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Smoke

店の表を通る人を毎日写真で撮るたばこ屋の映画をご存知だろうか?

映画 『マイケル』

2008-05-07 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『マイケル』。

製作国 :アメリカ 1996年
キャスト:ジョン・トラボルタ 、アンディ・マクダウェル 、ウィリアム・ハート 、
     ボブ・ホプキンス、ロバート・パストレッリ、ジーン・ステイプルトン 、
    テリー・ガー

奇妙な天使マイケルと新聞記者らの奇想天外ファンタスティック・コメディ。

皆さん、アロハ。楽しいGWだったでしょうか?
私は駆け足に過ぎ去ったGWでしたね~。

さて今回は、やっぱ踊るのね、って作品です。
なかなかスクープをものに出来ない新聞記者の2人。
そこに彼らの記事にファンレターを送ってきた老婆から、
「私の家には半年前から天使が居るから見に来てくれ」と追記があった。
大スクープをゲットして所長をギャフンと言わせたい彼らは、
新人を連れて行ってみると何ともやる気の無い天使風貌の男がいた。
キテレツな彼だが、行動を共にしてみると奇妙な出来事が次々起こる!!

何年か前に見た時は楽しかった気がしたので再度見てみたが、
何とも間延びしている感じで中盤から飽き飽きしてしまった。
自分が年だけ取り、子供の感情が無くなったのか、
最近の作品の出来がいいのか、分からないが、つまらなく感じた。

発想はいいと思うんだよね。
かなりエライ天使のクセに見た目がミョーっての。
また天国らしからぬ行動だし。
テンポが無いのかな~。

それにやっぱりこの作品でもジョン・トラボルタは踊っちゃうんだよね~。
意外と気にしながら彼の作品を見てみると、
「彼が案を出したんじゃない?」って位、踊ってる(笑)

1990年代はアンディ・マクダウェルが出演している作品を多かった気がしたけど、
メグ・ライアンと共に彼女らは最近何をしているかな?

ウェブ上では好印象のこの作品。
GW疲れが出てくる今週末に見てみては?


映画 『 マイ・ブルーベリー・ナイツ』

2008-04-24 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『 マイ・ブルーベリー・ナイツ』。

製作国 : フランス=香港 2007年
配給 : アスミック・エース エンタテインメント
キャスト:ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウ、デイヴィッド・ストラザーン、レイチェル・ワイズ
     ナタリー・ポートマン

『2046』などで知られる香港の名匠ウォン・カーウァイが、 
アメリカを舞台に描くロードムービー仕立てのラブストーリー。

皆さんは行きつけのお店がありあますか?
私はオシャレなカフェとか、雑貨屋とか、温泉宿とか、
行きつけの場を作りたいのですが、
居酒屋とか、町営銭湯とかしか・・・。オヤジですか?

さて今回は、確かに女性同士で見に行ったほうが、って作品です。
彼が他の女に走ったことを行きつけのカフェのオーナーから聞かされた主人公。
頭にきた彼女は彼にサヨナラを言い、部屋の鍵をカフェに置いて行く。
きっと彼が追いかけてくると考えていた主人公は、
いつまで経ったも持ち帰られない鍵の存在にイラつく。
そしてカフェに立ち寄るうちにオーナーと親しくなるが、
主人公は不意に旅に出てしまう。そこで数々の経験をしていくが、
さて彼女のその後の運命は・・・?

新作を見る時、その作品の情報を少しは収集して見に行くのですが、
私の参考にしている批評家たちは30点、40点と低かった。
彼らの主張も散々な部分があった。
それにこの手の作品は映画館では見ない主義の私も、
家族に説得され期待薄で見に行った。米初進出ってのも魅力だったし。
久しぶりの映画館だったのが良かったのか、私的には意外にも良かった。

