つくばの“ド素人”音楽同好会

クラシック音楽から,邦楽,洋楽とジャンルにとらわれず幅広く語り明かす,音楽の素人さんのための憩いの場です。

悪いことはツツミ隠さず話しましょう!

2005年03月03日 22時46分29秒 | 時事ネタ
筑波西武がリニューアルオープンしたと喜んでいたら,今度は西武グループの帝王が逮捕されて大騒ぎである。

人生とは何と奇異なものか。
総帥とまで呼ばれた男が今や容疑者として東京拘置所の中にいる。
総帥と呼ばれるものが機動戦士ガンダムに出てくるシャア・アズナブルだけでなく,現実社会にもいたとは!
塀の中の懲りないナントカ・・・である。

私が学生の時,評論家の佐高信が西武における堤支配の異常性を痛烈に批判していたのを思い出した。
本棚から探してみたのだが,すぐに見つからなかったので記憶で書く。

西武グループでは社員が西武グループの創始者(だったと思う)の墓参りをするという。
鎌倉駅からほど近い鎌倉霊園に社員数名がゾロゾロと墓に集まり,神妙な顔をして線香をたむける。
これが毎日おこなわれる。
元旦には幹部社員数百人が総出で大晦日から泊まり込んで墓参りをする。
それが西武へのひいては堤支配への忠誠心への証しになる,そんな内容だった。

一言で言えば,こんな公私混同が会社への忠誠心だとする会社はとてもマトモじゃないと思ったものだ。
総帥だからこそできる所業なのだ。
しかし総帥は容疑者になった。
西武はこれからどう変わるのだろう?!

それにしても,佐高信はほぼ十年前からこの批判を論じていた。
私は決して彼の考えの全てに賛成するものではないが,当時からの批判には価値があると思う。
くしくも先週の日曜日に筑波学院大学に講演会で来市していたのだ。
私は迷いに迷った挙げ句にノバホールのコンサートに行って,高木綾子さんに見とれていたわけだが,講演会で佐高信を生で見ることができなかったのはちょっぴり残念な思いがした。