HAZAMAN'S WORLD WEBLOG

自分が描く絵のことや、日々の暮らしの中でふと気付いたことなど・・・・

佐川美術館

2009年08月16日 | Weblog
以前からあるということだけは知っていて、車で前を通ったこともあったのですが、今回初めて訪問しました。

企業が作った美術館というと、確かに日本でもサントリーや出光など、何度か行ったことがあるのですが、不思議と、この美術館だけはなかなか訪れる機会もなく、やっとの訪問で、もっと早く行っておきたかったなと残念でなりません。

この美術館は本当にすばらしいです。建物の周囲がすべて人口の池で囲まれていて、通路や休憩できるスペースのほとんどが大きなガラス張りになっていて、池にたつ漣を眺めながら、のんびりとすごす事ができます。

さまざまな建築関係の賞を獲ったという楽焼を収めた建物も、荘厳という言葉がふさわしい、すばらしい造りです。

一日経って気づいたのですが、佐川美術館を訪れて感じていた雰囲気が、ちょうどヨーロッパで訪れた教会や、様々な寺社仏閣が持つ雰囲気に近いなということです。

先日紹介した木下長宏さんの『美を生きるための26章』にも、近代以降、人々は教会の代わりに美術館に訪れるようになったとありましたが、本当にそうだなと思いました。

別に何を信じているわけではないのだけれど、時々、自分のよりどころになるものを求める気持ちが沸き起こるということだと思います。


さて、今日の画像の作品ですが、「モコモコ」です。

サイズや画材は前回紹介したものと同様です。

この作品は、医療関係のお仕事をなさっている方にコレクションしていただきました。なにかのお役に立てれば幸いです。

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