出だしはウォン・カーウァイ独特のアングルと撮影方法だと思った。
いつもタックを組んでるクリストファー・ドイルが今回も撮影かと思ったら、
この作品は違うんですね~。でも雰囲気は残ってる。
大画面で見ると酔いますね(笑)
ストーリーも演出もウォン・カーウァイ。
カフェのシーンのやり取りは、
意味有り気でいて、くどかった。考えてしまうが、寝てしまいそうだった。
「やっぱ評判通りなのかなぁ・・」と感じていたところ、主人公が旅に出た。
そこからちょっとイメージが変わったかな。
行く先々で他人の事情に巻き込まれる主人公。
メンフィスが舞台の2人は酒に溺れるが、
女が言った「お酒の味じゃないの。」この言葉、分かる。分かってしまう私がいる(笑)
ベガス近郊でのギャンブラー嬢の素直に慣れない勝気な部分も分かる。
また主人公の女性が失恋に絶望し、自信が無く次のステップに進めないのも分かる。

初めはクラクラしたが、撮影も良かった。
文字が書かれてるガラス越しからのアングル、
色が沢山あるが程よく暗いカフェの店内、
キャストを色々な角度から撮影している。
店内の防犯カメラまで利用するとは映像好きだね。
それ以上に中盤からの旅先のロケーションが良かった。
ラストのキスシーンはロマンチックだが、
その後のブルーベリーパイとアイスの映像は、
ちょっと生々しかったと思うのはのは私だけ?
2回あるキスシーンにはそれぞれ意味がある。

音楽は勿論ノラの曲を軸にスローテンポのJAZZYなもの。
サントラ、チェックしたいね。
ノラは意外にも役を演じてた。自然体だったし、下手な日本の役者より上手かった。
ちなみに彼女の嫌いなパイは”ブルーベリーパイ”。
他のキャストだって負けてない。
カフェのオーナー役はイギリスの産んだ平成の伊達男、ジュード・ロウ。
ボサボサでもイケてるよね~。本物のイイ男ってこれなんだわ~。
彼が食べればホールのマロンパイもオシャレな小物に見える(笑)
いい味出してたのが、『L.A.コンフィデンシャル 』や『メンフィス・ベル 』に出た、
デイヴィッド・ストラザーン。存在感があった。
後半戦に出てきたナタリー・ポートマン。彼女、年取ったね!
でもいい女優になった。彼女が出ただけで本物の映画に見えた。
レイチェル・ワイズはお久しぶり!って気になった。俳優も旬があるのね。

最後、主人公が持っていた”ヴィトン ”のバック。
昼も夜も働いていた主人公にしては不自然だなぁと思ったら、協賛してたのね(笑)

確かに男性には向かない作品。
甘い時間を一緒に過ごしたくてもデートにはオススメ出来ない。
でも音楽も映像も役者も最高だから、
ビデオクリップとして流すにはいいかも。
ラストシーンがポスターになってるので、
その画像だけで判断しないように。


映画 『バス男 』

2008-04-23 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『バス男 』。

配給:20世紀FOX アメリカ
キャスト:ジョン・ヘダー、ジョン・グリース、アーロン・ルーエル、エフレン・ラミレッツ
     ディードリック・ベーダー、ティナ・マジョリーノ、サンディ・マーティン

製作費わずか400万円ほどの超インディーズ作品ながら、
全米で大ヒットを記録した脱力系学園コメディ。

皆さんはどんな風に1日を、いや、人生を過ごしたいですが?
出来れば私はのほほ~んと過ごしたいですね~。
縁側でのんびり茶をすするような。いいね~。

さて今回は、こんな人、高校生だけじゃないよね~、って作品です。
アイダホのド田舎に住んでいる冴えない高校生ナポレオン・ダイナマイト。
独特の雰囲気を持つ彼の周りもまたクセのあるキャラ。
そんな日陰の存在の彼らが変化が・・・!

ゆるいんですよ~。ゆるゆるですよ~。
それで飽きがこないんですよ。
むしろ「・・・フッ。(笑)」って、見続けちゃうんです(笑)
おバカ映画は数ありますが、
『Mr. ビーン』も『オースティン・パワーズ』シリーズも、『ドッジボール』も、
私にしてみれば余りにもアメリカンジョーク過ぎて今一つ笑いのツボが分からないケド、
この作品はツボがピッタリだったね~!!
主人公は四六時中、口がポカーンだし、
動きもナヨナヨしてるし、喋りも案の定スローだし、
でも行動が読めない。これが笑っちゃうんだよね~!

