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アラスカ旅行記 ラストキャンプ

2010年02月17日 | アラスカ旅行

氷河で楽しんだ後は、本日の寝床探しです。
日程はまだ2泊あるのですが、私たちの中ではほとんど残り1泊の気分。というのも、帰国の飛行機の時間が午前7時。早朝に移動することも考えて、最後の宿泊は空港近くの安モーテルにでも泊まるつもりなので、何とも自由さがない。っていうか、こんな早朝の飛行機ってツライですね。。
最初は、前日の夜出発の便だったのですが、乗り換え時の待ち時間が短い便に空きが出たからって翌日の朝の便になってたんです。。
空き時間が短いのはありがたいですけど、最終日の宿泊費も必要だし、夜の便の方が良かったんじゃ・・って思ったり。まぁ、人それぞれの考え方ですけどね。というわけで、アラスカでの自由な夜はこの日が最後だったので、もちろんキャンプで締めくくり。ウロウロとした結果、フィンガーレイクという湖の湖畔にあるキャンプ場に泊まることにしました。
ここでは、最後の焚火を楽しみ、実質アラスカ最後の夜をゆったりと過ごすことができました。

翌日、キャンプ場を出てからは、お土産など買い物巡りの1日。

ツラかったのは、最終日に宿泊した空港近くのモーテルがボロボロで、シャワーを浴びようと思ったら、水か熱湯しか出ないんですよねー。しかも、バスルーム&トイレのドアも壊れてて、鍵はかからないし、ドアも勝手に開いちゃう始末。先にシャワーを浴びてるホーリーの「熱い!」「冷たい!」っていう声が部屋に響いてました。(笑)
1人で旅をしてた時に泊まってた安ホテルを思い出しちゃいました。^^;

そんなこともありながら、朝5時、無事にチェックアウトし、空港に到着してレンタカーの返却。借りるのは大変でしたが、返すのはとっても簡単で拍子抜け。
その後、予定してた便の番号が変更になってて、チェックインにちょっと苦労しましたが、問題なく飛行機に乗り込み、日本へと帰って来れました。
嬉しかったのは、帰りはシアトルで乗り継ぎだったので、行きよりは飛行機に乗る時間が短かったこと、シアトル→成田の便では、窓際2列シートの席で、一席ずつ映画の見れるモニターがついてたこと。
帰りの方が随分ラクでした。^^
ただ、成田から関空行き飛行機の乗り継ぎ時に、成田空港で大好きな東京バナナ買おうと思ってたのに、国内乗り継ぎの方には売れませんって言われて買えなかったことが残念でした。^^;

その後、成田からあっという間に大阪に到着し、長いようで短かった新婚旅行が終了いたしました。

写真まとめてますので、良ければ見てください。

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と、こんな感じで、目指せ三桁!なんて言ってましたが、とりあえずはこれにて一旦終了のアラスカレポ。
今回、やはり経験として大きかったのは、デナリでのバックカントリー。
日本では、経験できないことを教えてもらった気がします。
そして、どこに行っても、ふがいない2人が私達らしいな・・と思ったり。(笑)

もっと素敵な写真がたくさん撮れると思ってましたが、予想以上の不作には参りました。^^;
それでも、私達が見たものを少しでも、皆さんにも届けられたら幸いです。

初めてということもあり、やり残した事も多かった今回のアラスカ旅。
もし、次にいける機会があれば、あれも、これも!と夢が広がります。

いつか、またこの場所に行けますように・・。

思いを込めて、つづく。




our happy honeymoon


旅行記
アラスカ旅行記 the sightseeing
アラスカ旅行記 休息のドライブ日
アラスカ旅行記 バックカントリーとその後
アラスカ旅行記 バックカントリー敗退
アラスカ旅行記 バックカントリーへ出発
アラスカ旅行記 デナリ国立公園について
アラスカ旅行記 デナリ国立公園までの道のり
アラスカ旅行記 車窓からの景色
アラスカ旅行紀 初トレッキング
アラスカ旅行記 初キャンプ
アラスカ旅行記 シーカヤック編
アラスカ旅行記 vol.02
アラスカ旅行記 vol,01


アラスカ旅行記 the sightseeing

2009年12月28日 | アラスカ旅行

もう、いい加減疲れてきました。(笑)
まだ13話でこのモチベーション。。100話なんて夢のまた夢。^^;

って、思ってても、写真見ながら記事を書き出すと、楽しかった思い出が甦ってテンションが上がるのです。^^
だから、もうしばしお付き合いくださいませ、あと二日分。(笑)

と、こんな前置きをしながら、容赦なく前回の続きです。
私の風邪引きのためにモーテルに宿泊した翌日9月9日のお話。
最終日に近い日の予定はほとんど決めてなかったので、適当に近場の見所などを調べてた結果、モーテルがあるイーグルリバーから約140キロ東にあるマタヌスカ氷河に行くことにしました。
クレバスが危険なので、氷河の奥まで歩くにはガイドツアーに参加した方がいいみたいですが、タイミングが合ってツアーがあれば参加、できなければ、ちょっとした見学だけでもいいねーという緩い結果。
いつも、こんな感じですね。^^;

んで、予想通り、ガイドツアーのタイミングもよくわからず、ほんのちょっと氷河を見て、楽しんだだけになりましたが、やっぱ氷河って目を奪われます。
日本では、見れない景色の1つだと思うし、他にはない独特の青色がすごく神秘的。
特に、このマタヌスカのように、山間に囲まれた景色の中にある氷河は、独特の異物感があって、「なんだアレ!!!」って興奮しちゃいます。(笑)
最初の方に行ったイグジット氷河も良かったけど、またちょっと雰囲気の違う氷河が見れて満足でした。

さらに!到着するまでのドライブ中に素晴らしい紅葉の景色が見れたことにも感動。

デナリや、その周辺では赤い紅葉や迫力のあるマッキンリーなどが楽しめましたが、こちらでは黄色と緑が織り成す若々しくて、爽やかな景色が楽しめました。
ま、日本でもそうだけど、場所によって全然違う景色が広がってて、そこでしか見れない景色があるって素敵な事ですね。

もっといっぱい見たいけど、残された時間はわずか。
一体、後はどんな出来事が待ってるのでしょうか。。

あ、大丈夫ですよ、ちゃんと覚えてますから。(笑)

写真まとめてますので、良ければ見てください。

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あと、もうちょっと続きます。





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アラスカ旅行記 休息のドライブ日

2009年12月18日 | アラスカ旅行

9月8日、アラスカに来て8日目のお話。

カヤックしたり、キャンプしたり、ちょっと歩いたり、色々と過ごしてる内にアラスカに到着して既に8日。もう帰るまで僅かとなってしまったこのタイミングで風邪勃発。
というよりも、カヤックの翌日辺りから、変な咳が多発してきて、頭がポーっと熱があるような感覚がちょくちょくあった訳で。。
日本から持ってきてた風薬を飲み続けては、体を騙し騙し、遊びほうけてたけど、我慢できん位にしんどくなっちゃったって事です。

