あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

東洋医学の診察法

2022-09-11 21:58:00 | ブログ
こんにちは🌞今日はいいお天気でしたね😊
まるで真夏でした🤭🤭🤭

毎週日曜日は、院長の自伝です。

脉診流・漢方鍼治療(経絡治療)では、
(1)来院する患者さんの動作や色を観察し、
(2)声や匂いを観察し、
(3)症状や味の好き嫌いを聞いて、
(4)脉や体表を観察し、治療方針を決定します。
小宇宙たる人体は、大宇宙の無限の気(エネルギー)を受けて、五臓六腑が主る
「気・血・津液(水)」によって形作られていますので、治療は変動を起こして
いる五臓六腑の「気」を正常に戻すことです。「気」に作用させるための治療で
すので痛みはありません。

次に上記(1)から(4)について、古典医学の難経六十一難に書かれている一
部を抜粋します。
 『…然るなり、望みて之を知るとは、其の五色を望み見て、以って、其の病を
知るなり。 聞きて之を知るとは、其の五音を聞きて、以って、其の病を別つな
り。 問うて之を知るとは、其の欲する所の五味を問うて、其の病の起こる所、
在る所を知るなり。 脉を切して(触れて)之を知るとは、其の寸口を診して、
其の虚実を視(ミ)て、以って、其の病を病むこと何れの蔵府に在るやを知るな
り。』と書かれています。
これを、東洋医学では「四診法」と言います。
以前にも書きましたが、視覚障害の私には、望診における『見る』ことは出来ま
せんが、玄関から待合室での様子や診察室に入る迄の動作を患者さんの『動き』
で観察しています。これが出来るのも『望診』のおかげです。西洋医学の『視診』
は見えない私には不可能です。最も最近の西洋医学を行う多くの病院では、患者
さんを見ずにモニターを見ているようですが……

次週に続く
コメント
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