海猫日和

色々と思うこと,見たことについてとりあえず気の赴くままに書いてみる.

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

アポイ岳140525

2014-05-25 | 
友人の計画に乗る形で、久々の登山に行くことにした。
場所は様似町のアポイ岳.

日曜の朝から登るというので,土曜の仕事と用事が終わった後に車を走らせ、天馬街道を抜けて登山口で車中泊。
着いたのは深夜1時であった.

アポイ岳は、標高800mそこそこながら,海から近いため霧が多く、地温が上がらず,またかんらん岩を主とした酸性がきつく森林が発達しにくい土壌のため、低標高なのに高山植物が多く,固有種も豊富である.
花の多さ、登りやすさ,道中の景色の良さ等から、登山者の人気が高い山でもある。


そうした特徴から、国立公園の特別保護地区に指定され、日本ジオパークにも登録されている.
また,この山の高山植物群落は国の特別天然記念物でもある。



早朝、雨が降っており、5時には目が覚めた.
そんな中でも、駐車場に到着する車があり,雨具装備で登りはじめる登山者が居る。

友人との合流はも少し後なので,雨が止むのを待ちつつのんびりと準備をする.
釧路ナンバーの車は珍しいらしく,他の人に声をかけられる。
その方は札幌を3時前には出てきたのだとか.

…………札幌からでも4時間程度はかかる筈なので,条件は私とあまり変わらない気もするのだが.
まあ、峠越えがない分、マシなのかもしれない。



そんなこんなで,雨もほぼ止み,友人と合流する.
実のところ、直接会うのは1年ぶりくらいになるが,まあ、そういう事もあるだろう.



入山届けを書いて,登りはじめる.

雨上がりの土の香が立つ中、のんびりと進む。
山に登るのもそうだが、主には花を探しに来たのである。


今回、森林内でよく見られたエゾオオサクラソウ。
ちょうど良い時期だったようだ。

エゾムシクイ、ツツドリなどの声を聞きつつ登る。


フデリンドウ。林床や岩陰に咲いていた。

他にアポイタチツボスミレ、ツボスミレ、フイリミヤマスミレなどを見る。


アポイタチツボスミレ。うーむ。ピンぼけ。


最初は森林地帯をしばらく歩き、道は徐々に登りになる。
途中、開削されたものの,ほぼ使われずに無かったことにされた登山道もある。

金を掛けてまで何をやっていたのだろう。
まあ、当時も今も、此処に居るわけでは無いので,あまり何かを言うのも筋が違うので止めておこうか。

道中には、シカ除けの実験とおぼしき囲いが幾つか見られた。
此処もシカが多くなっているらしい。


五合目小屋あたりから山頂方向を望む。

雨が上がり、晴れ間が出て気温も上がってきた。


ヤマツツジ


ヒロハヘビノボラズ


此処から少し周りが開け、登っていくとやがて稜線にでる。


見下ろすと、海岸線と、雲海が見える。空はすっかり晴れた。

上空をツミと思しき猛禽が飛ぶ。
オオタカにしては小さく、ハイタカにしては尾が短く見える。


アポイアズマギク

足下はだんだんと岩、砂利が多めになり、アポイアズマギク、エゾタンポポ等が見られるようになる。


稜線上に出ると、見晴らしも良くなり、色々と花も出てくる。
まだ咲いていないものもあるが、まあ、そういう事もあろうて。


サマニユキワリ

ミヤマオダマキ

ミヤマナナカマド

チングルマ


山頂に直接は向かわず、途中で幌満お花畑に寄ることにする。


山腹の林を抜けていくのだが,道中のエゾオオサクラソウ群落はなかなか見事であった。

幌満お花畑は、残念ながらあまり花は咲いていなかった。
時季を外したのか、ハイマツの侵入や盗掘、シカ等で環境が悪化したのか、或いは他の要因なのか。
そのあたりは不明である。

