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世相見聞録

世間の出来事や自分自身が体験したり見聞きしたことなどを、論評や感想を加えて書きつづっていきます。

生きたエサ

2007年05月31日 | 海外の話題
中国の動物園で、トラやライオンに生きた牛や羊をエサとして与えて、それを観客に見せている、という報道があった。

確かに自然界では弱肉強食、肉食動物は生きた獲物を捕らえて餌にすることは当然であるが、それを動物園の中で見世物にする感覚は理解できない。

そもそも自然界では、餌にされる動物は逃げるチャンスも同時に与えられているわけであり、逃げ場のない狭い動物園の中に放り込まれて餌にされることとは、根本的に状況が異なるのである。

そういえば、日本でも爬虫類を飼うことがブームになっていて、蛇とかトカゲを飼っている若い女性が、毎日、生きたハツカネズミを餌として与えている様子を、以前TVで見たことがある。

その女性は、『蛇やトカゲが生きたねずみを食べる様子が可愛らしくて、心が癒されるんです』 と言っていたが、なんだかなぁ・・・・・・

それとも、それを残酷だと思う私がヤワすぎるのだろうか??


<参考ブログ>
動物虐待なのか?(管理人こばちゃんの今日一日)
中国の残酷サファリパーク! (太陽の道)
ニュースで (怪獣使いとメイド)

スケルトン

2007年05月29日 | 学校

教室でいつも我々をにらんでいる骨格標本。

今日はどういうわけか、クラスの女の子たちにいじり回されている。

あ~ん、お口開けて~ 

おいおい、骨をおもちゃにするなって。

おもちゃにするなら僕を相手にどうぞ。

そういえば、今日は解剖学で骨の授業がある日だったな。

おじさんは、骨の名前を覚えるだけでも大変だ・・・・・

JR山手線のベビーカー引きずり事故

2007年05月26日 | 事件・事故

<事故を起こしたJRのコメント引用>
「これまでも発車時の安全確認については、十分注意するよう徹底してきた。原因は調査中だが、あらためて現場に対し、基本動作を確実に実行し、安全運行に努めるよう指示した」
<引用終了>

先日のJR山手線ベビーカーの引きずり事故に対するJRのコメントは、今のJRにおける安全軽視・現場無視の体質を端的に表しているといえよう。

そもそも冒頭に引用したJRのコメントは、JR内の管理側の立場を表明しただけであって、会社としてのコメントになってないのである。

JRって、管理側と現場は別会社? 現場は会社じゃないの?

現場にはうまくやれと言ってきたのに、うまくやれない現場が悪い、会社は悪くない、と言っていることと同じである。

まるで子供のような言い分ではないか。

どうしてこんな悪さをしたの? ううん、僕は悪くないよ。見つからないようにやれって言ったのに見つかったあいつが悪いんだよ。僕悪くないもん。

今回の事故も、駅のホームには駅員が一人もいなかったという。
詳しい状況はわからないが、駅員が適正配置されていないことも現場の責任なのであろうか?

たまたま近くにいた客の機転で大事に至らなかったからよかったものの、そうでなければ取り返しのつかない惨事になっていた。

経費削減を追及するあまり、安全のための人員も経費も出し惜しみ、あの長いホームの安全確認を、短い時間に車掌一人だけで行わせている運行体制そのものに問題がある。

JRの幹部(または管理部門)は、現場を単に 『管理・監視する対象として見る』 という今までの発想を切り替え、現場の実態をよく把握し、『現場が無理なく安全に仕事を遂行できるよう環境を整える』 という考えに立って、自分がやるべきことを見直してもらいたい。


 <関連ニュース記事>
山手線、ベビーカー引きずる 赤ちゃんら3人けが(朝日新聞) - goo ニュース


大相撲の八百長騒ぎ

2007年05月22日 | スポーツ
今場所はいつになく大関陣も好調で、場所を面白くしている。
特に、大関白鵬は横綱昇進をかけた3度目の正直ということで、迫力満点である。

ところで、大相撲の八百長疑惑の報道により名誉を毀損されたとして、相撲協会から訴えられている 『週間現代』 が、またしても 『昨年名古屋の白鵬―朝青龍戦』 でも八百長があったと報じているそうだ。

真偽のほどは知るべくもないが、この 『週間現代』 の執念はどうしたものだろうか?

まかり間違えば、相撲に全人生をかけた力士の、社会生命をも奪いかねない重大事である。

報道機関は、自分の 『ペン』 が、人の人生を左右するほどの影響力を持っていることを十分自覚して、慎重な報道姿勢を失わないでもらいたい。

万が一にでも、ガセネタでこのような報道をしたとすれば、許されないことである。


<関連ニュース記事>
週刊現代、昨年名古屋の白鵬―朝青龍戦で八百長と報道(朝日新聞) - goo ニュース

<参考ブログ>
ドルジは無罪(青空、ひとりきり)
八百長告白された愛人(話題独り占め)

図書室

2007年05月19日 | 学校
鍼灸の専門学校に入学して、はや1ヶ月半。

生理学や解剖学など、授業の内容もだんだん難しくなり、授業以外での自発的な勉強もしていかないと、学習能力や記憶力が衰えたおじさんはついていけない。

教科書だけでは理解できないことも多く、当然のことながら参考書が必要となってくるが、医学・医療関係の専門書は目が飛び出るほど高価なのである。

貧乏学生にはそのような本を買う余裕があるわけもなく、もっぱら学校に設置されている図書室を利用することになる。

ところで、この図書室はかなりの蔵書があって結構立派なものであるが、一つだけ残念に思うことがある。

それは、カバンやバッグなどの私物を持って入れないということ。

これは、カバンなどを持って入ると、その中に図書室の本を隠して持って出る不埒な輩がいるからだという。

う~ん、将来、医療人の端くれとして社会に貢献しようと目指している人間が、そのようなことをするわけがないだろう? もう少し学生を信用してくれよ~

しかし学校に言わせると、学生を信じたいが現実に本が無くなってしまうことも事実なので、やむなくこういった処置をしている、だから従ってほしいという。

これは学生だけでなく、教職員に対しても同様に従ってもらっている共通のルール、ということらしい。

どこもかしこも、モラルが足りない人間が増えているということか???
情けないです・・・うぅ・・

想像力・・・・母親を殺した少年

2007年05月18日 | 事件・事故
自分勝手で利己的な事件が多い今の社会では、人の痛み、苦しみや悲しみを想像する力、人を思いやる心、を取り戻すことが大切である、と言われることも多く、私自身もそう思っている。

ところが、そう思うようにしても、今回福島県で発生した17歳少年による母親殺しの事件については、その少年の気持ちを全く想像することができない。

通常であれば、例え加害者であろうとも、その生い立ちの中で苦しみや悲しみを抱えていることも多く、犯行に至るまでの心情をなんとなくでも想像することができるものである。

しかし、この少年については人間としての気持ちを全く感じることができず、想像力が湧いてこないのである。

別に親に対して憎しみを抱いていたとか、愛情の裏返しで鬱陶しくなったとか、ということでもない、ただ、『たまたま部屋にいたから殺した。誰でもよかった』 と供述しているという。

これは、親として子供の育て方を間違えたとか、社会的な環境が影響しているとか、というようなレベルの問題ではなくて、この少年本人の突然変異的な人格異常によるものではないだろうか。

こうしたタイプの犯罪者は、普通は更正不可能である。

少年だからということで、数年少年院で過ごせばまた社会に出てくる、といったようなおざなりな軽い処分では危険である。

司法当局は、綿密な精神鑑定や病理的な経過観察なども行うようにして、この少年の心の闇を解読するよう努力してもらいたい。


<関係ニュース記事>
「母殺した」 少年が切断した頭部持ち警察に自首 福島(朝日新聞) - goo ニュース

電車内の痴漢犯罪

2007年05月15日 | 事件・事故
電車内の痴漢犯罪が連日のように報道されている。
今日のニュースでも2件。

電車内で女性触った疑い、国税局調整官(43)を逮捕
東大教授(42)を痴漢容疑で現行犯逮捕 警視庁

いずれも40歳代、社会的な地位もそれなりの、世間的には何不自由のない人物たちによるもので、触っても文句を言いそうにない女性に対してしつこく繰り返していた常習的で卑劣な犯罪である。

しかし、捕まれば社会的な地位も名誉も家族関係も全て失うことになるかもしれないのに、こういった常識的な判断もできないほど、自己をコントロールできないものであろうか。