アラスカ行く前は、風邪を引きたくない一心で帰ったら手洗い&うがいを死守してましたが、アラスカに到着した途端、手洗ってる暇もなけりゃ、場所もないってことで、全く気にせずに過ごしてたら、風邪菌にやられたようです。

日本で守りすぎた代償ですな。。

という訳で、この8日目はちょっとした休息日。
デナリからアンカレッジ方面に車を走らせつつ、マイルポストと照らし合わせながら、この湖に寄ってみよう!ここにキャンプ場があるから見に行こう!何かよくわからんから寄ってみて、とか時間を気にせず自由なドライブを楽しむことができました。
ま、体もちょっと疲れてきてたし、丁度良い感じで過ごすことができたかもしれません。

心配だったのは、復活しない体のこと。ホーリーに長距離運転をお任せして、ダラダラと助手席で過ごした1日でしたが、咳をする度に体の芯を空気が通り抜けていくような変な感覚。
今まで、インフルエンザや肺炎にもかかった事がないので、症状が分からず、何も判断できないが怖すぎました。
しかも、外国。
「でも、肺炎とかやったら、もっとしんどいで」
っていうホーリーを尻目に、
「絶対肺炎か、インフルエンザやわ~。最低でも熱は39度はあるわ。」
と自己診断。

この体調では、キャンプしても楽しくないだろう・・と久しぶりにモーテルに泊まることに決めた今夜。
夜ご飯はそのまま食べれるフライドチキンやサラダなどをスーパーで購入し、ついでに体温計も購入して適当に見つけたモーテルに入りました。

ベッドでうなだれながら、恐怖の体温チェック。
これで、40度とかだったら、どうしよう・・
と、恐る恐る検温した結果は

37度1分。(笑)

「平熱やん!」というホーリーの突っ込みと、私の「バンザーイ!」という声が同時に部屋に響きましたとさ。

いやぁ、病は気から。
そこから、安心してビール呑んで寝ました。(笑)


何だぁ!キャンプしたら良かったわ。


という、しょうむないオチでした。^^;

写真まとめてますので、良ければ見てください。

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みなさんも、大げさな自己診断にはご注意を。。






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アラスカ旅行記 バックカントリーとその後

2009年12月16日 | アラスカ旅行

1泊で敗退を決めたバックカントリーの続き。

朝起きて、テントを撤収し、パークロードを目指して歩いていきます。キャンプした場所からの歩きは思ってた以上にめっちゃくちゃ順調。GPSの軌跡を見てもらってもわかりますが、初日はパークロードの途中から森を抜けて歩いたり、湖に寄り道をしたので、めっちゃ遠回りだったんですが、サベージリバー沿いを歩いていくと3時間ほどで、出発地点のサベージリバーキャンプ場の近くまで帰ってきました。。

初日歩いた距離が11.2キロに対し、帰りは7.9キロだったという、単純な距離の差もありますが、一番大きかったのは歩いた場所の状態ですね。
サベージリバー沿いは、地面もしっかりしてて、ブッシュを掻き分けるような場所はほとんどなく、まるで樹林帯に挟まれたトレイルのような道でした。

もしもユニット4に、正解、不正解があるなら、絶対この川沿いが正解ルートだろうな・・と思わせる感じ。(笑)
ま、そもそもトレイルがなく、自由に歩くことができる事が魅力なので、ある意味不正解の場所を目指して歩けて良かったと思います。もし、このサベージリバー沿いから進んでたら、このトレイルみたいなのに誘導されて、自分達でルートも考えずに歩いちゃってたかもしれません。
だから、自分達が選んだトレイルに後悔はなし!

・・ただ、帰りがあまりにも順調だったもんで、昨日も、この道から歩いてたら、もっと快適なキャンプ場所まで歩けてたんじゃ?とか、もしかしたら症候群になってたことは否めませんけど。^^;
その後、キャンプ場を通り抜けてパークロードまで出ると、タイミング良くキャンパーバスが通ったので、すぐに駐車場まで帰れました。
ちなみに、バックカントリーの帰りは、バスに空きがあればパークロードのどこからでも乗ることができます。手を上げてタクシーの様に止めて乗り込みますが、行きと同じく荷物が多い乗客専用のキャンパーバスしか乗ることができませんので、ご注意ください。
13:30頃、駐車場に帰還。無事に車まで帰ってこれて良かったけど、達成感が微妙にないので、何とも言えない気分でした。
その後、ライリークリークでコインシャワーに入り、BICにフードコンテナを返却に行きました。
「本当は明日までだけど、今日返します。」
「なんで?」
「熱があるので・・」
なんて、レンジャーさんに無駄な嘘をついて、私達のバックカントリーは終了しました。

あ、今書いてて、めっちゃ切なくなってきたなぁ。。
その後、天気も絶好調に良かったので、ほんとに、もう一泊すれば良かったなぁって、思いすぎる程思います。
仕方ないって、わかってるけど、決めたのも自分達だけど、今だにアラスカの事を考えるとその後悔が出てくるのです。

ちゅうか、もう一回行ったら、ユニットの空き状況にしても、タイミングにしても、もっと段取りよく手続きできる自信があるし、ユニットの選び方も、地図を見てもっと慎重に選らぶことができるだろうし、心構えも違うだろうし。。
頼むから、もう一回行かせてくれ~!!
と切に思う二人であります。
検索で「デナリ バックカントリー」とか入ってると、「行く人が調べてるのかなぁ~!羨ましい~」と、嫉妬心でいっぱいになります。(笑)
何としても、もう一回行ってやるぜ!デナリ国立公園!今度はもっと奥の絶景の場所まで!
首洗って待ってな。


と、負け犬の遠吠えは、この辺にして・・(笑)

この後、再びWilderness Access Centerにて本日泊まるキャンプ場の手配。空いてるキャンプ場も少なく、時間も時間だったので、選択肢はほとんどなかったけど、初日に泊まったライリークリークの車乗り入れサイトにしました。
サイトに入って、昨日濡れたレインウェア、ザック、テントなどを干してから買い物。辺りはすっかり快晴です。。
その後も、天候は崩れることなく、ホーリーの登山靴以外のアイテムは全て乾燥させることにも成功し、最高のバックカントリー日和(←しつこい?^^;)で1日が終わりました。

写真まとめてます。煮え切らない感じですが、良ければ見てください。^^;

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何となく不完全燃焼ではあったけど、この日はゆったりと焚き火&キャンプを楽しんで、キャンプ場に設置されたフラットな区画サイトで熟睡。

・・・のはずが、アラスカに到着して一番の寒波の夜。
そして、夜の間に、くすぶってた風邪が一気に爆発した私。。
「インフルエンザか?肺炎かも?」
なんて、震える体と、止まらない咳にドキドキの夜を過ごし、ほとんど眠れずでした・・。


