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ふくれみかん

2015-11-19 19:06:41 | 日記
 最近、筑波に行く用事があり、その時に前から気にしていた「福来みかん」という小さな蜜柑を駅の売店で買ってきた。


 この蜜柑は大きさや味、香り、種がある食感がウンシュウミカンなどの他の出回っている柑橘類ほど評価されておらず、ほとんど市場に流通していないので、普通では見る機会はない。しかし、病害虫に強かったり、耐寒性が強かったりするので、炬燵で食べられる蜜柑を自宅の庭で取ろうとするときにはウンシュウミカンよりもお勧めで、苗木を植えようとする人は結構いるようである。

 フクレミカンは古典の世界では柑子と言われている柑橘類の一種である。柑子は好まれて食べられていたようなので「源氏物語若菜上」には椿餅と一緒に蹴鞠の会の菓子として出された記述がある。ひょっとすると筑波山でも同じような需要があったのかもしれない。

 現在では実の酸味が強い橘とは別に扱われているがそれほど違いが厳密ではないようで、人が庭に植えるものとして食べられる方がよいか食べらないほうが良いかといわれれば、昔の人は前者であったので、人の家に植えられている橘の描写はフクレミカンなどの柑子であった可能性がある。

 
 以前、「
 
 怨恋慈素恨(オレンジスコーン)

古代中国の古い慣わしの一つに、男子が意中の女子に贈物をする習慣があるが、
これに対して贈物をされた女子はやはり贈物をもって返答を返さねばならなかった。
このとき、否定的な返事をするときに使われる一般的な贈物こそが
怨恋慈素恨と呼ばれる菓子である。
非時香果(トキジクノカクノミ)を使用し、相手の恋心に対する怨恨の気持ちや慈しむ心を練りこんだ
その菓子は食した者を精神的に成長させるという。
その余りに悲惨な所業にもかかわらず、勘違いして喜ぶ男子が稀に現れるため
現代には伝えられていない風習ではあるが、未だにこの慣わしを頑なに守る女子もいるようである。

民明書房刊『九龍妖魔食物大全』より
」


ということが書いてある漫画を見てスコーンを食べたくなってアンデルセンに買いに行ったことをブログに書いていたのだが、この記事を書くときに、自分がかつて書いた怨恋慈素恨に関する記事を読み返して見たかったのだが、検索しても出てこない。少年サンデーに載っている「ムシブギョー」やかんきつ類の葉を食べるアゲハチョウの幼虫を福を招く神体とした新興宗教である「常世神」の話題もあったような気がするのに幾らキーワードを入れても出てこない。移行するときに消えたのかもしれないが、虫食いになるのは変な気がする。


 

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