以前はヒダカソウという花が有名であったが、大量盗掘により、ほぼ姿を消したと云う。
今回も当然ながら、見ることはできなかった。
ヒトの業とは、何ともしがたいものである。



アポイキンバイ


チシマキンレイカ


幌満から少し急な登りを経て、山頂にたどり着く。




山頂はダケカンバに覆われ、実のところ見通しは良くない。
標高が低いところに森林限界とハイマツ帯があり、そこより上にダケカンバ林があるという、逆転現象が実に興味深い。
こういうものを天の采配とでもいうのだろうか。


少し欲張って,隣の吉田岳への山道を途中まで行ってみることにする。


天気も良く、稜線上を、続々とヒトが登ってくるのが見える。
どうやら小学生の遠足があったようで、元気に走っているものあり、ばてているものあり、様々であった。


エゾキスミレ

ヒダカイワザクラ


のんびりと花を見つつ、山頂まではおよそ4時間程度。
通常のコースタイムは3時間程度なので、割とのんびりのペースである。

が、まあ、私にはこういうペースが合っているように思う。
ピークに着くのも一つの目的ではあるが,何が見えるかというのも大事なものだ。



昼少し前に、山頂も混んできたので下山することに。

下りはやはり膝に負担がかかるが,あまりかけないように降りる。
そろそろストックを使うことを検討するべきかもしれないが、あまり好きでは無いのだ。

無事に下山したのは14時頃。
なんだかんだと、8時間弱ほど山にいたことになる。

アポイ山荘の温泉で汗を流し、様似の食堂で遅めの昼食。
その後、大学まで車をのんびりと走らせることにしたのであった。

また機会があれば、こうして山に登りたいものである。


6:40~14:00
アポイ岳:登山口~幌満お花畑~山頂~吉田岳への山道途中まで往復~下山

開花植物
アポイアズマギク、エゾキスミレ、ツボスミレ、アポイタチツボスミレ、オオバタチツボスミレ、ヒダカイワザクラ、サマニユキワリ、エゾオオサクラソウ、タカネナナカマド、センボンヤリ、チシマキンレイカ、アポイキンバイ、ヤマツツジ、ヒロハヘビノボラズ、アポイクワガタ、ミヤマオダマキ、キタヨツバシオガマ、チングルマ、フデリンドウ、エゾタカネニガナ、キジムシロ、エゾタンポポ、ツマトリソウ、ミヤマエンレイソウ、ショウジョウバカマ、オオバナノミミナグサ、キンロバイ

鳥類
ハイタカ属猛禽(おそらくツミ)、ツツドリ、キジバト、アオバト、ビンズイ、ウグイス、ヤブサメ、エゾムシクイ、センダイムシクイ、キクイタダキ、シジュウカラ、ヒガラ、ヤマガラ、ゴジュウカラ、キバシリ、ハシブトガラス

その他
シマリス、トカゲ類(ニホントカゲ?)
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

春採湖畔140518

2014-05-18 | フィールドノート
春採湖、という湖がある.
川の一部のような状態であり、昔はもっと広かったらしい。
湖畔には「チャランケチャシ」という、アイヌの民に見張り場として使われていた場所があり、昔は島であったのだとか。



釧路市立博物館と野鳥の会釧路支部の共催で、探鳥会が春から秋にかけて毎月開催されており、今回はそれに参加してみたという話である。
案外と参加者が多いのには驚いた。
知り合いもいた。

まあ、そういう事もあるだろう。




メジロは鳴いていたが姿は見えず。
オオジュリンやコムクドリ、センダイムシクイは良く見えた。
トビはまだ育雛中なのか、巣からはヒナの声が聞こえ、オスが魚をとりメスに受け渡していた。

途中でシギの群れが飛んだが,種まではわからなかった。
おそらく河口までそのまま移動していったのだろう。

種数はさほどでも無かったので、今少し早かったか,案外と居るようで居ない。

とはいえ、久々に色々と見ることができたし、仕事中は野鳥ばかり見ているわけにいかないので,こういうのはこれで良いのである。



春採湖探鳥会

マガモ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、オオセグロカモメ、トビ、オジロワシ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ハシブトガラ、シジュウカラ、ショウドウツバメ、ヒヨドリ、センダイムシクイ、メジロ、ゴジュウカラ、コムクドリ、ノゴマ、ノビタキ、コサメビタキ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アオジ、オオジュリン
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