<私の咳がこだましてたライリークリークキャンプ場の夜。>

翌朝は、デナリのもっと奥地までバスでピストンするか、ライリークリークの近くのトレッキングコースを歩くか・・という案もありましたが、全く却下。

「最悪の事態になったら、病院に行けるようにアンカレッジまで帰ろう」

という私のセリフに、目が飛び出る位にビックリするホーリー。
デナリ国立公園を満喫するという目標を達成できぬまま、仕方なく朝からデナリを出発する私達でありました。


つづく。






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アラスカ旅行記 バックカントリー敗退

2009年12月11日 | アラスカ旅行

前回、湖周辺まで進んだバックカントリー。あれから、キャンプ地を求めて歩き進むわけですが・・。

結果を先に言うと、一泊でバックカントリーを終了させて帰っちゃいました。
別に、熊に出会ったとか、動物に襲われかけた・・とか、怖い思いをした訳ではなく、圧倒的な大自然を目の前にして、2人の心が折れてしまったのです。。まだまだ、自然の一部になって過ごせる技量が二人には無かったという訳です。。

最初の予定では、最終日に歩く距離を考慮して、初日は3時間ほど歩いた場所でキャンプ、翌日はもう少し進んだ場所でキャンプ、最終日はパークロードまで歩き、バスに乗って公園入り口まで戻る計画でした。
なので、初日のバスも11時と遅めのバスで出発したものの、歩き始めて3時間以上過ぎても肝心のキャンプ適地を見つけることができませんでした。
ちなみに左のは1日目のGPSの軌跡&標高グラフです。トレイルに迷いがありますね。(笑)

というのも、「パークロードから見える場所ではキャンプ禁止」という規約が非常にネックになるのです。。
等高線の緩いユニットだから、歩きやすいと思って選んだのが仇になったのですが・・どれだけ歩いても、パークロードが見えちゃうのです。
すんごく遠いし、小さいけど、わずかに見えるのですよ。東側が見えなくなった!と思ったら、西側から見えるようになったりして、全然隠れられない。

でも、見えたらダメって分かる気がする。
バスのツアーとかに参加してる人って、野生動物を一目見たくて、必死で超望遠の双眼鏡で動物探ししてる訳ですよ。そんな中、頑張って探して、「何かいる~!」って興奮したら、人間のテントだったりしたら興冷めですよね。
だから、ルールは絶対です。
何としてでも、隠れないとダメなんです。

でも、このルールと等高線の緩いユニットのお陰で、あんまし奥まで行かない方がいいよね・・と弱腰だった2人は更に奥に進むしかなくなる訳です。

そうこうしながら進むものの変らない状況が続くので、とりあえずサベージリバー沿いに出てみることにしました。
もしかすると、広い河原なんかがあるかも~!と淡い期待を寄せて東に進路変更したまでは、いいのですが、川沿いに出るまでの道がキツかった。。
ブッシュの生い茂る場所での藪漕ぎが続き、もちろんトレイルもなく、非常に歩きづらい。
言うに飽きるほど「ハイベアー」を言い続け、挙句の果てには、昔話の桃太郎を語りながら歩いたり、ブルーハーツを熱唱したり、声が枯れちゃいましたよ。><
(っていうか、普通に2人で会話すればいいんだけど、会話ないもんで。^^;)

ようやく、サベージリバーに出ると、川沿いと平行に、歩きやすいトレイルのようなものが出てきました。両側は樹林帯に囲まれてますが、地面もしっかりしていて歩きやすかったです。
ただ、パークロードは見えなくなったけど、今度は背の高い樹林帯に覆われて、なかなかテントを張れそうな場所が見つかりません。
事前に動物が発見できるような見晴らしの良い場所なんて、どこ~!?って思いながら歩いてると、サベージリバー沿いに見晴らしはそこそこですが、平坦な広い場所を発見。

「ここは?」

って、2人でチェックすると、熊の糞や足跡だらけ。しかも、熊がやったのかは不明ですが、地面を掘リ返した所が盛りだくさん。

何か、怖い。。(泣)

この時点で既に6時半を回ってましたが、暗くなるのは、10時位なので、まだ歩ける!
一晩過ごすなら、せめてもう少し心休まる場所で眠りたいのです。
っていうか、既に歩き続けて、6時間ほど。
こんなに、歩くつもりなかったのに~。><

出発時の晴天とは裏腹に小雨が降ったり、止んだりの状況も重なって2人のテンションは徐々に下降気味。
いつもより重い荷物もボディブローのように効いてきて、体の疲れも露になってきました。

早くテントでゆっくりしたいなぁ~。
と思うのもつかの間、追い討ちをかけるように、雨が本降りに。(泣)

こりゃあかん!とレインウェア、レインカバーを装着して、雨のデナリを進みます。

地図やGPSで確認して、川沿いに進んだ山の裏側に平地がありそうなので、そこまでは頑張ろう!と歩きますが、いつまでたっても樹林帯を抜けることが出来ません。
遠くから見て、あの場所良さそう!と近づいても、低い樹林帯。テントを立てられるような場所ではありませんでした。

その後も、同じような状況が続き、悪戦苦闘。

いよいよ、目的の場所が目視できるような場所に来たものの、いかにもテントは張れなさそうな樹林帯。途中から予想はしてたけど、やっぱ、あそこも無理だなぁ・・と、すでに時間は8時ごろ。

このまま先に進んでも状況は変らんだろうし、こうなったら標高を上げるしかない!と、すぐ西側にある山に登り始めました。なかなか、急登だもんで、標高を一気に上げることができますが、先ほどよりも鬱蒼とした樹林帯。
そして、いくら日が長いアラスカと言えども、これだけ雨が降れば、空も徐々に暗くなってきます。

ヘッドライトの明かりだけで、山道を進んで行く経験が少ない私にとって、このバックカントリーでは怖すぎる。。
あと1時間くらいでキャンプ地を見つけられなかったらどうしよう・・と、焦りも出始めてましたが、登り始めて間もなく、樹林帯の間にところどころ、開けた場所が出てきました。

意外とすぐに見つかるかも!と期待しましたが、納得できそな平坦な場所がありません。
キャンプ場のサイトほど、整地された空間なんて、もちろん期待はしてなかったけど、せめて、坂の途中みたいな傾斜は勘弁して欲しいしよな~と言いながら先を進んで行った、その時・・。

ドーン!!ゴロゴロゴロゴロ!!と、盛大な雷音。(泣)

その後も、続く大きな雷音に「これ以上登ったらあかん!」と、一番近くにあった開けた場所でのテント泊が決定。もちろん、斜面です。^^;

どしゃ降りの中、何とかテントを設営するものの、地面が緩くて、ペグもほとんど効きません。
岩などで押さえても、斜面だから意味がない。。
かなり、厳しい状況でしたが、雷も怖いので、何とかこれでOK。

雷が鳴る間、テントの中に入ってグッタリする2人。
雨や、泥や、草などが大量にテントに入ってましたが、気にもしてられません。

出来れば、このまま眠りたい・・。
ですが、ご飯は食べなきゃダメ!ということで、雷が治まった頃、日が暮れない内に食事タイム。

さて、ここからもデナリの法律に従わなければなりません。
キャンプ中は、テントから100m離れた風下の場所で食事。そして、食事が終わると、更にそこから100m離れた場所に、フードコンテナを置く法則。右のイラストを見ていただくと、わかりやすいかと思いますが、雨の時に、テントで食事できないって、結構厳しかったです。。