日曜深夜にやっている”SHOWBIZ COUNTDOWN ”で、
上位を独走している時、「何でこんなのが人気あるの?アメリカ人、わかんねー。」って

思ってました。
監督が学生時代に撮影した短編映画『Peluca』を基にミニシアター系で地味に上映。
口コミで噂が広まり全米で大ヒット。
日本では未公開ながら根強い人気。
原題は『ナポレオン・ダイナマイト』だが、ネットで調べると
『バス男』の邦題は当時人気のあった『電車男』引っ掛けてるらしい。安易だ。

主人公のジョン・ヘダーはこの作品の前進『Peluca』でデビュー。
なんとあの風貌で(スマン)娘がいる。
最近では『俺たちフィギュアスケーター』で、
男子フィギュアスケート選手が、男同士でペアを組む作品に出演している。
また見た目が全然違うし、こちらも見てみたい。

また音楽も一昔前のホームムービーみたいな曲が掛かるし、
笑い所が盛りだくさんの作品。

疲れきった身体を癒せるGWはもう目の前!
そんな身体にゆるい映画はいかがですか?

映画 『ママの遺したラヴソング』

2008-04-18 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『ママの遺したラヴソング 』。

製作国 : アメリカ 2004年
配給 : アスミック・エース エンタテインメント
キャスト:スカーレット・ヨハンソン、ジョン・トラヴォルタ、デボラ・カーラ・アンガー

母親の死を機に故郷に帰って来た少女と、心に傷を抱えた元文学部教授の、
心の触れ合いを描いたヒューマンドラマ。

皆さんは信じられる人っていますか?
ここ数年の私は裏切られる事やいい様に利用される事が多く、
人を疑ってかかる傾向です。よく無いですよね~。

さて今回は、その頭でいいのかね?って作品です。
フロリダで怠惰な生活を送る主人公に、長年会っていなかった母の訃報が届く。
ニューオーリンズの生家に帰った彼女を待っていたのは見知らぬ二人の男。
古ぼけた一軒家で、嫌々ながらの同居生活が始まる。

スカーレット・ヨハンソンって食わず嫌いでした。
・・・が、『理想の女』で印象が変わった女優さんです。
この作品より後の作品を多く見ているので、
今回の彼女の高校生をドロップアウトした、って設定が受け入れずらかった。
しかし、さすが数々の女優賞に名が挙がるだけあり、
見続けていくと彼女が徐々に放つ輝きが際立つ。
他の俳優がくすんでいく。
ジョン・トラヴォルタなんか髪を染めて南部訛りまでして頑張ったけど薄かった。
もっと灰汁の強い俳優じゃないと彼女、食っちゃうね。

だからと言ってジョン・トラヴォルタだって負けてない。踊りが(笑)
何か、かわいそうだよね~。『サタデーナイト・フィーバー』のイメージが強いから、
”ジョン・トラヴォルタ”=”ダンス”にどうしてもなっちゃうよね。
また彼の存在を薄くする要因の一つが、
もう一人の同居人役を演じたガブリエル・マクト。
彼もいい俳優さんだね~。『SEX and the CITY 』でサマンサの恋人役にも出演してた。

この作品は俳優もさることながら、ロケーションがいい。
ニューオーリンズの街が音楽と酒と色彩を上手く調和させ、
落ち着いた大人の雰囲気にしている。
”ハリケーン・カトリーナ”以前に撮影しただろうが、
あの街並み、私も観光した素敵な場所だ。どこを取っても絵になる。

音楽はタイトルに”ラグソング”とあるがイマイチ。残念。
ストーリーや構成も在り来たりになりそうなテーマだが、
この作品は上品なシルクの様だ。

期待してなかっただけに、予想以上の仕上がりに満足した。
静かな大人の作品だ。
オススメの一品です。

映画 『ブレイブ ワン 』

2008-04-17 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『ブレイブ ワン 』。

製作国 : アメリカ=オーストラリア 2007年
配給 : ワーナー・ブラザース映画
キャスト:ジョディ・フォスター、テレンス・ハワード、ナビーン・アンドリュース
     ニッキー・カット、メアリー・スティーン・バージェン

