いくつもの大きな黒点が集まった場所が賑やか。観察はできないけど南半球には大きなコロナホールがあるらしい。ここから太陽風が吹いてきて、今日明日、地球でオーロラが見えらしい。
MRSAという言葉をご存じだろうか。専門的には「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌」という菌のことをさす。
感染症に対して人間の生み出した最強の武器である抗生物質が効かない菌なんだそうで、病院の中でこの菌が蔓延すると、抵抗力の低下したお年寄りが犠牲になることもあるらしい。
まあ、この辺のお話は私も以前から聞いてなんとなくは知っていた。
あんまり抗生物質を乱用すると、突然変異した菌が生まれてしまい、結果的に人類を苦しめることになってしまったという。
そうは言っても、目の前で感染症に罹って死にそうになっている人がいれば、抗生物質を使うしか手がないのだから仕方がないじゃあないかとも思う。
このMRSAに関して、よく知らなかった性質を最近本で読んだのでご紹介したいと思う。
そもそも細菌の生き残り戦略というのは何かというと、できるだけ早く分裂を繰り返して自らのテリトリーを広げるということだという。
他の菌が1分で一回の分裂をすると時、もし50秒で一回の分裂をするように頑張る細菌がいれば、ネズミ算式に増えていく細菌が他を駆逐してしまうことになる。
そのために細菌というのはできるだけ単純な作りにして設計図であるDNAも短くすることが求められるのだ。
ノソノソと長いDNAをコピーしていたのでは、素早く仲間を増やせない。
実はMRSAという細菌は、抗生物質に対抗できる武器を持っている分、複雑なDNA構造を持っている。
その複雑な構造をコピーしないといけないので、他の菌に比べて分裂スピードが遅いのだという。
従って、普通の菌と勝負するとノロマなMRSAというのは、すぐに負けてしまうらしいのだ。
抗生物質の効かない最強の細菌と思ったのに、案外MRSAというのは、他の菌と比べるとしょぼい菌でしかないのだという。
ちょっとほっとした。
こうなってくると、消毒剤をぶちまけて何でもかんでも菌を死滅させてしまうよりも、そこそこにいろんな菌がいる状態の方が、MRSAを繁殖させないためには良いという話になってくるのだという。
つまり抗生物質によって叩くのではなく、他の菌との競合によってMRSAを抑え込む作戦だ。
普通は、細菌というのはみんな人間にとっては悪いものだから、消毒剤なり抗生物質なりで徹底的に叩いてしまった方が良いというのは自明のようにも思える。
でも、そういう善悪二元論のような単純な考え方では、MRSA同様物事はうまく進まないのだ。
実はこういうことって、人間の社会においても同じようなことが言えるのではないかと思った。
いろんなところで「正しい政策」や「正しい戦略」というのが議論されている。
専門家の話を聞くと、確かにその通りのように思える。
でも、それが正しければ正しいほど、最後にその戦略は思わぬところからほころびが生まれてしまうのだろう。
何事も「いい加減」が大事ということが結論といったら、読者は怒るだろうか？
参考文献：夏井睦、傷は絶対消毒するな‐生態系としての皮膚の科学、光文社新書
感染症に対して人間の生み出した最強の武器である抗生物質が効かない菌なんだそうで、病院の中でこの菌が蔓延すると、抵抗力の低下したお年寄りが犠牲になることもあるらしい。
まあ、この辺のお話は私も以前から聞いてなんとなくは知っていた。
あんまり抗生物質を乱用すると、突然変異した菌が生まれてしまい、結果的に人類を苦しめることになってしまったという。
そうは言っても、目の前で感染症に罹って死にそうになっている人がいれば、抗生物質を使うしか手がないのだから仕方がないじゃあないかとも思う。
このMRSAに関して、よく知らなかった性質を最近本で読んだのでご紹介したいと思う。
そもそも細菌の生き残り戦略というのは何かというと、できるだけ早く分裂を繰り返して自らのテリトリーを広げるということだという。
他の菌が1分で一回の分裂をすると時、もし50秒で一回の分裂をするように頑張る細菌がいれば、ネズミ算式に増えていく細菌が他を駆逐してしまうことになる。
