午前中、ケアマネさんが来てくれて
お袋をお風呂に入れてくれている間の一時間、
介護を忘れて出かけてきてくださいと言ってくれたので
近くのマクドナルドに行く。
一時間はあっという間だ。
午後、アクシデント発生。
見たくないものを見せつけられてしまったとき、心が氷る。
氷らせて、何も感じていなかったことにする。
でも、心に焼き付いた風景は、
いつまでも、残像として、リアルに心の中に残るんだ。
ショートステイでの問題行動が、家で頻出。
お袋のその行動に、泣けてくるとか、怒れるとか、情けないとか、
そんなもんじゃなくて、
ただただ、これが現実なんだ、と
妙に淡々と受け入れていた自分。
そんな自分に驚きもしなかった。
たぶん、それが俺の精一杯の防御反応だったんだ。
自分じゃどう止めようもなくて
隣の叔母さんに呼び出し来てもらったけれど
叔母さんも、お袋の行動を見て、相当ショックだったようで、叫んで泣いた。
一所懸命、お袋を説得するけど、言葉は心に届かない。
泣けてきた。
泣くしかない。
何に泣いているのかわからなくなってくる。
正気のお袋が、今の狂ったお袋を見たならば、きっと我慢できないだろう。
泣けても、やることはやらなきゃ。
鼻をすすりながら、お袋の飯の用意をする。
認知症って、すげぇ。
かなわん。