また、最近は痴漢の冤罪事件も数多く発生しているらしい。
たまたま被害者の近くにいたということだけで痴漢と間違われ、あるいは故意に犯人に仕立て上げられ、お金を脅し取られることもあるという。

こういった事件は無罪を証明することも難しく、一旦間違われれば困ったことになる。

かくいう私も、何年か前に痴漢と間違われたことがある。(いや、実際に女性に触れていたので間違いともいえないのかもしれないが・・・・)

それは、朝の通勤電車に乗っていたときの出来事であった。

その電車は、『すし詰め』 というほどでもなく、かといって新聞や雑誌を読めるほどの余裕もない、軽く周りの人と触れ合うといった程度の混み具合であった。

私はカバンをもってドアに寄りかかっていて、丁度私の娘くらいの年頃22~3歳、OL風の女性が二人、私の前に立っていた。

別に聞くつもりもなかったが、なにげにその女性たち二人の会話が耳に入ってきた。
どうもお互いの家族の話をしているようだ。

『私のお父さんは背が高いのよ』

『ふうん、そうなんだぁ』

『それでね、昨夜お父さんに言ってあげたの』

『なにを?』

『背が高い人って、電車の中で何気にたらした手が女性の変なところに当たることがあるでしょ?』

『あ! そうそう、背の高い人が伸ばした手がお尻に当たったりすることってあるよね』

『でしょ? だからね、お父さんも電車の中で痴漢と間違えられると困るから、注意しなきゃだめよ! って言ってあげたの』


へ~ ずいぶん親思いの娘さんだなぁ、そこまで父親のことを気遣っているのか・・・・

と、私は感心しながら聞いていた。

ところが、彼女たちが降りる駅に着いたときに、その女性が私の手をつねって、一瞥しながら降りていったので、あれ? なに? と一瞬わけがわからなかったが、その後すぐに全て理解した。

どうやら、私がカバンを持っていた手が彼女のお尻にずっと触れていて、それを気づかせようとして、咄嗟にお父さんの話を作って私に聞かせたのかと・・・・

それで、早く気づいてくれよ~ ということだったのである。

鈍い私はそのことを全く気がつかず、ずっとお尻を触ったままだったのであろう。

それにしても、機転のきく気の優しいお嬢さんであったと思う。

お尻に手を触れられている自分の不快な気持ちを抑え、むやみに人に恥をかかせないように、それとなく気づかせて止めさせようとした気遣い。

そのまま大騒ぎして、私を痴漢として突き出すこともできたものを・・・・

ありがとう、いい勉強になったよ。

マナーが悪い高校生?

2007年05月10日 | 社会問題
今朝の新聞で、高校生が電車の乗車口付近にたむろしていたため、後からの乗客が乗ることができず、駅で待っていた乗客50人のうち26人が取り残されたまま発車してしまった、高校生のマナーがなっていない、という記事があった。

北海道のJR留萌線秩父別駅であった出来事である。

この電車は1両編成でワンマンカー、次の電車が来るまで1時間待たなければならず、取り残された乗客26人はJRが手配したタクシーで代行輸送されたという。

通常は1両に120人は乗れるのに、このときは結局トータル90人前後の乗客で発車。
高校生らのマナーが良ければ、秩父別駅の乗客50人は全員乗れたはず、ということらしい。

しかし、混雑した電車に大量の乗客が一度に乗ろうとした場合は、奥に詰めようとしても中々思うようにいかず、乗車口付近が滞りがちになるのは当たり前である。

乗降時間が短かすぎたのではないか?

本数が少ない電車なのだから、もう少し臨機応変に発車時間を遅らせてもよかったのではないか?

乗れなかったのは乗客が悪い、マナーが悪い、乗客が乗れようが乗れまいが時間通りの運行が優先だ、という考えではなかったか?