そのために細菌というのはできるだけ単純な作りにして設計図であるDNAも短くすることが求められるのだ。
ノソノソと長いDNAをコピーしていたのでは、素早く仲間を増やせない。
実はMRSAという細菌は、抗生物質に対抗できる武器を持っている分、複雑なDNA構造を持っている。
その複雑な構造をコピーしないといけないので、他の菌に比べて分裂スピードが遅いのだという。
従って、普通の菌と勝負するとノロマなMRSAというのは、すぐに負けてしまうらしいのだ。
抗生物質の効かない最強の細菌と思ったのに、案外MRSAというのは、他の菌と比べるとしょぼい菌でしかないのだという。
ちょっとほっとした。
こうなってくると、消毒剤をぶちまけて何でもかんでも菌を死滅させてしまうよりも、そこそこにいろんな菌がいる状態の方が、MRSAを繁殖させないためには良いという話になってくるのだという。
つまり抗生物質によって叩くのではなく、他の菌との競合によってMRSAを抑え込む作戦だ。
普通は、細菌というのはみんな人間にとっては悪いものだから、消毒剤なり抗生物質なりで徹底的に叩いてしまった方が良いというのは自明のようにも思える。
でも、そういう善悪二元論のような単純な考え方では、MRSA同様物事はうまく進まないのだ。
実はこういうことって、人間の社会においても同じようなことが言えるのではないかと思った。
いろんなところで「正しい政策」や「正しい戦略」というのが議論されている。
専門家の話を聞くと、確かにその通りのように思える。
でも、それが正しければ正しいほど、最後にその戦略は思わぬところからほころびが生まれてしまうのだろう。
何事も「いい加減」が大事ということが結論といったら、読者は怒るだろうか？
参考文献：夏井睦、傷は絶対消毒するな‐生態系としての皮膚の科学、光文社新書
中国にオフィスがあるネットショップに注文してあったTC-1のケースが送られてきた。
ちょっと心配していたのだが、なかなか素敵なケースで大満足。レザーの端部もきちんと黒く処理がしてあり、いい感じ。底にはちゃんとブランドの押印があって高級感も演出。それでも値段は、8500円＋送料1000円（DHL)で、お値段もお手頃だと思う。
ストラップは付属していたなかったので、自分で探す必要がある。すごく小さいカメラなので、あまりがっちりしたストラップにするとフワフワしてうまくいかなさそう。やわらかくて細いストラップを探してみるつもり。なかなかいいなあ。
ちょっと心配していたのだが、なかなか素敵なケースで大満足。レザーの端部もきちんと黒く処理がしてあり、いい感じ。底にはちゃんとブランドの押印があって高級感も演出。それでも値段は、8500円＋送料1000円（DHL)で、お値段もお手頃だと思う。
ストラップは付属していたなかったので、自分で探す必要がある。すごく小さいカメラなので、あまりがっちりしたストラップにするとフワフワしてうまくいかなさそう。やわらかくて細いストラップを探してみるつもり。なかなかいいなあ。
TC-1, TRI-X 400, E=200 G-Rokkor 28mm
28mmらしい広がりのある写真になりました。空の白さもいいですね。
28mmらしい広がりのある写真になりました。空の白さもいいですね。
ゴールデンウイークは天気とお出かけのタイミングが合わなかったり、PCがぶっ飛んだりして、あまりスケッチはできず。ちょっとスケッチの編集ソフトも変わったので、雰囲気の違うスケッチになった。この日は、西の方に大きなプロミネンスが見えていて、時間とともに形も大きく変わっていった。
結局PCの復旧はできず、新しいPCをヨドバシで購入。台湾製のデスクトップで６万円ほど。無事ネットワークへの接続もできて、一段落。
古いPCの中身もマチダさんのおかげで、ほぼ必要なファイルは抽出できたのでほぼ問題はなし。最後はレスキューCDーDVDも起動できなくなり、ギリギリセーフ。本当に助かりました。
古いPCの中身もマチダさんのおかげで、ほぼ必要なファイルは抽出できたのでほぼ問題はなし。最後はレスキューCDーDVDも起動できなくなり、ギリギリセーフ。本当に助かりました。