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「漢字廃止論」というものがあったというお話

2005-06-05 | --- 3.5 トリビア
メルマガ雑学大作戦:知泉(No.675) より

究極の選択であれば...下記のうちどれでしょう。 どれもいやだけど.....日本語は維持しておきたいから漢字廃止かな。 「日本語を廃止してフランス語」とか「日本語は完全撤廃し英語を使おう」よりはましな感じ... このトリビアを読んで漢字よ永遠に、という気持ちになってしまいました。

6月5日は...
1946年06月05日:日本ローマ字学会とカナモジ会が横書き&カタカナ普及・漢字全廃推進を声明
※それから59年経った現在も漢字は使用されている。


漢字廃止論は明治時代にも唱えられている。唱えたのは日本郵便の父と呼ばれる前島密(まえじまひそか)。「国際化に向け一般人も使える言語にする為に簡素化すべし」との考えから漢字をなくす案を出した。


極論では思想家・西周(にしあまね)は「国際化のため全ての表記をローマ字だけにする」と『ローマ字表記論』を説いた。さらに森有礼(もりありのり)は「日本語は完全撤廃し英語を使おう」と『国語英語化論』を説いた。


もちろん反対する人が殆どで、その先頭に立ったのが森鴎外。その意志を継いだのが芥川龍之介で、文部省に働きかけをし、この法案が通ることを完全阻止した。


戦後、国際化の為に「日本語を撤廃しようと」言い出したのは、小説の神様・文豪の志賀直哉。その内容は「日本語を廃止しフランス語を自国語にしよう」と言うもの。当然受け入れられる事はなかった。

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