新潟県警地域課長の警視(59)が、酒に酔ってバスで帰宅途中に隣に座っていた女性の頬に拳を押し当てるなどの暴行を加えたとして、県警から事情聴取を受けたという。
この警視は、新潟市の居酒屋で地域課の部下ら十数人とともにビールや日本酒を飲んだ後、帰宅するためバスに乗車したが、相当酔った状態で不快に感じた女性が席を離れようとしたところ暴行したらしい。
市民の安全を守るはずの警察官による暴行は許しがたいものであるが、県警は 『事実を認めていて逃走の恐れがない』 として、逮捕はしないそうだ。
なんという甘さだろうか。
一般人以上の高いモラルを求められる警察官の犯罪は、通常よりも厳しい処置がされてしかるべきなのに、これでは身内だから甘くしたと言われても仕方がないだろう。
この事件に限らず、最近は警察官による犯罪や事故が増加しているように感じるが、警察組織自体が緩みすぎているのであろう。
警察に自浄能力を期待するのは、もう無理か・・・・・・
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・栃木事件の二審判決・・・・・県警の捜査怠慢認めず
・『踏み字』 で自白強要
この執行猶予をつけた判決理由は、『既に社会的な制裁を受け反省もしている』 ということだそうだ。
いつもこういった判決で思うことであるが、政治家や著名な資産家などの犯罪に対しては執行猶予が付くことが多いように感じるのは私だけであろうか。
取り立てて社会的な地位も財産もなく 『偉大な父親』 もいない一般人は、刑務所に入れても社会的に失うものは何もないので、実刑というわけか?
一般に執行猶予の適用は、法的に決められている刑を執行するにはあまりにも不憫で情状酌量の程度が大きい犯罪に限るべきであって、この44歳にもなった大人の麻薬犯罪者にこういった切実な状況があったようには思えないのである。
『法の下の平等』 を疑わせるような 『執行猶予付き判決』 は止めてもらいたいと思う。
<関連ニュース記事>
・「父、重荷だった」 武村元蔵相長男、有罪判決(共同通信) - goo ニュース
<事故を起こしたJRのコメント引用>
「これまでも発車時の安全確認については、十分注意するよう徹底してきた。原因は調査中だが、あらためて現場に対し、基本動作を確実に実行し、安全運行に努めるよう指示した」
<引用終了>
先日のJR山手線ベビーカーの引きずり事故に対するJRのコメントは、今のJRにおける安全軽視・現場無視の体質を端的に表しているといえよう。
そもそも冒頭に引用したJRのコメントは、JR内の管理側の立場を表明しただけであって、会社としてのコメントになってないのである。
JRって、管理側と現場は別会社? 現場は会社じゃないの?
現場にはうまくやれと言ってきたのに、うまくやれない現場が悪い、会社は悪くない、と言っていることと同じである。
まるで子供のような言い分ではないか。
どうしてこんな悪さをしたの? ううん、僕は悪くないよ。見つからないようにやれって言ったのに見つかったあいつが悪いんだよ。僕悪くないもん。
今回の事故も、駅のホームには駅員が一人もいなかったという。
詳しい状況はわからないが、駅員が適正配置されていないことも現場の責任なのであろうか?