時計

2014-03-17 | 日々の戯言
腕時計の動きが最近いまいちだったので、時計屋に持って行ってみた。

使っているのは、完全ねじ巻き式なので、電池交換ではなく、中の分解掃除が必要なのである。

祖父の形見、ということになる。
以前に住んでいた家を処分するにあたり、遺品整理でもらったのである。

無事に戻ってきたら、ちゃんと動くようになっていた。
埃がたまっていたり、部品がうまく動かなくなっていたりしたようである。

そういえば、店の人に言われてはじめて知ったが、セイコーの割と良い時計だったらしい。

価値についてはとりあえず置いておくとして、シンプルなのは気に入っている。
余計な機能がついていないのは良いことである。
一応防水でもある。

今後も大事に使っていこう。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

今日のNFP140309

2014-03-12 | フィールドノート
さて。

以前に書いたかもしれないが、NFPでは、毎年「クマゲラ一斉調査」というものが実施される。

NFP自体は、およそ2000ヘクタールの面積を有する森林公園だが、その全域でクマゲラの生息状況を調査しよう、と、そういう調査だ。
方法は至って単純で、森全体を500m程度のメッシュに区切り、各メッシュに人を配置して、同じ時間帯にクマゲラの声と姿を確認する、いわゆる人海戦術である。

クマゲラ自体、声はわかりやすいし、姿も、そこまで間違えやすいものではない。
痕跡も割とわかりやすい。

方法が単純なのも、長年続けるには重要な要素である。そろそろ30年近くになるはずだ。

そんなわけで、わざわざ、というのも妙な話だが、数年ぶりに参加してきたのであった。

懐かしい顔もあり、久々に森を歩くことでもあり、なかなかに楽しかった。

残念ながら、担当した区域ではクマゲラそのものは見つけられなかったが、食痕と糞は発見できた。
糞は当然ながら回収してきたので、そのうちに中身を分析してみることにしよう。
今回は、全体では2~4個体という結果だったようだ。

目撃情報自体は増えているようだが、クマゲラはそれなりに広い行動圏を必要とするし、巣穴や餌をとるのにそれなりの太さの樹が必要である。
NFPだけで養える数には限りがある。

まあ、市街地で死体が回収されたこともあるので、NFPとその周辺での個体の行き来はあるようではあるが。
今後どうなっていくかは正直なところ不明だが、こうした調査が続くことで、変化は追っていくことができるだろう。
機会があればまた参加したいものだ。





スノーシューを履いて、久々に歩く。

案外とこちらでは機会が無いもので、いや、これは言い訳だな。

とはいえ、気分が良いのは事実である。
どうにも、こう、身についた習性というものはなかなか抜けないものであるようで。
私には、定期的に森を歩くことが必要であるらしい。

また、そのうちに訪れることにしよう。


10:30~13:00
森林の家~志文別線

鳥類
トビ、ハイタカ、コゲラ、アカゲラ、オオアカゲラ、ヒヨドリ、キクイタダキ、エナガ、ハシブトガラ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、キバシリ、マヒワ、ウソ、シメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス

哺乳類
エゾリス

その他
キタキツネ足跡、エゾリス足跡、ユキウサギ足跡、ネズミ類足跡、クマゲラ食痕と糞、オオアカゲラ食痕
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

暦の上では春

2014-02-14 | 日々の戯言
立春を過ぎたので、一応、もう春だと云う事になっている。

当然のことながら、道東はまだ冬のまっただ中である。
海沿いなので雪は少ないが、少し山手に行けば相応の量が積もっているし、気温も低い。

もっとも、今年はこれで雪が少なく、暖かい年であるらしい。

確かに、夜間に水を落とす必要がほぼないので、そうであるのかもしれない。
ただ、以前よりはそれなりに新しいアパートで部屋を借りたので、そのせいもあるのかもしれない。

