あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

今は『気』を扱う臨床家

2022-09-04 22:03:00 | ブログ
こんにちは🌞今日は気持ちの良い晴れ☀️でしたね❣️
台風の影響をほとんど感じることがないぐらい、暑い1日でした💦

毎週日曜日は、院長の自伝です。

実は、私が22歳で医師より失明宣告を受けたとき、知人の紹介で神奈川県のある宗教家から電話が来ました。
貴方の目を遠隔刺激で治してあげるからと言われ電話に出たのですが、私自身何
も感じるものがありませんでした。
このようなオカルト的なおまじないのようなものには嫌悪感を抱き、
全く信じていなかった為に私自身がバリアを張り、「気」の交流がなされなかったのだと思います。
当時は、西洋医学は絶対的なものであり、科学的データに基づき研究された
医学の結果による“失明”には逆らえないとあきらめていました。
失明して東洋医学を学び脉診流・経絡治療により「おかげさまでありがとう御座
います」との感謝の言葉を聞く度に、あの頃もう少し素直であったならば、その
宗教家の「気」を素直に受け入れて失明しなかったかもしれないと思うこともあります。

しかし、頑固者だったからこそ鍼灸師となって患者さんから
「おかげさまで、ありがとう御座います」の言葉を聞く喜びはなにものにも代えがたく
「めくら」万歳でもあります。
鍼灸師になって来院する患者さんからの訴えを聞くにつれ、医学における絶対的権威者である医師の言葉は重いと感じています。

「お医者さんに治らないと言われました」
「手術しなければ治りませんと言われた」
「加齢ですね」
と言われて嘆いている病症が治ったときの患者さんの笑顔。
これが更なる学術修練の原動力となるのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする