春庭パンセソバージュ

野生の思考パンセソバージュが春の庭で満開です。

心も頭もポカポカ春庭のへぇへぇ平成(へぇなる)教育研究「本歌取りとパロディ」

2004-01-16 | インポート
心も頭もポカポカ春庭のへぇへぇ平成(へぇなる)教育研究「本歌取りとパロディ」
(2004/01/16)

 土日祝日更新お休みの当サイト、01/12の祝日に更新した分の代休として、01/16は更新お休みします。
 センター試験会場準備で、授業はお休みになったのだけれど、1/16も働くことにしました。日本語教育研究という授業を受講している学生のひとりのために補講をすることにしたんです。出席日数不足のたった一人のための補講です。

 毎年、授業日数の三分の二以上出席しない学生には単位を認めない、ということを申し渡してあります。春庭のクラスは発表や模擬授業など参加型の授業なので、出席して参加しない学生に単位は出せません。「日本語教育能力検定試験過去問」という試験も課すけれど、試験でいい点数をとっただけでは単位にならない。
 実際に自分で指導案を書き、授業をやってみる。日本語学校を見学してレポートを提出。他の学生の模擬授業に対して「良かった点、改善点」を指摘するコメントを書く、など、さまざまな活動を全部はたさなければ、単位は出ない。

 けれど、去年は「トラック運転手をしている父親が事故にあい、かわりに仕事を手伝ったり、おばあちゃんのお葬式の喪主代理をしていた」という学生のために、補講日を設けて出席日数不足をカバーすることにした。今年は「弟がバイクで事故を起こし、病院へ行っていた」という理由で試験日に欠席した学生のために、補講する。自分の出講日のほかに、サービスで授業をするボランティア授業。ただ働きです。

 自分でも、どうしてこう金にならないことばかりやるのかと思うけれど、金に縁のない星の下にうまれてきたんですね。幸うすい定めなの。

 そこで、本日自分ひとりで受けて付けて回ったパロディについて。
 パロディって、解説つけなければパロディ元がわからないってのは最低なんだけど。

 2004/01/16 00:07 haruniwa さっちゃんはね幸子っていうんだ本当だよ幸多かれと我祈るなり
2004/01/16 06:46 haruniwa 幸ちゃんの幸子の幸が薄すぎて幸おほかれとわが祈るなり

 三つのパロディもとがあります。
1)
皇太子でんか「すこやかに育つ幼なを抱きつつ幸おほかれとわが祈るなり」
常陸宮デンカ「手足のわざままならぬ子ら見守りて幸おほかれとわが祈るなり」
寛仁親王ヒデンカ「振り袖をきよそひて立つ娘ら二人幸おほかれとわが祈るなり」

 これは、もう雲の上ツカタでは、「さち多かれとわが祈るなり」は流行語大賞なのに違いないと思い、もったいなくもかたじけなくも、下々が下の句まねる。
2)
召人・大岡信「いとけなき日のマドンナの幸ちゃんも孫三たりとぞeメール来る」
3)
さっちゃんはね、さち子っていうんだほんとはね。だけどちっちゃいから自分のことサッチャンって言うんだよ、かわいいね、さっちゃん。さっちゃんはね、遠くへ行っちゃうんだほんとだよ。だけどちっちゃいから、ぼくのこと忘れてしまうだろ、寂しいな、さっちゃん
4)
あがた森魚「赤色エレジー」
♪幸子の幸は どこにある~

 で、1,2,3,4をこき混ぜると「さっちゃんはね、幸子っていうんだ本当だよ幸多かれとわが祈るなり」ができあがったのでした。

 これをパロディといってもいいけれど、本歌取りというと、ちょっとは上品に聞こえるので、本歌取りと言っておこう.
 パロディは、モト歌を「面白おかしく」ねらいで、作り替えること、本歌取りは、もとの歌を、創作の背景として生かしながら、新しい歌を創作するということで、ふたつはちがうけれどね。

 かっこつけると、ちょっとは上品そうに見えるかと思ってみたものの、春庭の品性下劣ははじめから底が割れている。
 上記のさっちゃんパロディでも、本当に上品な方々からは、大いに顰蹙を買ったことだろう。うん、顰蹙あつめ、順調です。
 寂しいなあ、さっちゃん。
 やっぱり春庭、幸うすい人生なのよ。

 更新おやすみのことばを述べてきて、これって、ちゃんと更新したことになるんではないかなという気がするきょうこのごろ。以上、週末おやすみの弁。

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