するが、
そんな彼の前に思わぬ自体が・・・!

もともと興味はありましたが、いやはや傑作映画でしたね~。
主人公はかなり口が達者。
「タバコは悪くはありません!!」と力をこめて反論するのでは無く、
「勿論、身体に悪いですよ。それが何か?」みたいに軽くかわしていく。
相手がつわもの揃いの専門家達でも、ドクロマークを付けたい政治家でも、
息子の学校でも、賠償問題の相手でも、TVの生番組でも、
上手く相手を交わす。
ある意味芸術。余りも痛快で聞いていて楽しい。
この映画の魅力の一つになっている。

魅力と言えば主人公を演じたのは、
『X-Files』モルダー捜査官を演じたデイヴィッド・ドゥカブニー似で、
マイケル・ダグラスの様な割れた顎を持つ、アーロン・エッカート。
はまってましたね~。
『エリン・ブロコビッチ』や『幸せのレシピ』など最近出演作が多い彼ですが、
どれも借りてきた服を着てます~、みたいに、
イマイチ役をこなせてない感じでしたが、
今回は水を得た魚の様に活き活きしてました。
機関銃の様に喋り、相手をやり込める役なんて、
彼からは想像出来なかったのに。
監督も絶賛していたそうです。

監督は『ゴーストバスターズ』や『ツインズ』の監督・プロデューサーの、
アイヴァン・ライトマンの息子、ジェイソン・ライトマン。
巷で話題の10代妊娠映画、『JUNO/ジュノ』の監督。
2作目でアカデミー賞監督賞にノミネートされるなんて凄腕!
『JUNO/ジュノ』と言えば、今回息子役のキャメロン・ブライトって
『JUNO/ジュノ』の主役のエレン・ペイジに似てない??
『ウルトラヴァイオレット』の時も、
男の子ってよりは中性的な雰囲気だったけど、
今回の登場時も女の子かと思ったよ。
ちなみにエレン・ペイジって『リ・ジェネシス バイオ犯罪捜査班』の
第1シーズンでも主人公の娘役で好演してたよね~。また出ないかな~。

何とかスクープを取りたい女性記者に『ドーソンズクリーク』で流行り、
トム・クルーズ夫人のケイティ・ホームズが。
彼女の濡れ場なんてそうそう無いからどんな展開かと思いきや、
中途半端なベットシーン。
何でもトム・クルーズから物言いが入ったようだ。
束縛男、私はダメ~。(笑)

ガイ・リッチー監督の『スナッチ』や、
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』に似た、
オシャレな構成。アメリカ映画では珍しい。
キレ物の主人公もドジを踏みその後のストーリーが変わって来るなんて、
捻りがあって計算されている。

吸う吸わない、害がある、なし、に関わらず楽しめる作品。
見るか、見ないかは監督が唱えたかった、
”選択の自由”。

映画 『ヘンダーソン夫人の贈り物』

2008-06-18 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『ヘンダーソン夫人の贈り物』。

製作国 : イギリス 2005年
配給 : (株)ディーエイチシー
キャスト:ジュディ・デンチ、ボブ・ホスキンス、ウィル・ヤング、ケリー・ライリー 、
     セルマ・バーロウ、クリストファー・ゲスト

英国で初めて“ヌード・レビュー”を売りにした劇場。
そこで繰り広げられる人間模様をつづった、大人のヒューマン・コメディ。

皆さんは自分が始めてやったんじゃない?って事、ありますか?
私は会社のコピー機を2台続けて壊した事が会社初かもしれませんね~。
ちなみにノート型PCとプリンタも壊しました・・・。

さて今回は、変わってるくらいが個性的、って作品です。
第二次世界大戦前夜、未亡人となった主人公は、
ロンドンのソーホーにある劇場を買い取る。
支配人として雇われたのはやり手のユダヤ人。
彼の提案するノン・ストップ公演が当たり、劇場は連日の盛況に。
しかし周囲の劇場がマネをし出すと客足は減り劇場は危機。
そこで主人公は、”女性のヌード”を見せる案を考え出す。
さて周囲はこの案を受け入れ、劇場は成功するのか・・・!

正直、昔のメロドラマみたいく、親子では見れません、って作品かと思いました。(笑)
確かに要所、要所にボカシが入っていますが、大丈夫。
それに内容も思ったほど過激ではありません。
しかし実話なので、当時の保守的な英国の空気と、
ヌード・レビューの組み合わせを考えると、
やってのけた主人公は周りからのバッシングも大きかったはず。
俗に言う、”じゃじゃ馬”っぽい性格が私の気を惹きつけました。
ましてや演じたのがジュディ・デンチ。
主人公の性格や魅力を演じきり、
この作品で第78回アカデミー賞にノミネートされました。
今回は女性が初の試みをする作品だったので、
全裸姿の体当たり演技で脇役も頑張りました。

また『ダニー・ザ・ドック』で悪徳ボス役をしたボブ・ホスキンスは、
時代を読む切れ者支配人役として好演。
他の俳優人は主役の邪魔にならず、しかも、華があり、
レビューシーンはお見事でした。

