2020年夏季オリンピックの東京招致活動が正念場を迎え、
来日したIOCの評価委員会のメンバーの前で、
日本側のプレゼンテーションが行なわれました。
その中で、ちょっと奇異に映ったのは、
「今でも覚えています」と言って、
やおら左手を挙げながら、♪より高~~く より強~~く・・・と、
ア・カペラで歌い出した安倍総理・・・
あの安倍総理の歌声、“マジですか?”というくらい調子っぱずれでしたよね。
あれだけ見事にハズした歌声は“ウケ狙い”なのかしらん?と思ってしまったりして・・・
まぁあれだけ下手だと、招致活動にはマイナスにこそなれ、
決してプラスにはならないと思いますが・・・
とにかく安倍総理ってソートーに音痴であることが判明しました(笑)
さて、安倍総理が「覚えている」と言って歌い出したあの歌は、
いったい何という曲でしょう?
あの歌は、東京オリンピックを翌年に控えた1963年に作られた
「海をこえて友よきたれ」(作詞/土井一郎、作曲/飯田三郎)という曲です。
でも、僕にはあの曲についてはほとんど記憶がありません。
安倍総理は1954年生まれ、
先の東京オリンピックを私立成蹊小学校の4年生で迎えています。
僕よりも1つ下。
ということは、ほぼ記憶の度合いは同じはずなんですけどねぇ。
安倍総理の学年で、
東京オリンピックの歌といってあの「海をこえて友よきたれ」を思い浮かべ、
それを即座に歌える人はどのくらいいるのかと少し疑問に思いました。
また、誰か安倍総理のトンチンカンなブレーンが、
東京オリンピックならあの歌だと誤った記憶の入れ知恵をしたのかしらん?
一般的には、(というか、僕だけなのかもしれませんが)
東京オリンピックの歌というと思い浮かぶのは、一般公募によって作られた、
三波春夫の歌った「東京五輪音頭」(作詞/宮田隆、作曲/古賀政男)と、
「この日のために」(作詞/鈴木義夫、補作/勝承夫、作曲/福井文彦)の
2曲ではないでしょうか?
公募の曲だったためか、
「東京五輪音頭」も「この日のために」も各レコード会社の競作になり、
「東京五輪音頭」などは、三波春夫の他、橋幸夫、三橋美智也、北島三郎、坂本九などなど、
当時のそうそうたる歌手の面々が各レコード会社を代表して歌いました。
でも、なぜか三波春夫盤の売れ行きだけが断トツで、
この歌は“三波春夫が歌った”という印象が強くなり、
彼はこの歌のヒットがきっかけで“国民的歌手”と呼ばれるようになったのでした。
そして、その“国家的なイベントは三波春夫で決まり”という流れは、
後の大阪万博の「世界の国からこんにちは」につながっていくわけです。
東京オリンピックの開催前は、町内の盆踊りや小中学校の運動会では、
どこもこぞってこの「東京五輪音頭」を踊りました。
当時、僕の通っていた小学校の運動会も然り。
ところが、炎天下の運動会で、
この曲が入ったソノシートだか、塩化ビニールのレコードだかの溝が熱で溶け、
♪西の国から東から~の後、針が先へ進まず、
♪西の国から東から・・・東から・・・東から・・・と同じ部分の繰り返し(笑)
額に汗した担当の先生がひょいと針の上を押して、
♪・・・ねん、たったらまた逢いましょと、と歌が進むというように、
スッタモンダしたのも懐かしい想い出です。
とはいえ、あのプレゼンテーションの場で、
安倍総理が、やおらこの民謡調の「東京五輪音頭」を歌い出したとしたら、
これまた「海をこえて友よきたれ」を歌うよりも奇異だったかもしれません(笑)
まぁ民謡は音痴じゃ歌えません!
その点、東京オリンピックの歌といったら、
誰がなんといっても、僕は「この日のために」を押します。
だから、安倍総理にはこの歌を口ずさんでほしかったなぁ。
既述の通り、「この日のために」も何人かの歌手の競作なのですが、
この歌の良さは、やはりあの三浦洸一の折り目正しい力強い歌声でなくてはなりません。
「この日のために」
♪この日のために 鍛えた技と
この日のために 鍛えた力
聖火のもとに 悔いなく競う
いのち輝く 若人われら
感激の 頬くれないに いま楽し
東京オリンピック オリンピック歌え
今でも僕は、その歌詞をしっかりと記憶していて、そらで歌えます。
49年前、あの歌を歌った時は、この東京でオリンピックを迎えるんだと、
少年らしい夢を馳せ、誇らしい気持ちになりました。
あの感動を、あの感激を、未来を生きるいまの子供たちにも味わせてあげたい!
2020年の東京オリンピック、ぜひ実現したいです!