基本的に室温が10度以上あるのは、いいことである。
江別にいたころは、冬の室温は一桁か外気よりましな程度だったし、熊本では、部屋が広かったのと、気密性が低いので、割と寒かった記憶がある。まあ、北海道と九州を比べてはいけないし、築年数の関係もあるだろう。

とはいえ、住めば都である。
贅沢を言わなければ、それなりに生活はできるものだ。



そんなわけで、研修のため1週間ほど台北まで行って参ります。
さて、どうなることやら。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

今更

2014-01-15 | 日々の戯言
いつの間にやら年が明けていたわけでして。
そんなわけで、明けましておめでとうございました。

一応、休み自体は確保できるのだけど。
休日に仕事と云う事もよくあるので、感覚はずれてくる。

まあ、そういうこともある。

とはいえ、年末年始は休みだったので、数年ぶりに実家に戻ることができた。
おせちを自分で作らないで良かったし、元日も仕事じゃなかった。
まあ、3日から出勤でしたが。

……しばらく書いていないので、文章の書き方を忘れてきている。

まあ、ネタを作ってまた適当に更新するとしよう。

そんなわけで、明日から鹿児島まで行ってきます。

お仕事3割、趣味7割くらいかな。たぶん。
年休かつ自腹ですので、何ら問題ありませんね。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ご無沙汰しております

2013-12-27 | 日々の戯言
長らく放置してしまいましたが、久々に書いてみよう。

唐突ですが、転職しました。


熊本では期限付きだったのですが、任期が残り少なくなったところで、別の所から話があり、色々考えて受けることにしました。

そんなわけで、8月から北海道に戻り、道東釧路市にて学芸員をやっております。
タンチョウに関わるあれこれの担当です。

現場の仕事に戻れたわけで、どちらかと言えば性に合う仕事にありつきました。
タイミングが良かったとも言えるし、前職との縁もあるし、要は、人生色々であると、そういうものなのでしょう。

たまたま、割とニッチな募集がかかっていて、たまたま、それにわりと合致する人間が次の職を探し始めていた。

巡り合わせというのは、こういうことか。
いずれにせよ、必要であるとされたのですから、それに応えなければならない。

要は、いつもの通りである。
ただ、愚直であればいい。

相変わらず公務員なので、仕事の内容は書くわけにはいかないけれど。
その辺をまた色々考えつつ、適当に更新していくことになりますね。

さて、そういえばそろそろ今年が終わるのでした。
皆様良いお年をお迎え下さい。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

久々のネタ飲料

2012-08-18 | 食べる
コンビニに寄ったらこんなものが置いてあった。



怖いもの見たさ(飲みたさ?)で購入。

結論としては、まあ、まずくはないかな、というところか。

缶コーヒーに炭酸をぶち込んだ感じ。

甘さを抑えるか、いっそのこと無糖ならよかったのではと思う。

それにしても、世の中には色々なものを開発する人がいるものだ。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

太陽の仕業

2012-08-12 | 


暑い日が続いている。

1年過ごしたからか、多少は慣れてきたようだ。
と、言ったところで、暑いものは暑い。

窓から見えるモズも暑そうで、口を開けてボーッとしている。
尾も動かさずにいたので、ひょっとするとうたた寝をしていたのかもしれない。

木陰に行けば良いものを。

少ししてから気がついたようで、近くの樹まで移動していった。

こう暑いと、動く気がしなくなるのは、人も鳥も同じなのだろう。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

徒然なるままに

2012-06-20 | 日々の戯言
だいぶ間が空いてしまった。

どうやら、こちらに来てから1年経過したようだ。

早いと言えば早いし、そうでもねえよと言えばそんなもんである。

変わったような変わらないような。

まあ、そういうモノなのだろう。






今後も適当に更新されると思います。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加