高校生らのマナーの悪さを責める前に、乗客を人とも思わず物のように扱い、詰めるだけ詰めさせようとし、乗れなかったら容赦なく切り捨てるJRの姿勢をこそ改めるべきである。

(さらにいえば、JRがタクシーを手配したそうであるが、これとても取り残された乗客からのクレームで手配したのであろう。JRが自発的に手配したとは思えない)

万引き犯に見せしめの刑

2007年05月08日 | 海外の話題
      (写真:CNNより・・・『私は万引き犯』の看板をかけて立つ女性)

米国アラバマ州のスーパーマーケットで万引きをした女性(46)が、裁判所から 『見せしめの刑』 を言い渡されたという。

その刑とは、毎週土曜日に4時間、2週連続で、『私は万引きをした泥棒です』 と書かれた看板をかけて店の入り口に立つ、というものである。

なんだか、小学校で廊下に立たされたことを思い出してしまう。

日本では刑罰の方法は法律で細かく規定されているので、このような刑はありえないが、米国では裁判所の裁量次第なのだろうか。

それにしても、笑ってやるべきか、ひどい人権侵害だと怒るべきか、考えが分かれるところであろう。

絶叫マシン・・・・大阪のジェットコースター事故の悲劇

2007年05月06日 | 事件・事故
大阪エキスポランドのジェットコースター(通称、絶叫マシン)が、死傷者20人という重大事故を起こした。

あってはならない事故である。

事故の原因となった車軸は、15年前の導入開始以来一度も交換されたことがないという。
さらには、毎年2月に行われるはずの解体検査も、今年は新アトラクション建設のために作業スペースがないということで、まだ実施されていなかったらしい。

定期検査の結果は自治体にも報告されることになっているので、報告内容に問題があった場合や、報告が遅れた場合の自治体の対応がどうであったのか、その状況も詳しく知りたいところである。

自治体は、報告を受けることが義務付けられているだけで、積極的な関与や指導の責任まで負わされているわけではない、と責任逃れを言うかもしれない。

いずれにしても、運営会社やそれを監督する行政機関の認識の甘さが問われることになるだろう。

しかも、エキスポランドでは過去にも、死傷者こそ出なかったものの遊具による事故やトラブルが相次いでいたという。

今回の事故原因とは異なるとしても、過去の事故から何も学んでこなかった関係者の責任は重大である。

最近は、エレーベータ事故でも見られるように、機械を過信しているとしか思えないような事故が多発している。

当たり前のことであるが、機械は必ず壊れるものだということを前提に、設計上の問題も含め事故を予防する点検や運用のありかたについて、真剣に見直してもらいたい。


<参考ブログ>
折れた「全幅の信頼」(言いたい放題)
コースター事故!(海舟書房)
大阪・ジェットコースター事故に思う(たろすけ大分・雑感日記)

こいのぼり

2007年05月04日 | 日々の戯言

近所の子供会が主催する 『こいのぼり』 のイベントが始まったので、散歩がてら見物してきた。

小さな川に渡されたロープにつながれ、元気に泳いでいるこいのぼりを眺めていると、子供の頃に戻ってしまったような気持ちになる。

実家の庭には池があって、虫ピンで作った釣り針を糸につけて、親父が大事にしていた鯉を釣ったりして、よく叱られたものだった。

うちの鯉たちはご飯粒で釣れるし、釣った後放すとまた同じように釣れるので、よほど貪欲な鯉だったに違いない。

安全対策の出費を惜しむな

2007年05月01日 | 事件・事故
大阪のJR環状線で、目の不自由な老鍼灸師夫婦(70歳、69歳)が駅のホームから転落し、電車にはねられ重傷を負ったという。

この夫婦は、駅に電車が到着していると勘違いし、乗ろうとして線路に転落、直後に到着した電車にはねられたらしい。

視覚障害者など、駅のホームにおける転落の危険性については、かねてより指摘され、転落防止柵などの設置の必要性が訴えられてきたが、対策が遅々としているのはどういうわけであろうか。

特に乗降客が多く混雑している駅では、ホームの端を歩かなければならないこともあり、目が不自由でなくても、線路に転落してしまうのではないか、という危険を感じることもしばしば経験している。

地下鉄などでは駅の転落防止柵の設置がかなり進んできているが、JRでは新幹線以外はまったくの無策状態が続いている。

転落防止柵などの設置には相当の費用が必要となることはわかるが、人命第一を最優先に、そのための出費は惜しまないで安全対策を進めてほしい。


<参考ブログ>
鉄道ホームにホームドアの設置を(酔うぞの遠めがね)
<駅ホーム転落事故>目が不自由な夫婦、列車にはねられ重傷(ジョージィのおとなりさんたち)