外科に行って
スタバに行って
薬局に行って
銀行に行って
お袋の入院している病院に行って
gymに行って
ラーメン屋に行って
自宅に帰ってきた。
気がつけば
3時を回っている。
家に着く。
近所の同級と話をする。
完全に退職するらしい。
それぞれがそれぞれの道を選び
それぞれがそれぞれの目的地に向かう。
十把一絡げで
同じ色に
染まることを
強いられて
ヒトとは違うことが
まるで禁忌であるかのように
吹き込まれ続けて
気がつけば、
今わの際まで
あと少し…だったとしても
自由にならずにはいられない
広げた羽は飛ぶためにある