たまたま近くにいた客の機転で大事に至らなかったからよかったものの、そうでなければ取り返しのつかない惨事になっていた。
経費削減を追及するあまり、安全のための人員も経費も出し惜しみ、あの長いホームの安全確認を、短い時間に車掌一人だけで行わせている運行体制そのものに問題がある。
JRの幹部(または管理部門)は、現場を単に 『管理・監視する対象として見る』 という今までの発想を切り替え、現場の実態をよく把握し、『現場が無理なく安全に仕事を遂行できるよう環境を整える』 という考えに立って、自分がやるべきことを見直してもらいたい。
<関連ニュース記事>
・山手線、ベビーカー引きずる 赤ちゃんら3人けが(朝日新聞) - goo ニュース
ところが、そう思うようにしても、今回福島県で発生した17歳少年による母親殺しの事件については、その少年の気持ちを全く想像することができない。
通常であれば、例え加害者であろうとも、その生い立ちの中で苦しみや悲しみを抱えていることも多く、犯行に至るまでの心情をなんとなくでも想像することができるものである。
しかし、この少年については人間としての気持ちを全く感じることができず、想像力が湧いてこないのである。
別に親に対して憎しみを抱いていたとか、愛情の裏返しで鬱陶しくなったとか、ということでもない、ただ、『たまたま部屋にいたから殺した。誰でもよかった』 と供述しているという。
これは、親として子供の育て方を間違えたとか、社会的な環境が影響しているとか、というようなレベルの問題ではなくて、この少年本人の突然変異的な人格異常によるものではないだろうか。
こうしたタイプの犯罪者は、普通は更正不可能である。
少年だからということで、数年少年院で過ごせばまた社会に出てくる、といったようなおざなりな軽い処分では危険である。
司法当局は、綿密な精神鑑定や病理的な経過観察なども行うようにして、この少年の心の闇を解読するよう努力してもらいたい。
<関係ニュース記事>
・「母殺した」 少年が切断した頭部持ち警察に自首 福島(朝日新聞) - goo ニュース
今日のニュースでも2件。
・電車内で女性触った疑い、国税局調整官(43)を逮捕
・東大教授(42)を痴漢容疑で現行犯逮捕 警視庁
いずれも40歳代、社会的な地位もそれなりの、世間的には何不自由のない人物たちによるもので、触っても文句を言いそうにない女性に対してしつこく繰り返していた常習的で卑劣な犯罪である。
しかし、捕まれば社会的な地位も名誉も家族関係も全て失うことになるかもしれないのに、こういった常識的な判断もできないほど、自己をコントロールできないものであろうか。
また、最近は痴漢の冤罪事件も数多く発生しているらしい。
たまたま被害者の近くにいたということだけで痴漢と間違われ、あるいは故意に犯人に仕立て上げられ、お金を脅し取られることもあるという。
こういった事件は無罪を証明することも難しく、一旦間違われれば困ったことになる。
かくいう私も、何年か前に痴漢と間違われたことがある。(いや、実際に女性に触れていたので間違いともいえないのかもしれないが・・・・)
それは、朝の通勤電車に乗っていたときの出来事であった。
その電車は、『すし詰め』 というほどでもなく、かといって新聞や雑誌を読めるほどの余裕もない、軽く周りの人と触れ合うといった程度の混み具合であった。
私はカバンをもってドアに寄りかかっていて、丁度私の娘くらいの年頃22~3歳、OL風の女性が二人、私の前に立っていた。
別に聞くつもりもなかったが、なにげにその女性たち二人の会話が耳に入ってきた。
どうもお互いの家族の話をしているようだ。
『私のお父さんは背が高いのよ』
『ふうん、そうなんだぁ』
『それでね、昨夜お父さんに言ってあげたの』
『なにを?』
『背が高い人って、電車の中で何気にたらした手が女性の変なところに当たることがあるでしょ?』
『あ! そうそう、背の高い人が伸ばした手がお尻に当たったりすることってあるよね』
『でしょ? だからね、お父さんも電車の中で痴漢と間違えられると困るから、注意しなきゃだめよ! って言ってあげたの』
へ~ ずいぶん親思いの娘さんだなぁ、そこまで父親のことを気遣っているのか・・・・
と、私は感心しながら聞いていた。
ところが、彼女たちが降りる駅に着いたときに、その女性が私の手をつねって、一瞥しながら降りていったので、あれ? なに? と一瞬わけがわからなかったが、その後すぐに全て理解した。
どうやら、私がカバンを持っていた手が彼女のお尻にずっと触れていて、それを気づかせようとして、咄嗟にお父さんの話を作って私に聞かせたのかと・・・・
それで、早く気づいてくれよ~ ということだったのである。
