Broken Flowers …はうはう河馬の脂肪遊戯

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2022-09-15(木)…更待月…家で見事に親を介護をしている方は、いくらでもいるんだろうと

2022年09月15日 | 2022


お袋と窓越し面会。
俺は病院の外。
お袋は病棟の中。
掃出しの窓越しで話をする。
けれど、サッシの硝子が邪魔をして
声があまり聞き取れない。

お袋の着ているものが
疲れているような気がする。
認知症だから、話はトッ散らかる。
それでも、時折
「私、ボケてないよね?」と尋ねてくるから
「普通じゃん。大丈夫だよ」と答える。
途端、うれしそうに笑う。

ボケていようと
忘れっぽくなっていようと
笑って過ごしてくれたら、それでいい。

「寂しくないか?」
「帰りたくないか?」
聞けない問い。
応えが恐いから。

ふと
家につれて帰っても暮らせるんじゃないかと考える。
俺ひとりでお袋の世話をし続けることが可能かどうか。

お袋は、歩けないので、常に介助が必要。
自宅内で転倒骨折したために
デイケアが不可能になり
ショートステイとなったんだけど
そこで、とある認知症の行動が頻出しだし、
施設では預かれないという言葉をもらって
つまり、それは
老健とか特養では預かってもらえないということで…
…ああ、そうやって、無我夢中で
俺の精神状態もいっぱいいっぱいになっていって
お世話になっていた施設の職員さんからも
ケアマネさんからも、入院したほうがいいって言われて
結局、病院に辿り着いたんだ。。。

お袋を家で看られない…
そのことで
自分を責めてみたり
自分を納得させてみたりの繰り返し。

俺と同じような状況でも
家で見事に親を介護をしている方は、いくらでもいるんだろうと思うと
なおさら、自分を責めてしまう。
繰り返し。

どちらが正しいとか間違ってるとか
どちらが幸せとか不幸せとか
まるで関係なくって
無我夢中、気がつけば、こんなふうになっていたって感じだ。










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