婚約者との幸せな未来を夢見ていたヒロインが、
暴漢に襲われて婚約者を亡くしたのを機に、
悪に制裁を加える“処刑人”と化すサスペンス・スリラー。

皆さんは危険な目にあった事がありますか?
私はどちらかというと危険な目にあわせる方ですね~。
交通事故とか・・・。

さて今回は、こういう設定、好きですよね?って作品です。
ラジオ・パーソナリティーの主人公がが婚約者と散歩中に暴漢に襲われ、
重傷を負い意識不明に。
目覚めた彼女に待ち受けていたのは婚約者は死亡。
悲嘆と憤慨にくれた彼女は復讐を誓う。さて・・・!

まず、ジョディ・フォスターって今何歳?やけに若作りしてる。
それにあの落ち着いた雰囲気がラジオ・パーソナリティーって雰囲気って感じじゃない。
設定にムリがある気がする。
しかも復帰してからの番組はかなり暗い。
私なら気持ちが滅入るし、聴くのを躊躇しちゃう。
気持ちが分からなくものないが、ストーリーはそこそこかなぁ~。
この手の犯罪って何処に行っても無くならないのね。
最近の日本は特に多くなってきた気がする。
若者のはけ口が違う方向に向けられる様な社会になるといいよね。

途中までは他の作品とは変わらないな。
終盤戦テレンス・ハワードの演技が良かった。
ストーリーも良くまとまって盛り上がっている。
テレンス・ハワードはこういったカチっとした役の方が合うね。

ガソリン税やら年金・保険と、優柔不断のわが国のお役人さん、
そんなのさっさと終らせていい国作ってよ。




映画 『幸せのちから』

2008-04-16 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『幸せのちから 』。

製作国 : アメリカ 2006年
配給 : ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
キャスト:ウィル・スミス 、 ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス 、
     タンディ・ニュートン 、 ブライアン・ハウ

ホームレスから億万長者となり、アメリカンドリームを実現させた実在の人物、
クリス・ガードナーの半生を基に描いた感動作。

皆さんは裕福ですか?私は貧乏です。
この間まで”ボンビー男”というドラマがありましたが、
実際にはお金の無い生活であんなにいい人になってはいられません。
私なんて昼は毎食お弁当ですよ。
あ~久しぶりにマックが食べたい・・・・。

さて今回は、♪パパ~の手はぁ魔法の手ぇ~何でも出来ちゃう不思議な手ぇ~♪、って作品です。
医療機器のセールスマンの主人公は、売れない機械を下げ日夜走り回る。
しかし収入はゼロ。
そんなんだから妻も出て行ってしまう。
お金が全く無い主人公はトレーダーの研修生に志願するも、無給。
半年後、正社員に昇格するのはたった一人だけ。
そんな彼は息子の為に奮闘する。
無一文の彼らに未来はあるのか・・・!

クリス・ガードナーさんはアメリカではかなり有名らしいです。
同じ状況の『エリン・ブロコビッチ』はロマンスとかも入っていたし、
キャラも姉御的だったので軽い印象でしたが、
この作品は軽さこそ感じませんでしたが、単調だった気が。
確かにいい作品でしたけどね。
実際よりは娯楽用に受け入れられ易く作られているでしょうが、
本人は大変だったんだろうな~、というのは汲み取れました。
毎日の寝床を確保したり、
昼、無給で働き、空き時間は機械を売る。
生活の糧の機械が故障すれば骨身を削って(ホントに!)やりくりし修理する。
売れれば1週間は持つが、売れなければ悲惨な毎日。
それも全て息子との生活の為。
そして頑張り屋さんを神様は見捨てなかった!

