江別から笑顔を発信! 林かづきの活動日記

私たちが住む江別のことや、毎日のこと、感じ考えることをわかりやすい言葉で綴ります。

片山前鳥取県知事のお話から 3回目

2008-04-07 | Weblog
<2>道路特定財源について
フォーラム in 札幌時計台での講演内容と
2008年2月17日北海道新聞記事を参考に
まとめてみました。

■地方自治
・地方自治を実践するには、財源は縛られない方がいい。
・地方自治の根幹は、最後にツケを払わされる人にまず聴く。
・自分たちのことは自分たちの意思で決める。
・誰によって地域は規律化されるのか。

道路特定財源か一般財源か
・道路特定財源というのは、道路のために【優先的に】使うお金。
・自動車が数少ない、自動車が貴重な時代に作られた制度。
※ちなみに揮発油税法は、昭和32年制定(脚注/編集者)
国土交通省道路局ホームページより
道路の整備とその安定的な財源の確保のために創設されたものであり、
受益者負担の考え方に基づき、自動車利用者の方々に利用に応じて
道路整備のための財源を負担していただいている制度。
・かつては【一部】の人のための税だった。
・では、今ではどうか。車社会になり、
一家に一台二台とマイカーを持つ時代。
・車に乗らない人でも、毎日、車で流通されたものを食べている。
・【大衆税】になっていないか

○道路特定財源は、【お年寄り優先席】のようなもの。
・道路が必要だと声を大にする人たちが多い。
・弱い人のため、声の小さな人たちのために政治はある。
→【教育】【福祉】などは後回し。

結論)わざわざ【特定】財源にする必要はない。
・【一般】財源にして、使途を自由にして、使えばいい。
・自治体によって、教育や福祉に回したい地域もある、
どうしても道路がほしい地域もある。
【一般化】して自治体によって優先順位を決めればいい。

暫定税率を上げるか下げるか
・自治体財政状況を考えると、暫定税率は高いまま維持、という意見がある。
・暫定税率は、誰が支払っているのか。
→車を多く利用しているのは、地方の人たち。
マイカーを一台二台と持っている世帯。
→共働きをするために、仕方なくマイカー通勤している世帯。
・自治体財政が困窮するから、
暫定税率を高いままに維持という議論はいかがか。
・自治体の民だけでなく、全国の民について考えるべきではないか。
財政というのは、まず歳出を査定し、最小限にし、
それに合わせて必要な税をとるもの。
・予算に穴が空くというのは、暫定税率がなくなっても、
なお、道路は造り続けるという傲慢な方針だということ。

このようなお話をされていました。