霜月。
末枯野。
暮れの秋。
雨が降ってる。
隣の家の雨音に目を覚ます。
月曜日だ。
明日は祝日。
いっそのこと休んぢまうおうか。
いかん。
いかん。
仕事が溜まる。
誰のための仕事で
何のための仕事なんだか。
ああ。
そんなこたぁ関係ない。
働けることを喜ばんと。
稼げることを喜ばんと。
ほんと、誰が言い出したんだ、労働の喜びだなんて。
あるのか?まじで。
歯車の歯にもなれない俺だから
難しいこたあわからんが
働かんことには、食っていけん。
だから働くんだ。
あ。
携帯のアラームが鳴った。
出かける時間だ。
雨が降ってる。
大粒の雨だ。
no more tears.