2月に入りました。
旧暦(太陰太陽暦)では、1年は春が立った時より始まるということから、
2月4日、《立春》を新年のスタート、正月と定めています。
ですから、この旧暦が用いられていた江戸時代までは、
日本も2月4日の《立春》がお正月でした。
えっ?うそ~っと思うかもしれませんが、これは本当のことです(笑)
今でも年賀状を書く時、「新春おめでとございます」と書くのは、
正月が《立春》だった頃の名残です。
年賀状は、昔は《立春》に出していたからこそ「新春」と書くのです。
だから、よく時代小説を読むと、
「そろそろ節分か。こらぁ正月の準備をしねぇと・・・」
なんて江戸っ子のセリフが書いてあるのは、
昔、旧暦の正月がまさにこの時期であったことを示しているわけです。
では、なぜ旧暦(太陰太陽暦)では、
《立春》を1年の起点、スタートの時にしているのでしょうか?
それは、陰陽五行においては、すべてのものは命から始まるからです。
この世に生を受け誕生した時から一生が始まるように、
すべてのものは、命が芽生えた時こそがスタートなのです。
木火土金水(もっかどごんすい)の五行の中で、
唯一命があるのは木、木性です。
春はその命が芽生える木性、木の季節です。
だから、1年は春から始まるのです。
さて、その上で、今年、2014年《甲午年》がどんな年になるかは、
先月ご紹介したので、ここでは割愛させていただくとして、
今月はどんな月になるのか?ですが・・・
今年の2月は《丙寅月》です。
十干の丙は、陽の火性で、丙火といって、自然の火、太陽のこと。
太陽は、それそのまま明るさ、暖かさを意味します。
そして、太陽はあまねく人々に恵みを与えるところから、
平等、中庸といった意味もあります。
一方、十二支の寅も陽の火性。
寅の習性を見てもわかるように、非常に勢い、行動力、躍動感があります。
そんなわけで、丙寅の今月は太陽の恵みを受け、大きく活動できる時です。
寒さに縮こまっていないで、体を動かし、積極的に行動すべしです。
ところで、この《立春》を1年のスタートとする旧暦(太陰太陽暦)は、
月の運行を基にしているので、
ひと月を28日、つまり、女性の生理と同じ周期にし、
1年を354日としています。
現在の1年よりも11日ほど短いことになります。
現在の1年はというと、正確には365日6時間です。
6時間余っちゃっているわけですね。
そこで、この余った6時間を4年ごとに全部まとめて、
1日(24時間)分増やしているわけです。
これが、うるう年(夏季オリンピック開催年)の2月29日になるわけです。
では、1年が354日だった江戸時代はどうしていたのかというと、
今より1年が11日ほど少ないわけですから、
3年に1度、《閏月(うるうづき。うるうげつ)》というのを設けて、
ひと月増やして調整していたんです。
すごいでしょう、江戸時代は3年に1度、1年が13か月あったなんて!
こんな話、誰も信じちゃくれません(笑)
ところが、幕末になり、黒船が来襲し、
鎖国を解いて通商条約が結ばれ、西洋諸国との交流が再開されました。
そして、明治維新となり、日本の政治形態のしくみまで大きく変わりました。
こうなると、太陰太陽暦を使っている日本と西洋の暦を使っている西洋諸国では
日付などの点で不自然、不都合な面が出てきてしまったのです。
そこで、1872年(明治5年)の11月9日に、
大隈重信が提唱して、日本も、現在世界的に使われている暦、
西洋の新暦のグレゴリオ暦を使うことになったのです。
それからです。
1月1日を正月として1年の起点とするようになったのは・・・
そして、2月4日を旧正月と呼ぶようになりました。
中国や韓国では、今でも2月4日を《春節》といってお正月の行事を行います。
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旧暦(太陰太陽暦)では、1年は春が立った時より始まるということから、
2月4日、《立春》を新年のスタート、正月と定めています。
ですから、この旧暦が用いられていた江戸時代までは、
日本も2月4日の《立春》がお正月でした。
えっ?うそ~っと思うかもしれませんが、これは本当のことです(笑)
今でも年賀状を書く時、「新春おめでとございます」と書くのは、
正月が《立春》だった頃の名残です。
年賀状は、昔は《立春》に出していたからこそ「新春」と書くのです。
だから、よく時代小説を読むと、
「そろそろ節分か。こらぁ正月の準備をしねぇと・・・」
なんて江戸っ子のセリフが書いてあるのは、
昔、旧暦の正月がまさにこの時期であったことを示しているわけです。
では、なぜ旧暦(太陰太陽暦)では、
《立春》を1年の起点、スタートの時にしているのでしょうか?
それは、陰陽五行においては、すべてのものは命から始まるからです。
この世に生を受け誕生した時から一生が始まるように、
すべてのものは、命が芽生えた時こそがスタートなのです。
木火土金水(もっかどごんすい)の五行の中で、
唯一命があるのは木、木性です。
春はその命が芽生える木性、木の季節です。
だから、1年は春から始まるのです。
さて、その上で、今年、2014年《甲午年》がどんな年になるかは、
先月ご紹介したので、ここでは割愛させていただくとして、
今月はどんな月になるのか?ですが・・・
今年の2月は《丙寅月》です。
十干の丙は、陽の火性で、丙火といって、自然の火、太陽のこと。
太陽は、それそのまま明るさ、暖かさを意味します。
そして、太陽はあまねく人々に恵みを与えるところから、
平等、中庸といった意味もあります。
一方、十二支の寅も陽の火性。
寅の習性を見てもわかるように、非常に勢い、行動力、躍動感があります。
そんなわけで、丙寅の今月は太陽の恵みを受け、大きく活動できる時です。
寒さに縮こまっていないで、体を動かし、積極的に行動すべしです。
ところで、この《立春》を1年のスタートとする旧暦(太陰太陽暦)は、
月の運行を基にしているので、
ひと月を28日、つまり、女性の生理と同じ周期にし、
1年を354日としています。
現在の1年よりも11日ほど短いことになります。
現在の1年はというと、正確には365日6時間です。
6時間余っちゃっているわけですね。
そこで、この余った6時間を4年ごとに全部まとめて、
1日(24時間)分増やしているわけです。
これが、うるう年(夏季オリンピック開催年)の2月29日になるわけです。
では、1年が354日だった江戸時代はどうしていたのかというと、
今より1年が11日ほど少ないわけですから、
3年に1度、《閏月(うるうづき。うるうげつ)》というのを設けて、
ひと月増やして調整していたんです。
すごいでしょう、江戸時代は3年に1度、1年が13か月あったなんて!
こんな話、誰も信じちゃくれません(笑)
ところが、幕末になり、黒船が来襲し、
鎖国を解いて通商条約が結ばれ、西洋諸国との交流が再開されました。
そして、明治維新となり、日本の政治形態のしくみまで大きく変わりました。
こうなると、太陰太陽暦を使っている日本と西洋の暦を使っている西洋諸国では
日付などの点で不自然、不都合な面が出てきてしまったのです。
そこで、1872年(明治5年)の11月9日に、
大隈重信が提唱して、日本も、現在世界的に使われている暦、
西洋の新暦のグレゴリオ暦を使うことになったのです。
それからです。
1月1日を正月として1年の起点とするようになったのは・・・
そして、2月4日を旧正月と呼ぶようになりました。
中国や韓国では、今でも2月4日を《春節》といってお正月の行事を行います。
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