飛鳥時代の瓦屋根－奈良市：奈良町・元興寺

さてさて、奈良町の散策を続けてきたワタクシは
奈良町の中にある元興寺を訪ねました。

元興寺…奈良でも東大寺や唐招提寺に比べて知名度も低く、地味な印象のお寺です。
でも、このお寺はかつては東大寺や興福寺と並ぶ大寺院であり、世界遺産にも登録されているんですね。


東門を入ったところから見る本堂の佇まい…好きなんですよ。
このお寺は「質実剛健」という言葉がふさわしく思います。


本堂を南から眺めてみました。力強い姿が印象的です。


ワタクシ、このお寺で一番好きなのがこの場所なんです。
この屋根瓦はなんと飛鳥時代のものなんですよ。1300年以上前の瓦屋根…気の遠くなるような時間です。


元興寺はもともと蘇我馬子が飛鳥に建立した法興寺が、奈良遷都にともなって移転したものだそうです。
（法興寺は元の場所に残り、現在の飛鳥寺になったそうです）




古の瓦屋根を眺める場所に、紅梅が咲き始めていました。

奈良町を訪れる人はカフェや雑貨屋さんだけを訪ねる人も多いようですが
ぜひ元興寺を訪ねて、悠久の歴史を感じてほしいものですな

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