その点、今回のプレゼンテーション、
安倍総理の歌と猪瀬都知事の棒読み英語の挨拶だけはちょっといただけなかったなぁ。
二人とも1日でもいいから練習してほしかったですよね(笑)
でも、都民の開催支持率も70%に達したようだし、少し安心しました。
これでスペインが財政破綻し、
イスラム諸国の政情不安からトルコでテロの脅威が高まれば・・・なんて、
ライバル国の不幸を祈っちゃいけませんね。
ここはオリンピックだけに正々堂々と戦いを・・・
でも、その上で、ロビー活動だけはしっかりやってほしいですね。
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来日したIOCの評価委員会のメンバーの前で、
日本側のプレゼンテーションが行なわれました。
その中で、ちょっと奇異に映ったのは、
「今でも覚えています」と言って、
やおら左手を挙げながら、♪より高~~く より強~~く・・・と、
ア・カペラで歌い出した安倍総理・・・
あの安倍総理の歌声、“マジですか?”というくらい調子っぱずれでしたよね。
あれだけ見事にハズした歌声は“ウケ狙い”なのかしらん?と思ってしまったりして・・・
まぁあれだけ下手だと、招致活動にはマイナスにこそなれ、
決してプラスにはならないと思いますが・・・
とにかく安倍総理ってソートーに音痴であることが判明しました(笑)
さて、安倍総理が「覚えている」と言って歌い出したあの歌は、
いったい何という曲でしょう?
あの歌は、東京オリンピックを翌年に控えた1963年に作られた
「海をこえて友よきたれ」(作詞/土井一郎、作曲/飯田三郎)という曲です。
でも、僕にはあの曲についてはほとんど記憶がありません。
安倍総理は1954年生まれ、
先の東京オリンピックを私立成蹊小学校の4年生で迎えています。
僕よりも1つ下。
ということは、ほぼ記憶の度合いは同じはずなんですけどねぇ。
安倍総理の学年で、
東京オリンピックの歌といってあの「海をこえて友よきたれ」を思い浮かべ、
それを即座に歌える人はどのくらいいるのかと少し疑問に思いました。
また、誰か安倍総理のトンチンカンなブレーンが、
東京オリンピックならあの歌だと誤った記憶の入れ知恵をしたのかしらん?
一般的には、(というか、僕だけなのかもしれませんが)
東京オリンピックの歌というと思い浮かぶのは、一般公募によって作られた、
三波春夫の歌った「東京五輪音頭」(作詞/宮田隆、作曲/古賀政男)と、
「この日のために」(作詞/鈴木義夫、補作/勝承夫、作曲/福井文彦)の
2曲ではないでしょうか?
公募の曲だったためか、
「東京五輪音頭」も「この日のために」も各レコード会社の競作になり、
「東京五輪音頭」などは、三波春夫の他、橋幸夫、三橋美智也、北島三郎、坂本九などなど、
当時のそうそうたる歌手の面々が各レコード会社を代表して歌いました。
でも、なぜか三波春夫盤の売れ行きだけが断トツで、
この歌は“三波春夫が歌った”という印象が強くなり、
彼はこの歌のヒットがきっかけで“国民的歌手”と呼ばれるようになったのでした。
そして、その“国家的なイベントは三波春夫で決まり”という流れは、
後の大阪万博の「世界の国からこんにちは」につながっていくわけです。
東京オリンピックの開催前は、町内の盆踊りや小中学校の運動会では、
どこもこぞってこの「東京五輪音頭」を踊りました。
当時、僕の通っていた小学校の運動会も然り。
ところが、炎天下の運動会で、
この曲が入ったソノシートだか、塩化ビニールのレコードだかの溝が熱で溶け、
♪西の国から東から~の後、針が先へ進まず、
♪西の国から東から・・・東から・・・東から・・・と同じ部分の繰り返し(笑)
額に汗した担当の先生がひょいと針の上を押して、
♪・・・ねん、たったらまた逢いましょと、と歌が進むというように、
スッタモンダしたのも懐かしい想い出です。
とはいえ、あのプレゼンテーションの場で、
安倍総理が、やおらこの民謡調の「東京五輪音頭」を歌い出したとしたら、
これまた「海をこえて友よきたれ」を歌うよりも奇異だったかもしれません(笑)
まぁ民謡は音痴じゃ歌えません!
その点、東京オリンピックの歌といったら、
誰がなんといっても、僕は「この日のために」を押します。
だから、安倍総理にはこの歌を口ずさんでほしかったなぁ。
既述の通り、「この日のために」も何人かの歌手の競作なのですが、
この歌の良さは、やはりあの三浦洸一の折り目正しい力強い歌声でなくてはなりません。
「この日のために」
♪この日のために 鍛えた技と
この日のために 鍛えた力
聖火のもとに 悔いなく競う
いのち輝く 若人われら
感激の 頬くれないに いま楽し
東京オリンピック オリンピック歌え
今でも僕は、その歌詞をしっかりと記憶していて、そらで歌えます。
49年前、あの歌を歌った時は、この東京でオリンピックを迎えるんだと、
少年らしい夢を馳せ、誇らしい気持ちになりました。
あの感動を、あの感激を、未来を生きるいまの子供たちにも味わせてあげたい!
2020年の東京オリンピック、ぜひ実現したいです!
その点、今回のプレゼンテーション、
安倍総理の歌と猪瀬都知事の棒読み英語の挨拶だけはちょっといただけなかったなぁ。
二人とも1日でもいいから練習してほしかったですよね(笑)
でも、都民の開催支持率も70%に達したようだし、少し安心しました。
これでスペインが財政破綻し、
イスラム諸国の政情不安からトルコでテロの脅威が高まれば・・・なんて、
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