
今日は上記を読みました。
ジャンルはヤクザ物で、主役は強面武闘派だけど頭も切れる42歳の桑原と、嫌々ながらも彼に巻き込まれ続ける39歳のヘタレ建設コンサルタント二宮です。
展開も速く、淀むことなく読み終えたのですが、なんとなく違和感が残りました。
これは、小説というよりも、そのままで映画の台本に近いのです。
ストーリーには、嘘、裏切り、騙し合い、罠、心理戦、アクションシーンなどが散りばめてあるのですが、
この小説のメインディッシュは桑原と二宮の軽快な会話なのです。
とにかく、このコンビ間の会話が、かなりのボリュームを占めますので、映画の台本を連想してしまうのです。
大阪弁での歯切れのいい会話がテンポ良く展開されます。
まあ、楽しく読み終えましたが、お勧め度は70%くらいでしょうか。