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世相見聞録

世間の出来事や自分自身が体験したり見聞きしたことなどを、論評や感想を加えて書きつづっていきます。

もうすぐ新年

2007年12月31日 | 日々の戯言
                  (近所の公園に咲くツバキの花)

あと30分少々で2007年も終わりです。

公私ともども色々ありましたが、皆様方には大変お世話になりました。

来年もいい年になりますように。


ペットの死

2007年12月26日 | 

14年前に、川原に捨てられていた握りこぶしほどの子猫。
拾ってきたときには目も見えず衰弱しきっていたが、娘たちの懸命の世話で元気になり、『ハナ』 と名づけられた。

非常にわがままで気位の高い猫であったが、それなりに家族に溶け込んでいたので、先月衰弱して死んだときには、やはり悲しい思いが走った。

この写真は、死ぬ1ヶ月ほど前に撮った最後の写真である。
最後まで、おすましの姿勢を崩さずそっぽを向く態度は、いかにもこの猫らしい。

内部告発と密告社会

2007年12月22日 | 社会問題
最近多発している食品偽装、建築業界の手抜き工事、役所の裏金作りなど、企業や役所などにおける一連の不祥事は、その多くが内部告発によって発覚している。

これによって、それまで陰で行われていた不正が暴かれ、被害の拡大がそこで食い止められることになるわけで、内部告発の社会的な意義は極めて大きい。

内部告発は、決して組織を裏切るものでもなく、あくまでも不正義を正すために行われるものであり、それによって告発者が迫害されるようなことはあってはならない。

それは十分にわかっている。

しかし、この内部告発の行き着く先が、職場の同僚や上司・部下などが、さらには日常生活を過ごす地域社会までもが、お互いに監視し合い密告し合うようになってしまうのではないか、と心配するのは心配しすぎだろうか。

別に悪いことをしてなくても、いつも誰かに見られている、些細なことで誰かに密告されるかもしれない、不用意な会話が曲解されて告発されるのでは・・・・などとお互いに疑心暗鬼、戦々恐々と暮らさなければならない密告社会はイヤである。

内部告発制度が、昔の軍国日本において国家により奨励され悪用された密告制度のようにならないことを切に願う。

聖人君子になれとは言わないが・・・・・・

2007年12月21日 | 社会問題
人間は誰しも失敗もするし欠点はあるもの、聖人君子のような完璧な人間などいるはずもない。

しかしそうは言うものの、以下のリストをご覧いただきたい。
ここ1ヶ月の間に報道された警察官による不祥事である。

警察組織の隠蔽体質を考えれば、これでも氷山の一角、隠されている不祥事はさらに多いだろうということは容易に想像できる。

完璧な人間などいないと言っても、これではあまりにも酷すぎるのではないだろうか。

法を守り市民を守る義務を負っているはずの警察官がこれでは、笑うに笑えない。
そのとばっちりは市民が受けることになるのである。

組織というものは、上が腐れば下まで腐る。
腐らせる原因が必ずあるはずである。

これは明らかに異常事態であるということを、警察トップは認識してほしい。
そして、各々の警察官は、上を見て仕事をするのはやめて、市民のために働いてもらいたい。

しかしこの市民感覚から隔絶した警察組織は、こういう事態になっても単に管理強化を強調するのみで、警察官にGPSを持たせて行動を監視します・・・と、どこかの警察署がやったような、ピント外れの小手先だけの対策で済ましてしまうんだろうなぁ・・・・


<最近1ヶ月間の警察不祥事>(日付は報道日)

12月20日〔神奈川県警〕 警視(51歳)が霊感商法に関与(詐欺)

12月19日〔警視庁〕  巡査部長(32歳)が交番で拳銃自殺

12月18日〔群馬県警〕 警部補(40歳代)が酒気帯び運転

12月13日〔兵庫県警〕 警部補(54歳)がJR車内で痴漢

12月13日〔栃木県警〕 巡査(23歳)が交番で拳銃自殺

12月10日〔静岡県警〕 巡査部長(57歳)が酒気帯び運転

12月07日〔千葉県警〕 巡査長(26歳)が留置場内で女性被告にわいせつ行為

12月07日〔北海道警〕 巡査部長(35歳)が覚せい剤を常用

12月06日〔埼玉県警〕 巡査(21歳)が交通反則切符を偽造

11月30日〔埼玉県警〕 巡査部長(31歳)が女子高生スカート内を盗撮

11月23日〔埼玉県警〕 巡査部長2人(いずれも53歳)が捜査書類を自宅に放置

11月20日〔茨城県警〕 巡査部長(27歳)が交通事故被害女性に迷惑行為(ストーカ類似行為)

期末試験

2007年12月15日 | 学校
やっと終わった。

連日の、午前3時・4時までの勉強は体に悪いとわかっているのに・・・
普段から計画的に勉強してれば何の苦労もないのに・・・

追い込まれないと動かない性格は、子供のころから変わってない。

反省・・・・します・・・ウゥ・・

口だけの反省ならサルでもできるって? ふん、わかってますよ!

火事場の行動、批判するのは結果論

2007年12月06日 | 事件・事故
岐阜県・県営住宅の5階が火事になり、4階に住む26歳の母親が2歳の長女をベランダから投げ落としたが、付近の住民が受け止められず、その長女はアスファルトに頭を打って重体に陥ったという。

この事故については、子供を投げ落とした母親に対して、無謀だ、軽率だ、テレビの見すぎだ、などの批判が数多く寄せられている。

確かに、その母親本人は夫や5歳の長男などとともに無事に脱出できたので、子供を抱いて逃げられたはずだ、ということだろう。

しかしパニック状態に陥った母親が子供を必死で助けようとして、結果として失敗したことについて、結果論でただその行為を責めるだけというのは酷である。

外から眺めていれば5階だけ燃えていて4階は大丈夫というように見えても、4階にいる当事者にとってはどこが燃えているのか皆目わからず、火に囲まれていると錯覚してもおかしくはない。

私はむしろ、テレビなどのマスコミこそ批判されるべきだと思う。

先日も、同じような状況でベランダから投げ落とされた子供が下の人に無事に受け止められたという場面がテレビで放映されていた。

この番組では、子供を投げ落とした母親を、勇気ある行動、正しい判断、子供を助けたい一心が奇跡を生んだ、などともてはやしていた。

こうしたマスコミによる興味本位の番組が、咄嗟の場面で頭をよぎり、危険な行動を誘発することになるのである。

そのような番組を一切無くせとは言わないが、たまたま運よく成功したことばかりを強調するだけではなく、危険な面も合わせて認識できるよう、十分配慮された番組を制作してもらいたい。


<関連ニュース記事>
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