アンの文化祭。

アンの高校の文化祭に旦那さんが行ってきた。

学校は子供のいくところだ、親が行く必要はないって、旦那さんが学校に出向くことは今までなかった。

でも、高校最後の文化祭だし。

なにより最近のアンがすごくイキイキとしてるから、学校でのアンを見たくなったのかもしれない。

パワーのある生徒さんたちや、アンの頑張る姿を見て、旦那さんはあっという間に時が過ぎたように感じたそう。すごく良い文化祭だったって。


アンが通っている高校は、通信制。
生徒さんたちは、不登校だった子供たちがほとんど。

旦那さんの国は貧富の差が激しくて、学校に行ける身分の子供は学校に行くことは恵まれているという感覚の人が多い。学が無ければ物乞いになるしかないと、必死で勉強をするのが当たり前。

そんな価値観の旦那さんには、不登校なんて状態はわがままの所業としか思えないみたい。

でも、アンの学校の生徒さんたちや、学校に行きたいけど行けないもんくんの姿を見て、少し気持ちが変わったのかもしれない。

優しくて、明るくて、人のことを思いやれる子供たちが学校に行けなくなる。そんな子供たちがこんなに大勢いる。

「何か、おかしいよ。日本のシステムか何かが...なんでふつうの元気な子供たちが、学校いけなくなるのか」

以前、カウンセリングしてもらった学校カウンセラーの先生は「たくさんの生徒さんを見てるけど、ふつうに毎日学校に来てる子のほうが頭おかしいんじゃないか、と思うことがあります」って話してくれた

アンの学校の生徒数は年々増えてる。

世の中の歪みや生き辛さが、優しくて少し気の弱い子供たちに響いてるんじゃないかな...って思う。

運動会。

週1回、頑張って学校に行ってるもんくん。

でも、学校ともんくんとの距離は前よりずっと離れてきてる気がする...

せめてイベントには参加してほしくて、先生に相談して徒競走と長縄跳びに出してもらった。

もんくん、ダントツの一位。
なんで学校休んでるの？ってくらいの凛々しい走り。


去年の今頃、糖尿病と診断されたもんくん。
だるくて、気持ち悪くて、喉が乾いて、足がつって、訳のわからない不調が続いてたんだった。

体育が得意なもんくんは、たくさんの競技にエントリーしてたけど、結局活躍できなくて、みんなの期待を踏みにじったって、悲しがってた。

あれから一年たったのかあ。

入院やら、お休みやらで、すっかり不登校になってしまったもんくん。

沈んだ日々はまだまだ続きそうだけど、できることを頑張っていきたいな。