今日国家試験の合格証書が届いた。
会社生活も終わりかけた60歳近くになって『新たな人生を!』と思い立ち、若い人たちに混じって鍼灸の学生になり、鈍重な頭と体を奮闘させた3年間の結果がこのたった1枚の合格証書である。
これを役立てるのはこれからが本番、のんびりはできない。
しかし思い返せば、誰よりも喜んでくれるはずの母は国家試験当日早朝に亡くなったが、姉の配慮で私には知らされず、私は何も知らないまま能天気に国家試験を受けていたのである。
姉の配慮がなければ、あるいは1日早ければ、試験どころではなかった。
天国の母ちゃん、合格したよ。今までありがとう。