ハルナツアキフユ 

転移性悪性黒色腫(メラノーマ)と診断された夫のことや
巡る季節の中で思うことを綴っていきます。

8/31 オプジーボ治療の経過

2014年08月31日 | 悪性黒色腫(メラノーマ)


8月21日にオプジーボの点滴を受けた夫ですが
その後10日間経過して
外見上も体調も全く変化がありません。

もちろん、腫瘍にどのように影響しているかはわかりませんが
よくある発熱やだるさ、発疹などの症状もなく
体重も70kg前後をキープしていて
とりあえずは安心しています。

生活は今までと変わりありませんが
感染症や食中毒がとても怖いので
今まで以上に神経を使っています。

食生活はできるだけ有機栽培や無農薬のもので
朝は人参ジュース、オートミールとグラノーラ、全粒粉やライ麦のパン、フルーツなど
昼は人参ジュース、玄米ご飯、サーモン、野菜など
夜は人参ジュース、玄米ご飯、鶏肉か魚料理、
できるだけ多くの野菜やキノコ、豆など・・・。
ニンニクやショウガなどはたっぷり使うようにしています。
オイルはオリーブオイル、塩は控えめ、
脳に浮腫があるので調理用の酒も使っていません。
もちろん、晩酌はノンアルコールのビールだけです。
おやつはアイスクリームやナッツなど。(ハーゲンダッツのマカデミアナッツに目がありません!)

人参ジュースは毎日1.5ℓ飲んでいますが
それだけのジュースを低速ジューサーで作るのに
結構な量の野菜と果物が必要です。

人参(中)7~8本
リンゴ2~3個
レモン2個
キウイフルーツ2個
キャベツ半分
ほうれん草1袋弱
セロリ1本
バジルの葉(6~7枚)
ブロッコリースプラウト、アルファルファ、マングビーンスプラウト(家で栽培)
トマト1個~
キュウリ2本~
ショウガスライス少々
スピルリナパウダー大さじ1杯
ウィートグラスパウダー(寒い時期は家で栽培できたが暑くなったら上手く育たないので)大さじ1杯

朝5時半に起きてジュースを作りますが、私は人参とフルーツの美味しいところだけ
残りをちょっといただきます。(甘酸っぱくてとても飲みやすく美味しい!)
緑黄色野菜とパウダーが入ったジュースは
ドロッとした深緑で、私にはとても飲む気になりません。
でも、夫は毎食1時間前に、それは美味しそうに飲んでいます。

人参ジュースが作れない時は
ITOENのキャロット100%ジュースに
パウダー2種類を入れて飲んでいます。

水については、がんに効くというものすごく高い水もありますが
夫が飲んでいるのはちょっと高い「日田天領水」です。

夫はもともと、とても規則正しい生活習慣が身についていて(私とは大違いで)
こうして私がブログを書いている夜の10時には就寝。
水をたくさん飲むのでトイレには起きるものの
朝6時までよく眠れるようです。

そして、週に5回はスイミングとジムで鍛え
週1回は鍼治療を受けています。

次回、2回目のオプジーボ治療は9月11日です。
それまで風邪などひかさないよう気をつけないと・・・。
そして、一緒に過ごす時間が多くなったので
お互いのストレスもためないようにしたいものです。

よい時間の過ごし方・・・
それが当面の課題となりそうです。




8/21 はじめての新薬オプジーボ治療

2014年08月22日 | 悪性黒色腫(メラノーマ)


8月21日にオプジーボ治療を始めることになって
予定していた8月のアメリカ行きをキャンセルするかと思いきや
期間は短縮しましたがしっかり行ってくるところが夫らしいところです。
サンフランシスコで学会に出てから
ナッシュビルに住んでいる息子とヨセミテなどの国立公園を回りました。
私も娘も行けませんでしたが
父と息子の絆を一層深めて実のある良い旅になった、
大人同士、男同士、いろいろなことを語り合ったと、嬉しそうに報告してくれました。

今回は20日に入院、21日点滴治療、22日退院という3日間の入院になりました。
時差ぼけが少し残っていながらも睡眠もとれており体調は良好。
血液検査等で問題になるところはどこにもなく
21日にオプジーボの点滴ができることになりました。

さて当日、
残念ながら私は仕事がどうしても休めず
そばにいることはできませんでしたが
すべて順調にいったようです。

治療の1回目ということで
本来なら日帰りで化学療法室で行われるだろう点滴も
今回はベッド上で行われました。
N先生、防護服を身にまとった看護師らによって
すべてがスムーズに進められる中
夫は不安になることなく安心して臨めたようです。

最初に抗アレルギー薬を点滴投与し
その後、140mg(体重×2mg)のオプジーボを点滴投与しました。
その間、心電図モニター、SPOモニターがずっと装着されており
体調や気分の変化を頻繁に確認しながら進められましたが
夫は、気分が悪くなるなどの体の変化はまったく感じられず
自分の体の中に入っていくオプジーボの点滴液を眺めながら
「タイミングよくこの治療を受けられるようになって
ほんとうにありがたいことだ。」と、思ったと言います。

点滴は時間にして1時間半程度でした。
その後も体調には変化はなく
静かに過ごしていたようです。

私が到着したのは夕方ですが
見た目も、まったく変化なしで
ほっとひと安心しました。

夜にはT先生も来てくれて
次回の点滴、受診は9月11日となりました。
先生は「それまでの間、何かちょっとしたことでも変化があったらすぐに連絡してください。
体調を万全にして免疫力が落ちないように!感染症には十分気をつけてくださいね。」と。

しばらくは自宅で療養です。
(自宅にじっとしているとは思えませんが)
次回の点滴治療の日まで
しっかりと健康管理して
毎日の人参ジュースや良い食事で
闘っていきたいと思います。