とりあえず、登り出して最初に見つけた開けた場所まで、フードコンテナを持って下ることに。たった100m程の下りですが、見通しの利かないブッシュ道なので、結構しんどい。。
しかも、到着した場所で、お湯を沸かそうと思ったら、テントにガス缶を忘れてきた事に気づき、ガックシ。。><

「取りに行って来るわ!」

珍しく私が手を上げて動きました。
再び、ブッシュを掻き分けて上に上がっていき、テントの場所を探します。
が、やってしまいました・・迷子。><

いくら進んでもテントを見つけられず、歩いたことのない場所に出てしまってる!と思った瞬間に

「ホーリー!!テント見つけられへん!!!」

と絶叫。^^;
どうやら見晴らし良い場所にいるホーリーには私が見えていたようで、 「もっと右や!!」と、ご指示が。
その後も言われるがままに、歩いていくとテントに戻ってこれました。^^;

いやぁ、、まいった。
こんなに近い場所なのに、わからんくなるんですね。
恐るべしブッシュ。
そして、情けない私。。

テントから、ガス缶を取って、再び下りるのですが、この時にも、ちょっとわからなくなりました。。
再び、ホーリーの声を頼りに歩くと、何とか見晴らしの良いご飯場に戻って来れました。

で、やっと食事です。
こんなこと、滅多にないのですが、食欲がない。。おまけに、雨にずっと打たれてるので、撥水が弱くなってきてたレインウェアが少しづつ染みてきて、体も冷えてくる始末。

何とか、沸いたお湯を日本から持ってきたアルファ米に入れて15分待ち。。
ブルブルしながら、周りを見張りながら、15分待機。
っていうか、こんな雨の中で15分も待てるか~!><
と、気が早過ぎますが5分くらいで待機終了。
あんなに、硬くて、喉を通らないアルファ米は初めて食べました。(笑)
しかも、どしゃ降りの中、向かい合って立ったままの食事。
目線は、お互いの後ろのいつ出てくるかわからない動物の見張り。

うまいはずがない。><

「もう、明日帰ろう」
「うん、帰る」

このとき、2人の心がポッキリと折れた音がしました。^^;

その後、再びクッカーなどを収納したベアコンテナは、ホーリーが離れた場所に置きに行き、私はテントへと戻りました。
先ほどの、教訓を生かして、1本の高い木を目安にして、上に登っていくと、テントに戻ってくることができました。

2人がテントに入ったころには、テント内もビチャビチャ。
その上にマットを敷き、シュラフを用意しますが、ご存知のとおり斜面での設営のために、テント内の全てが谷側にずれていきます。
もちろん、人間も。
いくら、体制を整えても、底面の半分位は使えない位にずれてしまうので、仕方なく、谷側に寝てる人にもたれかかって、重なるようにして寝る2人。
周りの状況がなければ、新婚旅行らしい場面ですね。(笑)

でも、谷側に2人の体重がかかってることになるので、このまま雨が降り続け、地面が緩んでいけば、テントがずり落ちる可能性もあります。

「ちょっとでも、おかしいなと思ったら、すぐに起きよう」

と、曖昧な約束をして眠りにつきます。
後は、テントが谷にずれ落ちないように神頼み。

最初は、この状態だと眠れないのでは?と不安に思ってたけど、起きるたびに2時間、1時間と時間が過ぎていくことが救いでした。

夜中を過ぎると、雨も止みだしましたが、テントの窓からチェックしたら空には、星は見えず。
そのまま、浅い眠りを繰り返して、朝がやってきました。

無事に朝を迎えられたことにホッとした2人。雨は止んでましたが、変な雲が顔を出してる微妙な天候。
一晩寝ても、バックカントリー終了という2人の決意は変わることなく、テントを撤収して来た道を戻って歩き始めるのでした。。


思い出のキャンプ地はこんな場所。
朝撮った写真ですが、こう見たら見晴らしも良くて快適そうやん。でも、この夜は、偶然にも2人とも大勢の友達や知り合いに囲まれて過ごしてる夢を見ました。(笑)
私達、どんだけ弱いねん!!><


ちょっとだけ写真まとめてます。臨場感もありませんが、宜しければ見てください。

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ま、こんな感じでキレイに敗退した訳でありました。^^;

長くなったので、バックカントリーネタ、次回にもうちょっとだけ続きます。
もう、帰るだけですが。(笑)





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アラスカ旅行記 バックカントリーへ出発

2009年12月07日 | アラスカ旅行

いよいよバックカントリー開始です。ライリークリークで一晩を過ごした翌朝、11時出発のバスを予約していたので、早めに起きて撤収し、駐車場にてパッキング。
ベアコンテナ(BRFC)に食料、たばこ、日焼け止め、薬用リップ、クッカーなど匂いが出そうな物を詰め込むものの、予想以上に小さくて、入れるのに苦労しました。^^;更に、熊が掴めないように、円柱型になってるコンテナをザックに入れてのパッキングが非常にやりずらかったようです。(ホーリー談)

11時前に、ライリークリークキャンプ場前の駐車場に到着。15分ほど遅れて到着したバスに乗り込み、目的地のサベージリバー周辺に向かいます。
バスの運転手にユニット4でのバックカントリーであることを伝え、自分の降りたい場所を告げると、その場所で下ろしてくれます。
私たちは、サベージリバーにあるキャンプ場で下ろしてもらうように、伝えて席に座りました。座席は自由です。

1時間ほどのバス旅でしたが、途中でマッキンリーが見えたり、座り心地とは裏腹に眺めは抜群。
更に、このバスを7時間~8時間乗って進んでいくと、前記事にも書いたワンダーレイクキャンプ場などがあり、もっとマッキンリーが大きく見えて、もっと素晴らしい景色が広がるようですが、今回は、公園内から1時間ほど進んだサベージリバーまで。
この奥に行かないと、デナリに来た意味がない!と言われる方もいますが、バスに揺られて絶景を見るよりは、自分の足で歩いて見れる景色の方が魅力的・・だと思うことにしました。(笑)

ちなみに上のがBackcountry Information Centerで購入した地図。クリックすると大きくなるので、興味のある方は見てください。この黄色の線は買った時からあるものではく自分で書きます。BICの壁に貼ってある大きな地図を見ながら、自分で線を引いて、どこまでがユニット4の境界線なのかを理解するわけです。

サベージリバーのキャンプ場前でバスを下りて、いよいよバックカントリーの開始です。ゲイターを装着し、飲み水の用意もバッチリ、GPSのセットもバッチリにしていざ出発。

歩きながら、パーミット取得時に教えてもらったこと、ビデオで見たことなどを思い返します。
いくつか、挙げてみますね・・

●食事中に熊が現れた時は、必ず全ての食べ物をBRFCに収納して、その場を離れます。熊は走るものを追いかける習性があるので、絶対に走ったりせず、ゆっくり後退する。
熊は人間が食べ物を持っていることを知らないので、絶対に食べ物を置いて逃げないこと。
人間が食べ物を持っていることに気づくと、人間を襲うようになります。

●グループで歩く時は、踏み後を残さないように、バラバラになって歩く。ただし、見通しの利かない藪の中を歩く場合は、一列になって歩き、声を出して、動物を遠ざける。
熊は不意に出会うと、驚いて襲ってくることがあり、熊鈴などは、歩いてる間ずっと鳴っているので、あまり効果がなく、やはり、嫌いな人間の声が一番効果的だそうです。