主人公役はウィル・スミス。
『バット・ボーイズ』にも出演していたから体力のある役者だとは思いますが、
とにかく走って、走って、走りまくる!痩せただろうね~。
事故るシーンはスタントだったのでしょうか?かなり痛そうでした(笑)
息子役がウィル・スミスの本当の息子という事で話題になりましたが、
2人の場面は私的には物足りない。
でも本当の親子って舞台の上の演技の様な生活ではないですもんね(笑)
自然でした。
妻役は『M:I2』にも出演していたタンディ・ニュートン。
あの出演はニコール・キッドマンの推薦なんですね~。へ~。
『ER』にも出演してましたね。ちょっと痩せすぎじゃない?

そつなくまとめ上げた作品。
お父さんと、息子さんで見て欲しい。



映画 『イカとクジラ 』

2008-04-15 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『イカとクジラ 』。

製作国 : アメリカ 2005年
配給 : ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
キャスト:ジェフ・ダニエルズ、ローラ・リニー 、ジェフ・アイゼンバーグ、
    オーウェン・クライン、ウィリアム・ボールドウィン、アンナ・パキン

NYの高級住宅地。そこに住むことをステイタスとするインテリ夫婦と、
息子たちの悲しくて可笑しい家族の物語。

皆さんはストレスによって増えた事ってありますか?
もちろん私は酒の量が増えましたが、
それにも増して食べる量が半端なく増えました。
あ、あと甘いものの摂取量ね。
お陰様で体重も増量中・・・・。

さて今回は、思春期ですなぁ、って作品です。
妻が脚光を浴びてきたのに対して、ダンナは既に過去の人の作家夫婦。
彼らには2人の息子がいる。
スランプのダンナは過去の栄光によってプライドが高く妻を認める事が出来ず、
そんな妻も男のプライドを上手く分かってあげる事が出来ない。
そして2人は離婚する事になるが、息子らは受け入れる事が難しく、
父を崇拝する長男、ママっ子の次男、と、家族は分裂してしまう。
この家族の行く末は・・・?

まず、タイトルが意味不明。
今流行の海モノドキュメンタリーでも無いし、
動物愛護でも、アニメでも無い。見てても何も絡んでこない。
「アメリカじゃあ、一般的な会話か、何か?」ってずっと思ってた。
そしたら、最後の最後にこのキーワードが出てきて納得。(しかもかなりアバウトに。)

正直、私のような凡人には1度見ただけでは理解出来ない。
というか、余りにもストレートな表現で、
ホントは捻りがあるんじゃない?って疑う。(これ私の癖)
人間の感情がストレートに出過ぎ。
かつての名声に態度がでかいダンナ。
ストレスから浮気(遊び?)に走った妻。
周りに認められたくてホラ吹く長男。
かわいい末っ子かと思いきや、性に興味深々というか大人の世界に執着してる次男。
ダンナが話をする度にカチカチきちゃう。私もダメねぇ。(笑)

少々理解出来ない行動を起こす家族だが、
多分、アメリカでは意外と見られる離婚風景なのかもしれない。
だから、という訳では無いだろうが、
この年のあらゆる映画祭でノミネートや受賞されている。
ちょっとブラックユーモアー的なとこが受けたのかな?

アブない次男役を好演したオーウェン・クラインは、
父がケビン・クライン、母はフィービー・ケイツ。堂々としたものだ。
最近流行の女優ローラ・リニーが出演しているので見てみたが、
まさかアンナ・パキンが出演しているとは。
しかも誘惑する女子学生役。路線をこっち方向にしてくるのかな?
まるでクリスティーナ・リッチみたいだね。
子役から小悪魔。行く末は気ぐるみだね。

最後は意外や意外の結末。
日本の評論家達も大絶賛のこの作品。
家庭崩壊する前に見とけば?