鈍い私はそのことを全く気がつかず、ずっとお尻を触ったままだったのであろう。
それにしても、機転のきく気の優しいお嬢さんであったと思う。
お尻に手を触れられている自分の不快な気持ちを抑え、むやみに人に恥をかかせないように、それとなく気づかせて止めさせようとした気遣い。
そのまま大騒ぎして、私を痴漢として突き出すこともできたものを・・・・
ありがとう、いい勉強になったよ。
あってはならない事故である。
事故の原因となった車軸は、15年前の導入開始以来一度も交換されたことがないという。
さらには、毎年2月に行われるはずの解体検査も、今年は新アトラクション建設のために作業スペースがないということで、まだ実施されていなかったらしい。
定期検査の結果は自治体にも報告されることになっているので、報告内容に問題があった場合や、報告が遅れた場合の自治体の対応がどうであったのか、その状況も詳しく知りたいところである。
自治体は、報告を受けることが義務付けられているだけで、積極的な関与や指導の責任まで負わされているわけではない、と責任逃れを言うかもしれない。
いずれにしても、運営会社やそれを監督する行政機関の認識の甘さが問われることになるだろう。
しかも、エキスポランドでは過去にも、死傷者こそ出なかったものの遊具による事故やトラブルが相次いでいたという。
今回の事故原因とは異なるとしても、過去の事故から何も学んでこなかった関係者の責任は重大である。
最近は、エレーベータ事故でも見られるように、機械を過信しているとしか思えないような事故が多発している。
当たり前のことであるが、機械は必ず壊れるものだということを前提に、設計上の問題も含め事故を予防する点検や運用のありかたについて、真剣に見直してもらいたい。
<参考ブログ>
・折れた「全幅の信頼」(言いたい放題)
・コースター事故!(海舟書房)
・大阪・ジェットコースター事故に思う(たろすけ大分・雑感日記)
この夫婦は、駅に電車が到着していると勘違いし、乗ろうとして線路に転落、直後に到着した電車にはねられたらしい。
視覚障害者など、駅のホームにおける転落の危険性については、かねてより指摘され、転落防止柵などの設置の必要性が訴えられてきたが、対策が遅々としているのはどういうわけであろうか。
特に乗降客が多く混雑している駅では、ホームの端を歩かなければならないこともあり、目が不自由でなくても、線路に転落してしまうのではないか、という危険を感じることもしばしば経験している。
地下鉄などでは駅の転落防止柵の設置がかなり進んできているが、JRでは新幹線以外はまったくの無策状態が続いている。
転落防止柵などの設置には相当の費用が必要となることはわかるが、人命第一を最優先に、そのための出費は惜しまないで安全対策を進めてほしい。
<参考ブログ>
・鉄道ホームにホームドアの設置を(酔うぞの遠めがね)
・<駅ホーム転落事故>目が不自由な夫婦、列車にはねられ重傷(ジョージィのおとなりさんたち)
動機は 『市道トラブルに対する市側の対応』 に不満があったためなどと報道されているが、もっと裏がありそうである。
暴力団などが金品や利権を得るために、行政機関に因縁をつけて不当な要求をする 『行政対象暴力』 が、全国で過去5年連続2000件を超えているという。
この数字が何を意味するのか、およその推測はつこうというものだ。
要するに、行政機関が強い相手には弱腰で、不当な要求にも屈しやすいということを見透かされているのである。
善良な市民の切実な願いには平気で突っぱねる行政機関が、暴力団などの脅しには戦慄して、不当な要求でも呑んでしまうことが多いためではないだろうか。
暴力団は、自分の利益にならないことは決してやろうとしないものだ。
これほど多くの 『行政対象暴力』 が発生しているということは、当然それだけの見返りを期待できるからこそである。
全国の行政機関は、『強いものにへつらい弱いものにつらく当たる』 姿勢を厳しく反省すべきである。
<トラックバック先ブログ>
・「行政対象暴力」と「民主主義への挑戦」とは別の問題(狼魔人日記)
・凶弾(派遣研修の日々)
まるで 『もぐら叩き』 のように、あちこちからピョコピョコ出てくる。
今度は、中央大学で、女子学生にセクハラ行為をした教授が諭旨免職処分されたという。
おそらくいつものパターンで、発覚した後で、『その女子学生に好意をもっていたので、つい・・・』 といったような言い訳をしたんだろう。
大学における 『教授の権力』 は学生にとっては絶対的なものらしい。
それをいいことに、自分の欲望だけに流されて、相手が傷ついても平気で破廉恥行為をする。
え? 相手も自分に好意を持っていると思ってた?