●テントは見晴らしの良い場所に設営し、テントと食料と調理場はそれぞれ100m離すこと。(三角形の位置)
テントは風上に設営する。
●食事中は、動物の発見を早めるために、向き合って食べること。

●排泄物は、水場から30m~60m離れた場所で、15cm以上の穴を掘って埋める。使用済みのトイレットペーパーは、ベアコンテナに入れて持ち帰ること。

●テントを撤収するときは、キャンプ後は残らないようにする。設営するために、動かした岩などがあれば、元に戻しておく。

●川などを渡渉する場合、太ももまで水につかる場合はグループで一列になり、肩などを持ち合いながら進む。単独の場合は、渡らないようにする。

●渡渉する時にはザックをすぐ脱げるようにウエストベルトを外して歩く。

などなどです。

この公園内だけではなく、できるだけ自然を残すように、自然の中でも動物の危険を回避するために過ごすヒントがたくさんありました。
非常に興味深く、日本に置いても、自然の中で過ごすことが多い私にとっては、とっても勉強になりました。
ちなみに、この映像はDVDで何カ国語が用意されているようです。英語圏でない人が中途半端に理解したままパーミットを取得することを避ける為でしょうが、この国立公園の徹底ぶりはスゴイなぁと感心してしまいます。
アラスカの他の場所でもあったり、日本でもよくありますが、「説明したからこっちの責任はない」とか、形だけの説明で責任逃れするような中途半端さではく、徹底的な教育で全員を理解させて、自然を守るという意志が伝わりました。
だからこそ、ありのままの自然が残る今のデナリ国立公園があるのだと思いました。

そんな事を考えながら、バックカントリーを歩いてた訳ですが、どこもかしこも素晴らしい景色!
まさに、紅葉シーズンで真っ赤に燃える草木が広がっておりました。
ただ、徒歩で壮大な風景の中を進んでも、景色があまり変らない。^^;
同じ様な写真が多いですが、是非見てください。↓↓

スタート日の途中までですが、写真をまとめてみました。

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バックカントリーは、まだまだ途中ですが、今回はこの辺で・・。
次回に続きます。





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アラスカ旅行記 デナリ国立公園について

2009年12月03日 | アラスカ旅行

では、到着したデナリ国立公園について、ちょっとご説明。。

デナリ国立公園とは、北米大陸最高峰のマッキンリー山(標高6,194m)を擁するアラスカでもっとも有名で、もっとも多くの観光客が訪れる場所です。
デナリ国立公園の最大の特徴は、「人間は大自然にとって訪問者にすぎない」という運営コンセプト。
そのため、一般車両の乗り入れや、トレッキングを許可される観光客数の制限などなど、多くの規制がありますが、このような徹底した自然保護政策により、今でも、ありのままの自然が残る国立公園なのです。

今回、アラスカ旅行を計画するにあたり、1番興味があったデナリ国立公園でのキャンプ。


これは、公園内の簡単なマップですが、公園内には6箇所のキャンプ場があります。(▲みたいなマークのとこ)
右側から、私たちが初日に泊まった公園入り口にあるライリークリークキャンプ場。そして、サベージ・リバー、サンクチュアリー・リバー、テクラニカ・リバー、イグルー・クリーク、ワンダー・レイクキャンプ場。
前記事にも書きましたが、この中で一般車両の乗り入れが可能なのは、ライリークリーク、サベージリバーのみ。
それ以外のキャンプ場には、公園のキャンパーバスに乗って、キャンプ場に向かうことになります。
中でも、ワンダーレイクキャンプ場はマッキンリー山の眺望が絶品のため大人気、しかも28サイトしかないから、すぐに埋まってしまうという情報がありました。
指定キャンプ場以外で公園内に宿泊するには、公園最奥地にある高級ロッジに泊まるか、パーミットを取得して公園内で野営するバックカントリーのいずれか。

全てのキャンプ場は、予約手数料がかかりますが、WEB上でサイトの確保、キャンパーバスの手配ができるので、日程を決めてワンダーレイクキャンプ場の予約を取ろうと思っていたのですが・・

色々調べてるとバックカントリーも魅力的。。

では、ちょっとバックカントリーの説明を。
東京都の面積の約11倍に相当するデナリ国立公園は87に区分けされており、その内の41ユニットでは、人数を制限してバックカントリーパーミットを発行しております。
例えば、ユニット1のパーミットを取得すると、禁止事項に反しなければ、ユニット1のエリア内のどこででもテント泊ができる権利が得られる訳です。
ちなみに、デイハイクであれば、パーミットは必要ありません。


上地図の緑太枠内が公園になりますが、パーミットが取得可能なのは、色がついてる41箇所のユニットだけ。
色が付いていない下の方の氷河部分はマッキンリー山周辺ですね。ちなみにユニット45はマッキンリー山頂です。
ユニットによって制限人数が異なり、少ない場所では2名だったり、多い場所では12名まで入ることができるようです。

ただ、公園の敷地は四国よりも大きいらしいので、それぞれ、大きさの差はありますが、ひとつのユニットが広大な敷地だと言うことがわかってもらえたでしょうか。。


もう少しアップの地図です。
バックカントリーに入るには、公園のレンジャーから直接、説明を受けて、自分で入りたいユニットを選び、日数を決めてパーミットを取得します。
この取得に関しては、必ず本人(グループであれば全員)が、前日までにレクチャーを受ける必要があります。よって、電話やWEB上でのユニット確保や予約は一切できません。
※ちなみに、ひとつのユニットには最大7泊。バックカントリーに滞在できる最大日数は30泊(夏期の場合)。

日本で調べてわかったことは・・
●トレイルはほとんどなく、踏み跡すら残さないようにする必要がある
●食糧や、使用したコッヘル類、石けんや歯磨き粉なども、熊がにおいを嗅ぎ付けそうなものはすべて、右の写真のような、ベア・レジスタント・フード・コンテナ (BRFC) の中に収納しなければならない。
●テント・サイトは、パーク・ロードから少なくとも0.5マイル離れていなければならなくて、かつ、他の人から見られる場所であってはならない。誰かがキャンプしたような場所でキャンプするのは避け、キャンプ後が残らないようにする。
※パークロードと言うのは、上の地図の黄色でなぞってる線で、公園内で唯一車が走る道路。この道をシャトルバスや、ツアーバスなどが走ります。

などなど・・

要するに、野生動物に対しても、植物に対しても、とにかく全ての自然の中に人間の痕跡が残らないようにするということ。
今まで、日本の山でテント泊はしたことあるけど、ここまで徹底した状況は経験したことがない。。
トレイルがないということはルートファインディング能力も必要だし、動物の存在も怖い。。
でも、せっかくデナリ国立公園まで行くのだから、この公園を一番満喫することができるバックカントリーにも是非入ってみたい。。

色々と情報を調べ、ワンダーレイクキャンプ場を予約するか、経験も無いのに、バックカントリーに入るか否か・・と、2人で悩むものの、決まらないままに日はどんどん過ぎて行き、キャンプ場の予約サイトでは、どんどん空きサイトの残数が減っていくワンダーレイク。。

