ハルナツアキフユ 

転移性悪性黒色腫(メラノーマ)と診断された夫のことや
巡る季節の中で思うことを綴っていきます。

新薬について思うこと

2014年02月15日 | 悪性黒色腫(メラノーマ)


小野薬品が昨年のクリスマスにニボルマブの承認申請をしてから
何か進展はないものかと頻繁にHPやニュースをチェックしていますが
そんなに早く動きがあるわけでないことはわかっていて
今はとにかく「待つ」しかないのだと
自分に言い聞かせています。

でも、今まさにステージ4で転移があって治療している人や
転移を告げられたばかりの人たちにとっては
どんなに待ち遠しいことか・・・。

そんなことを考えながら
勤務先である地域包括支援センターに出勤した昨日の朝のこと
職場のデスクに山積みになったうんざりするような数の封筒の中に
「小野薬品」からの手紙を見つけびっくりしました。
地域包括支援センターに製薬会社から案内が来ることはほとんどなく
小野薬品でなかったらたぶんスルーしていたかもしれません。

それは、認知症の方の作品を広く全国から募集するという「ふれあいつながる作品展」の案内でした。
小野薬品の「えがおとこころでつながる認知症医療」の活動の一環として行われているようです。
リバスタッチという貼るタイプのアルツハイマー型認知症治療薬がありますが
私は、それが小野薬品の新薬であることは知りませんでした。

サイトはなかなか面白くよく作られているなあと感心しました。
営業担当者が発売前に全員認知症サポーター養成講座を受講しサポーターになったとかで
私も認知症サポーター養成講座は企業や事業所で開催して講師を務めているので
なんだか小野薬品がとっても身近に感じられて嬉しくなってしまいました。
今まで製薬会社というのは何となく近寄りがたい感覚がありましたが
ひとつの新薬を売り出していくのに
さまざまな取り組みをしていることにとても好感が持てます。

さて、世界に先駆けて承認申請されたニボルマブですが
メラノーマばかりでなく非小細胞肺がんや 腎細胞がんなどにも有効性が期待されているので
かなり幅広いがんの治療薬になるのでしょう。

アメリカ大手の製薬会社なんかに負けないで
世界で一番早く承認されて欲しいと
心から願っています。








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