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秋の稲村ケ岳

2011年10月27日 | trekking

不安定な天気予報の先週日曜日でしたが、そろそろ関西の山でも紅葉が始まりだした頃なので、山に出かけてきました。

不安定と言っても、前日にはかなり安定した様子で、関西全域で晴れマークと嬉しい好転。ま、紅葉が目的なので、多少雨が降っても、しっとりした雰囲気を楽しめてよいかも・・と、雨でも気にせず歩ける岩場の少ない大峰山系稲村ケ岳を目的地に。

ご存じ、登山口になる奈良県南部にある天川村は、先日の台風12号で大きな被害を受けた地域でもあります。
あれから初めての大峰山系。
行かれた方の記事などをチェックすると、稲村ケ岳までの登山道には影響はないとのこと。
ずっと気になってる方面でもありましたので、やっと足を運ぶことができました。

大阪から169号線、309号線を走り、問題なく8時過ぎに駐車場の母公堂に到着。
一台だけ駐車スペースが空いてて、ラッキー。
駐車場代500円は、さい銭箱に入れてください、とのことです。


準備を済ませて、母公堂からすぐ近くの登山口から登っていきます。


しばらくは、植林に囲まれたちょっと暗めの道が続きます。

40分ほど歩くと観音峰との分岐になる法力峠に到着します。
観音峰は登ったことないけど、樹氷も有名な山。
今年の冬に行ってみたいな。


法力峠以降は、少しずつ色づいてきました。


登っていくごとに、紅い葉っぱも多くなってきた。


この辺、すごい綺麗やったな。

その後、歩いていくと、紅葉もどんどんなくなってきて、稲村岳山小屋に到着。
去年と同様、法力峠から小屋の間が紅葉のタイミングやったみたい。


この小屋の前には、お手洗い(100円)もあり、ベンチなどもあって、休憩には最適。
とりあえず簡単な休憩をしてから、稲村ヶ岳、大日岳にピストンで向かいます。
登山開始してからは良い調子で晴れてましたが、どんどん雲が出てきて青空もすっかりなくなってきてました。


小屋から大日キレットを超えて30分ほど歩くと稲村ヶ岳山頂。
ここからの展望は評判が良いですが、今日はガスで微妙。。
この後、さらにガスが出て、周りの山はほとんど隠れちゃいました。


道中にちょっとだけ鎖場などがあります。
ここ、去年来たときは脚立がなかったのですが、備え付けられてました。

その後、大日岳の山頂を踏み、ピストンで小屋前に戻って昼ごはん。
写真はありませんが、今回は珍しくカップ麺ではなくて、パスタ。
と言っても、パスタ茹でて、カルボナーラのソースかけて、ベーコン焼いただけ。
でも、ミニトランギアの鍋で2人分のパスタをゆでるのはさすがに無理やったな。^^;
やっぱ、ブラックライト持っていくか、2回に分けて茹でるか・・。
2回に分けたら、燃料もったいないしなー。
2人分って、荷物増えるねー。
と、今更なこと言うてるけど、最近、アルファ米、カップ麺、焼くだけのものに、頼り切ってたので、改めて何か調理っぽいことをしようと思ったら、荷物が増えるんやな・・ということを実感しました。

食後は、レンゲ辻方面へ。


前回と同じく、レンゲ辻の結界まで尾根を歩き、大峯大橋へと下るルート。
小屋からレンゲ辻までは、高低差もなくて非常に気持ち良いです。

30分程で結界に到着し、大峯大橋へ下ります。


この下り、ちょっと足元悪いので注意です。
しかも、前回一人で歩いた時の思い込みのせいでで、ちょっとだけ迷いかけた。><
こういうの気をつけないとアカンねー。
基本的には、標識もあったりと、難しいルートではありません。


下ってくると、再び紅葉も出てきました。

その後、レンゲ辻から1時間程下って、林道の終点に到着。
その後、林道を40分ほど歩けば、母公堂に戻ってこれます。


林道歩いてる途中に人工的に植えられたっぽい紅葉畑を発見。

かわいらしいんですけど、なんとなく作られた感が。。
なんで、ここに?
って感じがちょっとします。
ま、林道歩きの目の保養になればいいねー。


その後、無事に母公堂に到着。
母公堂のおじさんとおばさんに、コーヒーとお煎餅の接待をいただき、少し台風の話を伺いました。
ここや、洞川温泉には、雨はたくさん降ったけど、ほとんど被害がなかったらしいです。
ただ、天川村内には、まだ通行止めの道もあり、そして、弥山の登山口になる行者還トンネルにもまだ車が入ることができない話をうかがいました。
そして、今年の大峰山系の紅葉は終わったのではなく、台風ですっかり葉が落ちてしまって全然ダメだったそうです。
今年は全国的に紅葉が楽しめない年なようですね。。
まぁ、紅葉はいいんですけど、まだ被害のある地域が早く元通りになって欲しいものです。。


母公堂を後にしてから、久しぶりの洞川温泉センターで汗を流しました。


弱アルカリ性単純泉で、普段の疲れまでこそぎとれるような、気持ち良いお湯でした。

台風以降、天川村の観光客も減っているようですが、大阪からの車アプローチも、少し迂回路がありますが、全然問題なく走れますし、今回の稲村ケ岳の登山道もまったく問題なく歩ける場所ばかりでした。
ぜひ、みなさんにも足を運んでほしいな・・と思います。
これからは、麓の紅葉もきれいな時期に入っていくと思いますし、観光がてら、美味しいこんにゃく食べて、気持ち良い温泉に入って良い時間を過ごしてみてはいかがでしょう。。



あ、天川村つながりですが、クライマーに馴染み深いエリアのある奈良県南部を支援するために、奈良のクライマーさんが集まってチャリティーTシャツを製作、販売し、利益を寄付金として被災地に届ける活動をされています。
私が通ってるクライミングジム(←少し前からボルダリング始めました)でも、受注していたので、購入いたしました。
ネットでオーダーも可能なようなので、興味のある方はぜひコチラをご覧ください。→AATS PROJECTS
奈良県南部だけでなく、先日ボランティアに行った和歌山や三重県でも大きな被害があり、まだ被害の影響のある場所が多いです。
それでも、観光できる場所や、登れる山もたくさんありますので、ぜひ、足を運んでほしいな・・と思います。