都合の良すぎる勘違いもいい加減にしろって。
例え学生が好意を見せることがあったとしても、まったく別な意味のことである。
教授にまでなって、それくらいのことがわからないわけがないだろう。
大学教授によるセクハラ事件は、報道されたものだけでもかなりの数だと思うが、被害者が泣き寝入りしている事件はもっと多いはずである。
日本には 『教授』 が何人いるのか正確な人数はわからないが、セクハラ加害者の率は、一般人と比べてもかなり高い率になるのではないかと思う。
これは、教授を任用する基準とか、大学の運営システムとかに、何か欠陥があるように感じるのであるが、実際はどうなのだろうか。
<参考ブログ>
・最近のセクハラ報道から(最近の気になるニュース(人事労務編))
しかし、今回発覚した事件を聞くと、そうも言ってられなくなるのではないか。
埼玉県警の警察官(27)が、担当したワイセツ図画頒布事件の捜査で押収したワイセツDVDを、上司である警備課長の依頼で、署内で違法に10数枚コピーして、その上司ら少なくとも2人に渡していたという。
しかも、そのDVDには児童ポルノも含まれていたらしい。
これでは、明らかに自分たちが楽しむために、職権を乱用してワイセツDVDを押収した、と言われても仕方あるまい。
そもそも埼玉県警では、事件で押収した証拠物件の管理はどうなっているのだろうか?
このようなずさんな管理だと、証拠物件の捏造さえ日常的に行われているのではないか、と余計な心配までしなくてはならなくなる。
また、報道では 『上司の依頼』 となっているが、これは部下の立場からすれば、実質的に 『上司の指示』 と解釈すべきだろう。
部下に職務の意義を徹底し、任務をきちんと行わせる立場の管理職が、自分の私的な楽しみを目的に部下に違法行為を指示し、それに易々と応じる部下、これは組織が腐っているとしか言いようがない。
『厳正に対処する』 と、人ごとのように言っている埼玉県警本部長さん、このような組織にしたのは自分の責任であることを、理解しているのですか??
私の怒りのまま書いてしまうので、中には過激な言葉や、読むに耐えない文章もあるかと思うが、お許し願いたい。
昨日、『栃木リンチ殺人事件』 民事訴訟の控訴審判決が出たが、栃木県警の意図的とも思える捜査怠慢をあまりにも小さく見積もった、極めて不当な判決であった。
この事件は、99年、日産社員の須藤正和さん(当時19)が、同じく日産社員の元同僚ら4人の少年らに拉致され、2ヶ月にわたってリンチを繰り返されたあげく、山中で絞殺されたというものである。
リンチの手口は、人間とは思えない極めて凄惨なものであった。
・『殴る蹴る』 はもちろんのこと、それよりももっと効果があって面白いと、風呂場で熱湯シャワーを執拗に浴びせる。加害者らはこれを 『熱湯コマーシャル』と名づけ、連日、繰り返した。
・1ヶ月ほどして熱湯コマーシャルに飽き足らなくなると、今度は 『火炎放射器』 と称し、殺虫剤スプレーに火をつけ、腹や背中に火炎を浴びせ、大火傷を負わせた。
・抵抗すれば、『お仕置き』 と称し、寄ってたかって殴る蹴るの暴行を加える。さらには、座らせて、みんなで交互に 『回し蹴り』。
・手口はどんどんエスカレートし、最後には肉体的な苦痛のみならず、コップに入れた小便や精液を飲ませたり、フェラチオをさせたりして、人間としての尊厳をも踏みにじった。
・さらに驚くべきことに、これら凄惨なリンチの光景を眺めながら、自慰行為をしていた少年もいたという。
この間、加害少年らは被害者から引き降ろさせた700万円余りの金を資金にして、キャバレーなどで豪遊していた。
加害者のリ-ダ格の無職少年(当時19)の父親は、当時は栃木県警の警察官であった。
また、被害者と同じく、加害者の一人(当時19)が勤めていた日産は、地元では行政に対しても大きな影響力をもっており、捜査に手心を加えさせる圧力をかけたことは、容易に想像できる。
被害者、正和さんの両親は、正和さんが行方不明になった時点から、繰り返し県警に捜査を依頼していたが、なぜか動いてくれなかったという。
被害者の母親は、事件後に心労で亡くなった。
今回の裁判の判決では、拉致された正和さんが、加害者らと共に行動していた行為が、犯行グループの一員だと警察に誤解させる捜査妨害になったとして、正和さんにも責任があったようなことまで論じている。
また、加害者の親の責任さえも認めていない。
そんな馬鹿なことがあるか!!
警察の誤認さえ被害者の責任にするとは、なんと言う裁判か!!
