あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

c.w.ニコル氏のお話(その3)

2009-10-15 21:33:15 | 健康・病気

今日は第3回目のお話です

荒れ地となった故郷には自然が戻ったそうです。

兵士上がりの3人の教師と子供達の心が荒野に緑を戻したのです。

政治の力でもなくお金の力でもなかったのです。

その方法は荒れ地に一本一本気を植えたそうです。

「その活動によって森に緑が戻ったのです。」

ニコル氏の顔に笑顔が戻りました。

「小鳥のさえずりが、虫の音が、動物の鳴き声が戻ってきたんだよ!」

「ドブ川と化した川は清流となりヤマメやイワナ等の魚が戻ってきたんです!」

と話がはずみました。

後半は河村市長との会談でした。市長は環境問題に関心があるとお聞きしてい
たのでワクワクする気持ちで10分間の休憩を待ったのですが、

これはいただけなかったです。

話がかみ合まないのです。里山について意見を求めると「国や地元住民とのしがらみが
あってねー」と話をそらされました。

そして、「来年から市民税を減税するんだ!」と会場にアピールされていました。

生命を育む『山川草木』に目を向けない若者たち!

その大切さを教えないごまかしの『ゆとり教育』

第一次産業をないがしろにする政治!

私の故郷は日本における紙パルプ発祥の地です。山にはコウゾ、ミツマタなどの
紙を作るための原料が豊富にありました。それらの木をどんどん伐採し

紙を作った後には営林省(林野庁)が建築材料とする為の杉や桧を次々に植えました。

その結果国民を苦しめる多くの疾病をもたらしたのです。

春になるとスギ花粉によるアレルギー症状を訴える患者さんが鍼灸治療を求めて当
院にも多く訪れますね。

もしかして貴方が悩んでいる花粉症等多くの疾病は生命を育む『山川草木』の第
一次産業に目を向けない愚かな国策による『人災』かもしれません・・・・・。

われわれの支払った税金で花粉症などの疾病にかかる原因が作られ、そしてその疾
病を治すためにさらに税金を支払わされているとは思いませんか?

『病気』と書かずに『疾病』と書きました。思い返して下さい、『森の散歩』と
いう処方箋を指示するイギリスの医師を。

本当に大切なものは何かがわかっていただけるのではないでしょうか?

コメント
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