そこで、2人で出した結論は、決められへんし、状況もわからないので、予約はしない。
とりあえず、バックカントリーに入る予定にしておいて、どうしても無理だったら、行った時に空いてるキャンプサイトに泊まればいいやん。

と、何ともゆるい結果。(笑)

悩みましたが、アラスカ以降も再利用の機会があることを願って、GPS用のマップUS TOPOも購入して、逃げ道を無くし、世界一景色の良いキャンプ場と名高いワンダーレイクキャンプ場を諦めて、全く未知のバックカントリーに挑むことになった私達なのであります。

■長くなりますけど、パーミット取得までのドタバタ劇も一気に書いちゃいます。■

9月5日(土)のお昼にデナリ国立公園に到着。情報によると、バックカントリーに入るつもりなら、先にパーミットを取得しないと、バスの予約もできないそうなので、到着後すぐに、Backcountry Information Center (BIC)に向かいます。
到着すると、外のテラスのベンチに何人か座っていて、建物の外に貼られた大きな地図の前にレンジャーが立っています。どうやら、説明が始まるようで、「バックカントリーが希望なら座れ」というような事を言われたので、私達もベンチに座って、レンジャーの説明を聞きました。(上の写真はHPからの引用ですが、まさにこんな感じ!しかも、同じレンジャーさん。)
もちろん、英語なので、ほとんど理解できませんでしたが、道中に使用するBRFCの使い方の実演や、動物の種類による距離の取り方などの説明がありました。

その後、説明が終わってから建物内のユニット空き状況を見ると、明日から入れるユニットのほとんどが埋まってる!
マッキンリーが見えて、歩きやすそうなサイトも全滅。。
行かれた方のHPで、チェックしていたユニットも全て埋まってる。。

やはり、週末だからか??
うーん、いきなり予定外。^^;
完全に情報がない状態でのスタートとなってしまいました。
わずかに残されたユニットの中から、建物内にも貼ってある大きな地図と空きのあるユニットを見比べながら選定した結果、ユニット4のパーミットを2泊取ることに決めました。
残ってるユニットの中では等高線が緩くて歩きやすそうだし、サベージリバーという大きな川が流れてる場所なので、ルートファインディングもしやすいのでは?という理由。

その後、選んだユニットを受付で伝えて申込をし、説明のビデオ(日本語字幕付き)を見ます。
バックカントリーで過ごすための心得や、熊に出会った時の対応など、とても興味深く、為になる内容でしたので、また改めて記事に書きますね。

ビデオの後は、申込用紙の記入をするのですが、日本の登山届けとは違って、記載内容がめっちゃ細かい。。
登山、バックカントリー経験の有無や、あればその内容、何かあった時の緊急連絡先、グループ全員の性別、身長、体重や、特徴(髪の色など)、おまけに、テントの種類、ザック、レインウェア、Tシャツ、ダウンJKT、帽子など、持って行く全ての服のカラーや、ブランドを記入する部分もありました。

最終的に、用紙も提出して、やっとパーミットを取得。同時に、BRFCも貸し出されました。
右の写真ですが、2人だったら3日分の食料が入るらしい。重さ約1.2kg、容量約10kgです。
パーミット取得とBRFCのレンタル料金は無料でした。

ちなみに、このBRFCは、バックカントリー終了後48時間以内に返せなかったり、なくしたり壊してしまった場合には、罰金があるようです。
しかし、返却がなかったからと言って、捜索することもなく、家族からの要請があって、始めて捜索隊が出るようです。なので、バックカントリーに入られる方は、何日までに連絡がなければ捜索願いを出すよう、家族などに伝えておくように・・とのことでした。
その後は、BICで購入したユニット4の地図に、壁に貼ってある大きな地図とにらめっこしながら、ユニットの境界線をペンで書き写します。購入した地図にはユニットの区分がないので、自分で記入する必要があります。
ユニット4の制限人数は6名。
境界線の記載が終わると、明日から、ほとんど独り占め状態となる大きな空間が地図に浮かび上がりました。

続いてWilderness Access Centerにて、翌日ユニット4まで向かうキャンパーバス($35)の手配。翌朝11時出発のバスを予約して、バックカントリーに関する手続きは全て終了。

後は、パッキング&心の準備。


さて、大丈夫か?^^;
不安7割、楽しみ3割。(笑)


次回は、翌日からのバックカントリー記事です。





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アラスカ旅行記 デナリ国立公園までの道のり

2009年11月18日 | アラスカ旅行

2009年9月5日(土) アラスカ滞在5日目
デナリ国立公園までは、パークスハイウェイという道を北上。この道は、アンカレッジとフェアバンクスの二大都市を362マイルでつなくハイウェイで、途中のアンカレッジから237.4マイル地点にデナリ国立公園へのエントランスがあります。この道は、景色の良い道としても有名で、天気が良ければマッキンリー山も見ながら走ることができるハイウェイなのです。
本日、走る距離は約180マイル。そして、このドライブが凄かった。。
どんどん北上するに当たって、日本では味わえない雄大な景色が広がる上に、マッキンリー山もばっちり拝むことができました。^^
マッキンリー山は、植村直己さんが、亡くなった山として御存知の方も多いと思いますが、雲に隠れていることが多く、運が良くないと見れないことで有名。
アラスカでは、黒潮の暖流が雲をつくり、雪を降らせ、氷河となりますがアラスカ氷河の北限は、マッキンリー擁するアラスカ山脈で、ここを超えた内陸部は、降水量も少なく乾燥し、夏は暖かくなるので雪が解けてしまうのです。
ということで、雲が関止めされるから、マッキンリー全体を見れるのは珍しい事らしいです。
(ちょっと引用させてもらいました。^^;)

規模は違うけど、日本でいう富士山みたいなもんでしょうか。それが、私達が訪れた時は、超快晴、クリアな空で、「見えない日あるの?」と言いたくなるほどハッキリと見ることができました。
実は、この山を見ることが、今回のアラスカ旅の目的のひとつでもあったのです。現地では、デナリ(国立公園と同じ名前で、ちょっとややこしい^^;)と呼ばれていて、先住民デナッイア族の言語で「白き偉大なるもの」という意味だそうです。そして、標高6194mのその山容はまさに偉大そのものでした。
見えた瞬間にそれとわかる圧倒的な存在感は今までで見た山の中でダントツ。
冗談でも、登りたいなんて口にしてしまうと、山に踏み潰されそうな威圧感もあり、拝むだけでも十二分に価値のある山でした。

世界五大陸最高峰って、見るだけでも本当にすごい。
最高峰のエベレストなんて、どんな迫力なんでしょう。機会があれば、この目で見てみたいもんです。
ちなみに、エベレストの標高はマッキンリーより2700mも高いけど、チベット高原からの比高は3700m程度、それに対してデナリのふもとからの比高は5500mだそうです!
それを知ると、あれだけ大きな山体が拝めたのも納得。麓から5500m突き出たマッキンリーは本当に大きかった。。