さすが舞台物。音楽も衣装もすばらしい。
夫人の贈り物が何か分かると更に共感できるこの作品。
まさに大人の為の娯楽作品。

映画 『世界で一番パパが好き!』

2008-06-17 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『世界で一番パパが好き!』。

製作国 : アメリカ 2004年
配給 : 東芝エンタテインメント
キャスト:ベン・アフレック、ラクエル・カストロ 、リヴ・タイラー 、ジ

ェニファー・ロペス 、
     マット・デイモン 、 ジェイソン・ビッグス

シングルファザーの精神的進歩を描いたアットホームムービー。

皆さんは父の日、何かしましたか?
私は普段気を遣わない父親の為に食事に出掛けたのに、
当の本人はゴルフ中継が気になって時計ばかり見てました。(泣)

さて今回は、およっ?って初めに思っちゃう、って作品です。
マンハッタンで音楽業界のやり手パブリシストとして働く主人公。
最愛の恋人とも結婚し、幸福に満ちあふれていたが、
妻は出産と同時にこの世を去ってしまう。
悲しみに押しつぶされ、仕事で大失態を演じた主人公は故郷へ戻る。
7年後、娘は成長し、仕事復帰を望んでいる主人公にチャンスがやってくるが・・・!

当時噂が耐えなかったベン・アフレックとジェニファー・ロペスが夫婦役に。
そしてちょい役だけどマット・デイモンも参加しているこの作品は、
何でも監督が愛する奥様へのバレンタインのプレゼントに書いた作品らしい。
それだけに安心して家族総出で見れる作品。
勿論、最期はちょっとウルウルになれる。

主人公がドジった事で職場を追われるが、どうしてもその仕事を諦めきれない。
その為か、現状に満足出来ず娘や父親を傷つけてしまう。
みんなの反対を押し切ってチャンスに飛びつくが、
そこである人物に出会い、現実と自分の本心に気付く。
『エリン・ブロコビッチ』などシングルマザー的な話は、
職業に恵まれなくて苦労する、って展開が多く、見慣れたものだけど、
仕事と子育てに悩むシンフルファザーの心理ってのは余りなかったなぁ。
”昔の仕事”もしくは”夢の仕事”が諦められないって気持ち、分かるなぁ。

出演者は名の売れた若手が多い中、ひと際目立っていたが、
娘役のラクエル・カストロ。
この子の演技を見ていると『ローズ・イン・タイドランド』の
ジョデル・フェルランドを思い出すなぁ。上手だった。
リヴ・タイラーは『ジュエルに気をつけろ! 』以降から、
ちょっと色気ムンムン役が多くない?

見終わった後にあったかぁい気持ちになれる作品。
これで奥様のハートをグッと鷲掴みでっせ!

映画 『風の谷のナウシカ』

2008-06-12 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『風の谷のナウシカ』。

製作国 : 日本 1984年
配給 : 東映洋画
声の出演:島本須美 、辻村真人、京田尚子、納谷悟朗 、永井一郎

自然を愛し、虫と語る風の谷の少女が、
たったひとりで未来の地球を酷い争いから救う姿を描く。

皆さんは何かエコな事をしてますか?
エコバックとか、最近流行ですが、
私はよくラップを使うので、もっといいグッズが無いかな~と探してます。

さて今回は、日本のアニメはグレイド高いよね~、って作品です。
言わずと知れたこの作品。先日、日テレで再放送をしてましたね。
子供の頃からホントに好きな作品で、何回も見ているのに飽きない私。
”ナウシカごっこ”をやった方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
「オウム、森へお帰り。」とか、「大丈夫、こわくない。」とか言っちゃってね(笑)
私の好きな台詞は、
「ユパさま~、これ、持っていってくださるぅ~?気流が乱れて上手く飛べないの。」ってトコ。
勇ましさが先行していた前半で、昔からの知り合いの名剣士ユパに会い、
ちょっと甘えてるとこね(笑)変?
それとやっぱババ様の
「その者青き衣をまといて金色の野に降り立つべし。」かな。
そして、虫笛を使う動作もよく皆でマネました。

ブログを書いてるから、って理由もあるかもしれないけど、
今回は音楽に意識が働いた。(ストーリーは何回も見てるし。)
宮崎アニメはやはり音楽でもシーンを盛り立てている無声映画の感覚に似ている気がする。
壮大さや軽快さがシンプルで分かり易い。
作品のオープニング出だしのホルンは勇ましく、始まりを告げるし、
超特急でメーベ移動している時のフルート、ピッコロ、ファゴット、
クラも入ってるのかな?木管楽器とティンパニの掛け合いは、
焦りの中にも何かが起こりそうな予感をさせる。
終盤の「姫姉さま、死んじゃったの?」ってシーンでは、
ストリングス主体で悲壮感を出し、涙を誘う。(曲名がレクイエムだけに。)
このサントラは『天空の城ラピュタ』と同じくらい好きです。

ナウシカの声の島本須美は『ルパン三世 カリオストロの城』でクラリス役もやったよね。
同じ頃なのかなぁ世界名作劇場『小公子セーラ』でセーラの声もやってたよね。
あの番組好きだったなぁ。いいシリーズだったよね?
あの当時は出ずっぱりだった気が。
中盤で出てくる捕虜になっちゃう爺サマの中に今話題の『ヤッターマン』でおなじみの
ボヤッキーの声をやった人も出てくるよね。
昔の声優さん達(いや、今も活躍されてるが、)って特徴があって、
いつもでも印象に残ってる。
今はそこらにいる子らと声が変わらなくってキャラクター的にも声優的にも魅力が無い。

宮崎監督はこの作品を発表した後ジブリスタジオを設立。
世の中的にも監督的も変化のあった作品だ。

テーマソングはイメージキャラクターで選ばれた安田成美。
色々思い出しながら見てください!!!