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世相見聞録

世間の出来事や自分自身が体験したり見聞きしたことなどを、論評や感想を加えて書きつづっていきます。

暴力団にも定額給付金

2009年02月16日 | 社会問題
国費から2兆円も使ってばら撒かれる定額給付金。
金持ちにも貧乏人にも等しく給付して景気対策にするという。

いかにも公平そうに見えるが、一人当たり1万2千円など金持ちにとってはごみのような金額、高級料亭で1品追加する程度でおしまい。
貧乏人にとっても嬉しいのは一時だけ、年金保険税にも足りなくて、あっという間に消えて無くなる。

これほどの馬鹿げた税金の使い方などありえない。

さらに腹立たしいことに、この給付金が暴力団にも支給されるという。
構成員が8万人、総額で9億円にもなり、かなりの部分が上納され暴力団の資金源になるおそれがある。

同じ国民だから公平に支給する、とは言ってもこのような犯罪者集団にまで税金を投入してその活動資金にすることは許されないことである。

ところで、この給付金は、巨大宗教団体の集票力をバックに政権入りした某党が発案・ゴリ押しした経緯があるらしいが、その目的は何か?

その宗教団体信者が受け取ることになる給付金が、暴力団と同様、結局は上納(お布施)されることを期待できることも、その動機の一部になっているのではないだろうか。

この宗教団体では全国で少なくとも300万人の信者がいるとされているので、給付金総額は300億円を下らないはずで、暴力団ごときの比ではない。

2兆円の税金はもっと有効に、本当に必要とされるところに使ってもらいたい。


<関連ニュース記事>
暴力団にも給付金 9億超…警察ジレンマ(産経新聞) 2月15日 8:05