江別から笑顔を発信! 林かづきの活動日記

私たちが住む江別のことや、毎日のこと、感じ考えることをわかりやすい言葉で綴ります。

二元代表制

2008-04-01 | Weblog
突然ではありますが、御周知の通り、
わが国の内閣総理大臣は、多数党から選ばれます。
私たちの直接選挙では選ばれてはいませんよね。
国会議員は私たちが直接投票し選んでいます。

小学館の辞典によると、
「議院内閣制」とは、
内閣総理大臣および閣僚は、
普通、議会の多数党、
あるいは多数を制する政党の連合から選ばれ、
議会に対して連帯責任をもつ。とあります。
与党と野党の存在が前提となっています。

一方、自治体議会はこれとは異なります。
「二元代表制」と言われます。
そう、首長(市長)も議会を構成する議員も、
直接投票によって選ばれています。

二元代表制というのは、国会のように、
与党・野党と言った関係は、制度上あり得ない。
つまり、自治体議会では、
首長と議会は対等で、緊張関係のなかで政策策定が進むと。
ですから、議会は、首長の考えに是々非々で臨むのが、
自治体議会の在り方と言えると、私は理解しています。
首長の機能が今は大きいですが、
今後、地方分権が進めば進むほど、
議会機能の強化が大事だと言われるのは、
このような仕組みの所以ではないでしょうか。

先日の東京での勉強会では、この点を再確認してきました。

議会という場に約一年身を置いてきました。
感じ考えたところがあります。
制度しくみについて、不勉強の部分も多々ありました。
反省すべきところは反省し、そして、
素直に、原点に帰って学ぶところから、
この4月過ごしてみたいと思います。