景色に圧倒されつつ、ビューポイントで停車しまくり、写真撮りまくりで、進んでいったものだから、デナリに到着したのは、予定よりオーバーの11時半ごろ。
デナリ国立公園に到着してから、今日泊まる公園内のキャンプ場の手配や、明日の予定の手続きをしなきゃいけないのですが、何ともすごい人・人・人。
で、やっと気づきました。今日が土曜日だってこと。^^;
アラスカ旅行の計画を立ててる時から、全く気にしてなかった曜日ですが、よく考えたら、週末の方がそりゃ人は多いだろうな。。
そんな中でも、何かと手続きを終了させ、この日は、予定通り公園入り口にあるライリークリークキャンプ場のサイトを確保することができました。
このライリークリークは、A、B、Cの3種類にわかれており、Aは大きなサイズのキャンカー用、Bはノーマルサイズのキャンカーや、普通車用、Cは車の乗り入れ不可のWALK-INサイト。
価格もそれぞれ異なってますが、今回、私たちが取れたサイトはCのWALK-inサイト。
本当は、Bサイトが良かったんだけど、既に満員。Cしか空いてなかったのですけど、ま、値段も1番安いし問題なしです。
ビジターセンターにてサイトの確保と1サイトの料金$14の支払い。公園の入場料$5も、このときに一緒に支払います。
基本的に、Cサイト内であれば、空いてるサイトを自由に選ぶことができます。
ちなみに、公園内で、一般車両の乗り入れができるのは、このライリークリークとサベージリバーキャンプ場のみ。そこから先は、公園のシャトルバスや、営業許可を有するバスしか乗り入れすることができません。上高地みたいなもんですね。
次回の記事で、もう少し詳しくデナリ国立公園のこと、明日の予定のことなんかをアップする予定ですので、もうしばらくお待ちください。

で、サイトに入って落ち着いた後は、再び公園を出て、パークスハイウェイ沿いで買い物や、ランチタイム。
公園内のライリークリークには、食料や、飲み物、アルコール、薪、お土産など、いろんな物が売ってるグロッサリーがありますが、割高なのです。ま、公園内での買い物はここしかないので、妥当と言えば妥当。
移動手段がない人は仕方ないですが、車などがある人は外で買った方がお得です。
ま、外もアンカレッジ市内よりは高値設定ではあります。

そんな感じで、やっと到着したデナリ国立公園。写真を見てもわかるように、樹林帯に囲まれたキャンプサイトからの見晴らしはゼロ。昼間は20度近かった気温も夜には5度前後、朝方には0度位まで下がったようです。夜には星も見れましたが、樹林帯の中ではなく、もっと広い空で星空を仰ぎたかったな。
ま、今日の1番はやはりパークスハイウェイでのマッキンリーの眺め。
明日は、今日よりも、もっとステキに景色に出会えますように・・。

写真まとめてみましたので、よければ見てください。

☆上のバナーをクリックするとlightboxのページが開きますので、写真をクリックしてスライドショーをご覧ください。


【参考】1マイルは約1.6キロメートルとなります。




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アラスカ旅行記 車窓からの景色

2009年11月14日 | アラスカ旅行

9月4日(金)~9月5日(土)
イグジット氷河のトレッキングを終えた後は、気持ちよい天気の中、アンカレッジを経由して、デナリ方面に車を走らせました。
ま、車窓といっても、電車ではなくてレンタカーですが。(笑)それでも、素晴らしい景色なのは変わりなし。ゆったりとした車旅を満喫しました。
と、その前に、左の本の紹介からさせてください。アラスカの一般的な書店などで販売されているmilepostというマップで、値段は30ドル弱とお高めではありますが、今回のアラスカレンタカー旅で最高に良い仕事をしてくれました。^^

アラスカでは、始点(例えばアンカレッジやフェアバンクスなどの主要都市)から1マイルごとに小さな標識がハイウェイ沿いに立てられていて、現在位置を確認するのに、とても便利です。
例えば、アンカレッジから3mile進んだ場所には、3mileという標識が立ってます。
それに合わせて、このmilepostには、地図はもちろん、ショップやガソリンスタンド、レストラン、キャンプ場、モーテル、B&B、パーキングエリア、ハイウェイのジャンクションの詳細、追い越し車線の情報などがマイル数と共に詳しく記載されています。例えば掲載されている15.5マイルのガソリンスタンドで給油しようと思ったら、15マイルの標識を越えてから注意深く進むと、目的地がきっちり確認できるというもの。しかも、ハイウェイごとに詳しい情報が載っているので、色んな地域の情報が到着する前に、ある程度把握できるのです。
掲載地域はアラスカ全土。本の大きさは、少し薄めのタウンページ位かな。ちょっと大きめなので、持ち歩くって感じではないですが、車でチェックしながら進むには見やすくて、とっても役に立ちます。

内容は右のような感じ。マップはハイウェイの規模によって、もっと大きく記載されてる所もあったり様々です。
ちょっと見づらいけど、下の文章にJ5.7 C27.9 Wellwood center B&Bと記載されているのですが、これは、J(Juneau)から5.7マイル、C(Chitina)から27.9マイルの場所にあるWellwood center B&Bということになります。

こんな感じで、マイル数と共に、いろんな情報が記載されていて、ショップの記載では、お酒販売の有無や、オススメの食べ物などが書いてる場合もあるし、景観の良いパーキングスポット情報も満載。
アクティビティーの案内も豊富で、釣り情報、トレイルの入り口、ガイドツアーの案内なども書いてあるので、遊びにも便利。

キャンプ場であれば、サイト数や、シャワーの有無、水場などの記載がありますので、全く事前情報がない地域でも、このmilepostがあれば、だいたいの目安を持ってキャンプ場選びができるのです。ただ、キャンプ場の価格は、記載があるものと、ないものがあるので、到着してから確認することが多かったかな。
まぁ、いずれにしても、すごく便利!!内容は英語ですが、比較的わかりやすい英語なので、だいたい理解できました。アラスカで車旅をされるときは是非お供にご利用ください。^^
日本のツーリングマップも、字で説明してる部分を、もうちょっと充実させて欲しいな。事前情報があり過ぎても、冒険心がそがれるから微妙ですが、キャンプ場マークだけを頼りに行ったら、とんでもない所だったりすることもあるし。^^;
ま、日本の道路状況や、旅に対する概念の違いもあるんだろうけど。。

さて、この日もmilepostを頼りに出発。デナリまではざっと約600km。アンカレッジまでのスワードハイウェイにしても、アンカレッジからデナリ間のパークスハイウェイも、素晴らしい眺めの景勝道路。明るい時間にのんびり景色を楽しみながらドライブをするために、翌日正午までのデナリ到着を目標に、約600キロのロングドライブを1泊2日かけて楽しみました。
氷河トレッキングから駐車場に帰ってきたのが12時半。そこから、出発してスワードハイウェイを北上。ここに到着した日は天気が悪かったけど、この日は、すっきり青空!やっぱ青空の下だと景色も映えるね~。行きと同じ道だとは思えない景色が広がっておりました。時には車から降り、無理な場所では車窓からアラスカ風景満喫。

