5月1日と行っても、旧暦で言えば4月6日らしい。
まだ卯月の初めだ。
壁に掛けてある歳時記カレンダーには
若楓という言葉が5月の最初に書かれている。
「楓の若葉。
光差す緑の季節をしなやかに
青々と彩る様は、
秋の紅葉とは別の趣があり、
源氏物語に描写があるなど
古くから賞美されてきた。」
ふぅむ。ATOKで意味を調べてみると…
わか‐かえで ‥かへで 【若楓】
〘名〙
① 楓の若木。若葉の萌え出ている楓。若かえるで。《季・夏》
▷ 源氏(1001‐14頃)胡蝶
「御前のわかかえて〈略〉青やかにしげり合ひたるが」
② 襲(かさね)の色目の名。
表は薄色で裏は紅、表は薄青で裏は薄紅、表は薄萌葱で裏は薄紅梅など種々ある。四月に用いる。
▷ 夜の寝覚(1045‐68頃)二
「藤の織物の袿、わかかへての唐衣」
精選版日本国語大辞典 (C) SHOGAKUKAN Inc.2006
長い間、旧暦を使ってきた極東の小さな、お箸の国には
旧暦のほうが似合ってる。