あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

脈診のお話

2021-08-04 23:23:00 | 健康・病気
こんにちは🌞
連日の酷暑。。。
愛知県は熱中症警戒アラートが発令されています。

治療院へ、お越しいただく患者さまも
どうかお気をつけてお越しください。

さて、当院は脈診流経絡治療を行なっています。
脈診って?と思われる方も多くいらっしゃいますので、
今日は脈診のお話をさせていただこうと思います。

今日の画像は、先月池田政一先生が出版なさった脈診の本

伝統医術治療家のための 脈診法秘訣

今、夢中で読んでいます!
鍼灸師の方で、興味をお持ちの先生はぜひ!
という意味も込めて、ご案内しておきます。

さて、当院ではどの患者さまも「脈」を拝見しています。
この脈から、五臓六腑の気血津液の状態を窺っています。

西洋医学では、脈が規則正しくうっているかと脈拍数を
診るためですが、東洋医学では、脈から様々な状態を診ています。

脈拍数で、身体が熱を持っているか、冷えているか
脈の強弱で、エネルギーの過多の状態を
脈の種類でどんな病が想像できるか
脈の深さで身体の熱と冷えの状況を
左右6本の指で、各部位に配当されている五臓六腑の様子を
脈から感じ取れるエネルギー(胃の気と呼びます)から、元気の状態を
身体のエネルギーバランスが整っているかを
(足元が温かく、頭が冷えているかも診ています)
体内の水分量や、気の流れ、貧血の有無などなど

脈から得られる無限の情報を活用したうえで治療を行なっているのです。

「あれ?今日はもしかしてご飯食べてすぐ?」
「あれ、今日は頭が痛い?」(普段は腰痛でいらっしゃっている患者さまに対してですね)
「もしかして、下痢が続いていませんか?」
など。

「えー!何で先生わかったの‼️」
とまるで、エスパーのようにおっしゃる患者さまもおられますが、
種も仕掛けもなく、脈から得られる患者さまご自身が発している情報を
診断に使わせていただいているだけなのです。

脈診流のワケ、なんとなくご理解いただけたでしょうか?
鍼灸師の卵🥚の先生や、脈診に興味のある先生は
先程の本、わかりやすくて、いろんな魅力が詰まっていてオススメです。

詳しくは当院のホームページにも書かせていただいていますので、
よろしければご覧くださいね!

脈には、無限の患者さまのサインが含まれています。
脈診流のイメージが掴んでいただければ嬉しいですね😆
コメント
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