スワードハイウェイでは、こんな景色がゴロゴロしてました。

景色も良いけど、腹も減るので、スワードから30マイル程進んだムースパスという町のレストランでランチを食べました。初日ぶりのハンバーガー&フライドポテト、ホーリーはバーガー&オニオンリング。そして、案の定やられた胃。^^;
味は美味しいんだけど、ほんと量が多いのよ~。またまたボックスをもらって持ち帰りました。

その後、順調にアンカレッジに向けて車を進めておりましたが、徐々に睡魔に襲われる2人。普段なら、助手席の人が寝ればいいと思うんだけど、寝てる間に景色を見逃すのがもったいなくて、助手席だからと言って簡単に眠れない。。
それだったら、車を止めて二人でお昼寝じゃ!ということで、アンカレッジより30マイル程手前のパーキングにて2人で車中昼寝。すっかり爆睡してしまいました。
起きたら17:00。
再びホーリーの運転でアンカレッジを目指します。事あるごとに「運転替わろうか?」ってたずねても「まだいいよ~」と、運転してくれたホーリー。今考えたら、きっと私の運転が嫌だったんでしょうね。。ええ旦那さんやなぁって思ってたけど、ちょっと違うかったみたいやな。(笑)

その後、アンカレッジで一旦ハイウェイが終了、市内を通り抜けて今度はパークスハイウェイに入ります。パークスハイウェイはアンカレッジとフェアバンクスを362マイルでつなぐ南北に伸びる道。私達が走るのはデナリ国立公園のエントランスがある237.4マイルまで。絶景が広がる道だそうで、めちゃ楽しみ。^^

アンカレッジの市内で買い物と給油を済ませた時点で既に19時。日が暮れるのは遅いと言っても、もうそろそろキャンプインしたい時間帯。っていうか、早くビール飲みたいって感じでしょうか。(笑)
でも、デナリまでの距離を翌日に残しすぎて、バタバタするのも嫌だしなぁ・・と、冒頭に出てきたmilepostとにらめっこしながらキャンプ場思案。
・デナリまで3時間圏内
・車の乗り入れが可能なオートキャンプ場
・トレッキングで汗をかいたのでシャワーのある場所
という希望を優先しながら選んだのは、アンカレッジから57.7マイルの所にあるMiller’s Placeという場所のRiverside Camper Park。キャンピングカーのためのRVパークの中に、2つだけ車の乗り入れ可能なテントサイトがあるらしい。。どんなとこ?って思って到着したら、広い広場にキャンピングカーがたくさん止まってて、その隅っこに、小さなサイトが2個設けられてました。^^;
「このスペース、キャンピングカーのサイトにするには狭いけど、もったいから、普通のテントサイトにするか」って感じ。(笑)
受付に行くと、2個のテントサイトのうち1サイトは予約で埋まってるけど、もうひとつは空いてるよと聞かされ、悩みましたが、このキャンプ場で過ごすことにしました。料金は1泊1サイト20ドルと少しお高め。
景観が良いわけでもなく、設備が整ってる訳でないですが、動物におびえることもなく、比較的日本に近い状態で過ごせたオートキャンプはやっぱり楽チンでした。^^
本日車で走った距離は約200マイル。日が暮れだすと、雲が広がってしまいましたが、キレイな夕焼け空を拝みながら、買ってきた薪で焚き火も楽しむことも出来たし、朝は気持ちよい氷河トレッキングができたし、きれいな景色を見ながらドライブも楽しめて、とっても充実した1日となりました。^^

写真まとめてみましたので、よければ見てください。

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翌日のデナリまでの走行距離は179.7マイル。
さて、どんなドライブが待ってるのでしょうか・・

【参考】1マイルは約1.6キロメートルとなります。




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アラスカ旅行紀 初トレッキング

2009年10月15日 | アラスカ旅行

キャンプ場を出発して今日の目的地イグジット氷河に向かいました。といっても、キャンプ場からすぐ近くなので、5分もしない内に駐車場に到着。ここは、キーナイフィヨルド国立公園のハーディング氷原から流れ落ちる氷河で、海ではなくて、陸地に流れる氷河として有名だそうです。

1km弱のトレイルを進み、イグジット氷河を近くで見るコースと、標高差約1000m、片道6kmのコースを歩いてハーディング氷原まで登るThe Harding Icefield Trailがあるのですが、我が家の行き先は1km弱のトレイルから。
というのも、この日の昼過ぎから、今回のアラスカ旅の一番の目的デナリ方面に向かう予定。スワードからデナリまでの距離はざっと約600kmなので、今日中には無理でも、少しでも近づいて、明日の昼までにはデナリに到着できればいいなぁと思ってた訳です。あと、もうひとつの理由は飲める水が二人合わせて500mlしかなかったこと。^^;

下調べ不足で、こんなトレイルがあることも知らなくて、水買ってなかったんですよね。。前日のキャンプで一緒に焚き火をしたアメリカ人夫婦が登ったらしく、往復7時間かかったけど、上は素晴らしい景色だったと聞かされてから、登ってみたい!と思ったのですが、時すでに遅し。。
近くにグロッサリーもないし、日本みたいに観光地の駐車場には自販機がある訳もなし、こればっかりは仕方ない!ということで、水500mlを持って、1kmのトレイルからスタートしました。
この1kmのトレイルは舗装された道で、あっという間に氷河の近くまで行く事ができました。左の地図で言うと、左下の少し濃い水色の部分になります。
ちなみに左側の白くなってる部分がイグジット氷河です。ちょっとわかりずらいけど、何となく雰囲気が伝わるかな。

さて、あっという間に到着したイグジット氷河ですが、2人にはちょっと物足りない。。
でも、500mlの水で登るのは絶対に不可能。。
でも、やっぱ登りたい。。
そんな押し問答の末、水の量を見ながら、登れるところまで登ってみよう!ということになりました。^^;

トレイルのスタート地点TrailHeadに到着したのが9時。そこからのトレイルは舗装された今までの道とは違って、急登が入り交じる登山道。それでも、わかりやすいトレイル上を進んで行けるので、とっても快適に歩く事ができました。
早朝は5℃位だった気温も、どんどんあがって、半袖でも大丈夫じゃないか?と思えるほどのポカポカ陽気に。青空も気持ちよくて、これで水さえあれば~!!と、口に出すのも嫌なくらい、喉が渇きます。(笑)

結局、行けたのは、左の地図上のTop of Cliffs Overlookまで。ゴールまでは、もうちょっと距離があったので、やっぱこの辺が限界でしたね。片道2.3マイル、標高差500m、時間2時間の短い山歩きとなりましたが、日本ではなかなか見れない景色も見れたし、アラスカでちょっとでも山登りできて良かったのです。^^

でも、もちろん悔しい気持ちも。。日本に帰ってからハーディング氷原の動画とか画像とか見たら、すごく衝撃的だったので、「あ~、やっぱ行きたかったなぁ」と思う今日この頃です。(笑)

行き当たり、ばったりの旅も好きですが、海外って滅多に行けないんだから、もうちょっと詳しく調べておけば良かった~!と計画性のなさを反省するイグジット氷河となりました。

写真をまとめてみましたので、見てください!

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この後は、少しずつデナリ国立公園に近づいていきます!
あ、でも、次回から少し中断。
次は、先日の3連休記事になります。





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