映画 『フランシスコの2人の息子』

2008-04-14 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『フランシスコの2人の息子』。

製作国 : ブラジル 2005年
配給 : ギャガ・コミュニケーションズ
キャスト:アンジェロ・アントニオ 、 ジラ・パエス 、 ダブリオ・モレイラ

ブラジルの国民的スーパースター、ゼゼ・ジ・カマルゴ&ルシアーノとその家族をモデルに、
数々の挫折を乗り越えながら成長していく息子たちと父親の絆を描き出す。

皆さん音楽はお好きですか?私は好きです。
ハードなモノ以外なら何でも聞きます。
ラジオ番組の”Switch!”と”Adult Oriented Radio”はよく聞きます。
自分では探せないハッピーな曲がかかりお勧めです。
これを聞きながらのヨガはご機嫌ちゃんになれるから。

さて今回は、父の愛は偉大です、って作品です。
貧乏家庭のパパ、フランシスコは音楽に興味を持った息子に、
自分の息子たちに同じ思いをさせたくない、と音楽の道を託す。
そのために家の穀物を全部売ったり、
広場で演奏している人に教えを請うたりする。
上達した息子たちはお金の為に路上ライブをすると、
一人のエージェントの目に留まり、家族から離れて演奏行脚に出る事に。
さて息子たちの運命は・・・!

待ってました!の作品でした。
予告で見てからいつか見たいと思い続けた作品。
実在するブラジルの兄弟デュオ、”ゼゼ・ジ・カマルゴ&ルシアーノ”と、
彼らを支え続けた父、フランシスコの話だ。
冒頭で「父の言うことは正しかった。」とナレーションが入る。
父、フランシスコは息子たちが小作農として貧困な生活を送る事を案じ、
音楽の世界に進ませる。
何のツテも無い貧乏一家にとっては茨の道だ。
オンチの息子をハーモニカで教育し、
地代も払え無いのに収入源の穀物を一切合財売り楽器を購入。
村人には頭がおかしくなった、と言われる。

上手くいくかの様に見えた状況から二転三転あるこの家族。
とても悲しく辛い出来事も沢山ある。
監督が映画撮るの初だからか、あえてそうしたのか、
一つ一つの出来事が暗く、壮絶な雰囲気はあまり感じない。
しかしセットからすると相当なモンだったんじゃないかな?

父、フランシスコは自分に出来る全ての事を息子にした。
幼少時代だけでなく、息子らが大人になっても。
奥さんはかなり理解があり、子供たちの身を一番案じてた。
また子供らもそんな両親を愛している。
特にアルバムの発売が決まらない時に新曲をラジオ局へ持ち込むシーンが印象的だ。
父の努力が実を結び、兄弟デュオは2200万枚を超える売上になった。
息子たちは国民的音楽家になったのだ。

幼少時代の子役は地元の素人を採用。
兄のミロズマル役ダブリオ・モレイラは色気があるし、演技力もある。
主人公同様、全く引けなかったアコーディオンを20日でマスターしたらしい。
大きくなったら世界に羽ばたいて欲しいね~。
父役のアンジェロ・アントニオも好感が持てる。

音楽は勿論”ゼゼ・ジ・カマルゴ&ルシアーノ”。
伸びやかな声のまさにブラジル音楽だ。日本でサントラ出てるかな?
始めは”ゼゼ・ジ・カマルゴ&ルシアーノ”の宣伝的な映画を依頼されたそうだ。
監督は断ったが、父、フランシスコと話をするうち感銘を受け、
真実の物語を取りたいと製作したらしい。
家族はもとより、当時の近所の人達までリサーチ。
特に母のエレーナとよく話をしたそうだ。
またキャスト達には4ヶ月間現地で生活もしてもらった。
確かに映像は現地人的な雰囲気が出てたなぁ。

作品の最後に”ゼゼ・ヂ・カマルゴ&ルシアーノ”のサンパウロ公演が流れる。
相当数の観客の前で仲良く兄弟が歌い、
突然の両親登場に兄弟が驚き、歌を忘れ、感極まる模様だ。
すばらしい。

事件の重みが今ひとつだったのが残念だが、
全体的にかなり好印象の作品。
これからの大型連休で家族で見てもいいと思うな。
かなりオススメでっせ。


映画 『パーフェクト・ストレンジャー』

2008-04-09 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『パーフェクト・ストレンジャー』。

製作国 : アメリカ 2007年
配給 : ウォルト ディズニー スタジオ モーション ピクチャーズ ジャパン
キャスト:ハル・ベリー、ブルース・ウィリス、ジョヴァンニ・リビシ、 ゲーリー・ドゥーダン

元新聞記者が大スクープを得る為に行動をするサスペンス映画。

皆さんはケーキのイチゴはいつ食べますか?
私は小さい頃は最後でしたが、最近は始めですかね~。
大人になるとワクワク感が減りますよね・・・・。

さて今回は、やっぱディズニーだから甘いのかしら?って作品です。
議員のスクープを握りつぶされて会社を辞めた主人公は、
偶然であった幼馴染からの情報で大スクープを取ろうと、
独自の潜入捜査を始めるが、さて・・・?

まずね~、ハル・ベリーの良さが全然発揮されてない。
なんか、こ~、違う!
キレが無いのかなぁ・・・。
それにブルース・ウィリスも違う!変!
たまたま見ただけだから良かったケド(いいのか?)
”ラスト7分11秒 ―あなたは≪絶対≫騙される .... ”のふれこみで期待して見た人は、
残念だっただろうね。
ありきたりのストーリーだった。

興味が出たのは、
潜入する為の情報や資料の改ざんなどする時に元同僚がハッキングするところ。
そこはなかなかだったが、
米ドラマ『クリミナルマインド』のガルシアの方がよっぽどいい仕事してる(笑)
それと『CSI』のゲーリー・ドゥーダン が主人公の恋人役で出演しているとこ。
映画で彼を見たのはこれが始めてだからちょっと興奮した(笑)

それでもハル・ベリーの色々な役にチャレンジする精神って好きだ。
ハル・ベリー、万歳。
・・・今回はこんなオチでいいでしょうか?久しぶりなのに・・・。
今後、キバります。

映画 『ローグ アサシン』

2008-04-01 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『ローグ アサシン』。

製作国 : アメリカ 2007年
配給 : アスミック・エース エンタテインメント、東映
キャスト:ジェット・リー、ジェイソン・ステイサム、ジョン・ローン、 デヴォン青木、
    ルイス・ガスマン、石橋凌

アメリカで暗躍するアジア系裏社会組織に雇われた殺し屋とFBI捜査官の、
壮絶な闘いを繰り広げるサスペンス・アクション。

皆さんは人間違えをしますか?
私はよくしますね。
2人の名前を合体させて読んじゃったりね(笑)

さて今回は、もうそろそろ路線変えない?って作品です。
FBI捜査官コンビの片割れが一家惨殺されてしまう。復讐を誓う捜査官。
3年後、中国マフィアとヤクザの抗争に暗殺者が姿を現した。
さて敵討ちは出来るのか・・・!

もうね~、ジェット・リーのこういったパターンは見飽きた(笑)
「今回は違うもの見せてくれるだろう。」と思って期待するんだけど、ダメだね~(笑)
それに彼はどうも真面目な印象だから雰囲気が似てきちゃう。
作品のイメージに変化を付ける相手役や脇役を使わないと。
今回はシリアス過ぎた。
ジェイソン・ステイサムは前年に撮った『カオス』と内容が似ていて、
やはり2番煎じの印象だった。

ヤクザとの抗争ということで日本人の役者が出演していた。
石橋凌を起用するところなんかイイじゃん!と思ったけど、
ヤクザシーンになると音声が小さくなる感じで雰囲気が変わってしまう。
カンフー混じりの殺陣も本格的にやった本人のインタビューを見たが、
「アジア系は十把一絡げで原寸大の日本人を演じ切れているかといえば疑問です。
 僕は本当の日本を伝えたいですね。」
いいぞ!石橋凌!
また、ケインコスギも出演。
『DOA/デッド・オア・アライブ』に続きデヴォン青木と競演しているが、
今回は余りにもすぐ退散していた。ケイン、頑張れ!

作品自体はコンパクトにまとまっている。
日本版主題歌にKREVAの曲が起用されている事で注目になった作品。
無難な作品をみたいならいんじゃない?