少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

タムロン

2006-10-25 22:14:17 | 写真
今日は仕事で国際展示場に行きました。展示会でタムロンのブースがあったので、そこで営業をやっていたいお嬢さんとしばらく話をしました。

話がそれてデジカメとフィルムカメラの違いになり、

僕が、

「フィルムカメラの写真がいいのは、一枚一枚フィルムを無駄にしながら写真をとるから。デジカメはすぐ消せるでしょう。だから気合が入らない。一枚一枚感謝しながら写真はとったらいい。」

といったら、ずいぶん喜んでくれました。ちょっと楽しい午後のひと時でした。

A321

2006-10-22 20:17:34 | 写真
昨日はボーイングと書きましたが、どうもエアバスのようですね。A320かA321のどっちかでかね。胴が長いのでA321ではないかと思います。遠くなので、ネガはコントラストが低くなりました。焼付け時の号数は4.5号です。

キーボード

2006-10-21 20:13:54 | その他
ふと思い出したんだけど、チューリッヒで使ったパソコンってZとYのキーボードの位置が反対だった。その時はZurichだからZをよく使うのかと思ったけど、それほどの都会でもない都市の人の為にわざわざキーボードの配列を変えるなんて変だなあ。とにかく使いにくかった。

無駄について

2006-10-18 23:45:21 | 哲学
無駄はないほうがいい。当たり前だ。

でも本当にそうだろうか。無駄のないところってどんなところだろう。

全てが完璧にかみ合った世界。そんな世界が果たして存在するのか。

多分それは空想のサンブツだろう。どこかに必ず無駄は存在する。

なぜか。それは必要なものというのが無駄によって浮かび上がるから。

全くの無駄がない完璧な存在、それは実は全てが無駄ともいえる。

コントラストでしか人は物事を認識できないとすれば、無駄は絶対必要なのだ。

善と悪、非効率と効率、なんでも同じ。

うーん、もうちょっと深い議論が出来そうな気がするんだけど、まだ言葉にならないなあ。

蒼穹の昴

2006-10-16 21:52:55 | その他
浅田次郎の本を読んだ。飛行機に乗るときに偶然選んだ本だったのだが、なかなか面白かった。清朝末期の中国の動乱を描いた歴史小説だが、メインのテーマは運命について。

白太太という占い師の老女の言うとおりに全ては進む。生まれた時とその時の星の位置によって全ては決まるという。人々はすべからくその星の定めにしたがって生きていくしかない。生きることも死ぬことも。

西太后は、とんでもない人だったという話をよく聞く。その真偽のほどはよく知らないが、この物語で西太后は清朝を滅ぼすことを運命付けられた悲運の人として描かれている。誰も人を苦しめたり殺したりしたくてやっているのではない。ただ、そういう人生を運命付けられたがために、その運命に抗いつつ、地獄のような思いをしつつ、それでもその運命の上を歩むしかないことへの絶望。

善人なおもて往生す。いわんや悪人おや。

悪人として生きることを運命付けられた人の苦しみ。その運命を知ってしまったことによる絶望。そんなことを考えた小説だった。