朝、目覚める。
生きたまま目覚めることができたことに感謝する。
君のことを想う。
頑張って仕事してんだろうなあ。
朝飯を喰らう。
飯を呑みこみながら、
今日は会えないんだっけ…なんて考える。
ばかつまらん。
生きているということは
好きな人と一緒にいられるということ。
生きているということは
死ぬまで好きな人と添い遂げることができるかもしれないということ。
夕飯を喰らいながら
もうすぐ誕生日だよなあ。
プレゼントは何にしよう。
飯はどこで食おうなんて考えて
ひとり喜んでいる。
年齢を重ねるごとに
確実に未来は無くなっていくし
希望も夢も虚しいものになっていく。
20代の時に、
50を過ぎた自分を想像できただろうか。
そんな年齢の自分を具体的に想像したことはなかったと思う。
18の時に、
「30になったら死ぬ」
と言った友人は、
そんなことを言ったこともまるで覚えていないで
50を過ぎた今でも、しっかり生きている。
そんなもんだいね。
俺、
精一杯、生きている。
精一杯、好きでいる。
いつ、死んでもいいとは勿論思えないし
見苦しいくらいに生に執着しまくりだけど
居酒屋の暖簾をさらりとくぐるように
そのときを迎えられたらなあ…と思う、そんな年代だいね。