日産と栃木県警の関係、親の監督責任、日産の人事・就労管理上の問題、など疑問点は山ほどある。
これらの疑問点を含め、警察の捜査怠慢の真相をこそ、是非とも明らかにしてもらいたい。
今回の判決は、遺族だけでなく、心ある者にとって、とうてい納得できるものではないであろう。
(いくら書いても、やりきれない気持ちは治まりません。気分を悪くされた方にはお詫びいたします)
<関連ニュース記事>
・賠償額9分の1に減額、栃木リンチ国賠訴訟 東京高裁(朝日新聞)
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・栃木リンチ殺人判決ー企業とは(Cafe and Sweets : 番外編)
・栃木リンチ殺人で賠償大幅減(チタマゴト)
・9分の1とは... (じょっぱり)
土日は、友人たちと北陸地方の旅行に出かけていた。
日曜日の朝、輪島の朝市通りで店に入り、椅子に座り込んで女主人と話をしていたら、突然、下から突き上げるような振動とともに、店全体が大きく揺れだした。
これは尋常ではない地震と直感し、すぐに店を飛び出したが、通りでは、女性グループが腰を抜かして地べたに座り込んで泣いていたり、ショーウィンドウのガラスや商品が辺り一面に散らばっていたりで、てんやわんやの大騒ぎであった。
ところで、私は怖さよりも先に身体が動いてしまったのであるが、後で考えると、友人を店に置き去りにして、自分だけ逃げたのであった。
普段えらそうなことを言っていても、いざというときには自分本位にしか動けなかったことを恥じるのみである。
その発言については、事故の遺族らが、説明と質疑の場を設けるよう申し入れていたが、JR西日本から拒否されたことが今日明らかにされたという。
拒否の理由は 『公述は事故調査委員会に対するもので、遺族に言ったものではない』 というものである。
公開の場で言ったことを遺族に説明できないとは、どういうことだろうか?
遺族向けと事故調査委員会向けには、それぞれ別の、二枚舌を使い分けようということなのだろうか?
遺族から見れば、まったく不誠実な態度としか思えないだろう。
あのような大事故を起こし、今、隠し事などせず、会社を上げて再発防止に取り組まなければならない状況において、納得できるものではない。
JR西日本は、即刻に説明会を開いて、遺族に真意を説明すべきである。
<引用元ニュース記事>
・公述内容の説明を拒否 脱線事故遺族にJR西(東京新聞)
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・JR西、犠牲者の源泉徴収票を遺族に無断で入手図る(mahomet)
届けを受けた警察の調べでは、この封筒は10日に、無職男性(87)が自宅の郵便受けにあるのを見つけたもので、現金は殆どが1万円札で、宛名も書かれてなく、手紙なども入っていなかったそうだ。
悪徳の大金持ちから盗んだ金を貧乏人に配った 『ねずみ小僧』 のような話であればよいが、今回の件はどうなのだろうか。
お金のためなら、詐欺でも殺人でも平気でやりかねない世の中であるが、このお爺さんのような正直者ばかりであれば、平和な世の中になるのにと思う。
ところで、自宅の郵便ポストに入っていたお金を警察に届けず、自分で使ってしまうと、何か罪になるのだろうか?
おそらく、遺失物等横領罪に問われるのではないかと思うが、通常、遺失物とは、いわゆる落し物や忘れ物を指すもので、今回のように他人の郵便受けに故意に入れた物は、遺失物とはいえないのではないだろうか。
ということは、ねずみ小僧にお金を貰ったようなものだと思って、自分の物にしてもいいのかな?
法律専門家の意見をぜひ聞いてみたいものだ。
その被害品も多彩である。
火の見やぐらの半鐘、霊園のお墓のステンレス製線香皿、ステンレス製の車止め、電線、道路脇の側溝蓋、水道管の蛇口、果てには公園に設置されている滑り台や、公衆トイレの銅製屋根など、クレーンを使用したと思われる大掛かりな盗難もある。
これら金属盗難は、北京オリンピックを控えた中国の需要増による世界的な金属価格の高騰が背景にあるという。
こうした犯罪者にとっては、街中にあふれる金属類は 『お金』 に見えるものらしい。
『お金』 のためなら、人が困ろうが、怪我しようが、罰当たりといわれようが、平気なのであろう。
ところで、日本では戦時中、兵器に使用する金属類が不足し、お寺の鐘や公園の銅像、鉄道線路のレール、さらには各家庭からも子供の玩具にいたるまで、あらゆる金属製品が供出させられたという。
いまの金属盗難は、戦時中の金属供出と比べれば、まだまだ甘いということか。