![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/08/8037de265e1d922179b0279f4f438e5f.jpg)
Hubbyのおじいさんの懐中時計です。
土曜日 Hubbyの使わなくなったネクタイを整理していたら、タンスの奥深くに小さな布袋を発見しました。
中には懐中時計がはいっていました。
[今は昔....]
21歳の夏(北半球の冬)、Hubbyは大学で学位をひとつとったあと、州政府で働いていました。 そのころ一番親しかったクラスメートの何人かがヨーロッパをそれぞれバイクで一人旅したことに触発され、彼もイングランドとスコットランドへ旅にでることにしました。
自分で貯めたお金で海外にいける、ととても楽しみにしていました。 ほかのクラスメートのようにヨーロッパ(大陸部)にいかなかったのは、イングランド周辺であれば自分が生まれ育ったところでもあるし親戚もいたるところにいるので、海外旅行と気負わずにいけたから、なのだそうです。
旅にでたときは、このまま働き続けるべきか、大学にもどってもう一度勉強するかどうか決心がついていないという状態でした。
LondonにつくとCoventryにすむおじさん夫婦が迎えにきてくれました。 おじさん夫婦のところでしばらく過ごし、ヒッチハイクをしていろんなところに寄りながら北上しFindhornに向かいました。
Findhorn(オリジナルWEB: http://www.findhorn.org/home_new.php 日本語のページはここ)に3ヶ月滞在。 おじいさんの家はそこから16kmほどのところにあります。 Findhornの住民から20ポンドで中古の自転車を購入し、毎週日曜日には往復2時間かけておじいさんに合いにいきました。
その数年前に(Hubbyの)おばあさんを亡くし一人暮らしだったお祖父さんにとって、普段オーストラリアに住んでいる孫が毎週末たずねてくれるのはとてもうれしいことだったと思います。(「ね、ね、お祖父さんは毎週日曜日をすごく楽しみにしてたよね」と私が言っても物事をあまりドラマチックに考えないHubbyは”Probably”とひとこと。)
Findhornをでるときに20ポンドで買った自転車を10ポンドで売りました。(このHubbyの自転車を10ポンドで買った人は、次に20ポンドで売ったと思う....
)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/ce/279bbe04dae2044774d641f51b5c0054.jpg)
[裏蓋にはTwo plates of 10 carat goldと彫ってあります]
そしてお祖父さんの家に1-2週間滞在。 滞在中お祖父さんがプレゼントしてくれたのがこの懐中時計です。
[最後の別れ]
そのあとHubbyはAberdeenの親戚の家と、そこから更にちょっといったところにある親戚の家に泊まりました。 1年間有効な往復の航空券を持っていましたが、8ヵ月半過ごしたところで、十分楽しんだ、と思いオーストラリアに帰りました。執着しないところが彼らしい...。 変更のきかないチケットだったので、片道の使用はあきらめて、新たに復路のチケットをロンドンで購入したのだそうです。
おじいさんはその2年後になくなられ、この滞在中会えたのが最後となりました。
本人は「この懐中時計は失くしたと思っていた」といって喜んでいました。 ためしにネジを巻いていました。 動きました。
彼はこの8ヵ月半の滞在を通じて、今の道を選ぶ決心をし、豪州に帰ってから3ヶ月半働いたあと大学に戻って新たに学位をとり、今の職業につくこととなりました。 自分の人生の方向を決めるきっかけとなった旅だった...そうです。
...無口なHubbyからここまで聞き出すのはすごい苦労だったんですよ~
! しまいにはNo more questions!!とまで言い出して。
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50年後....次世代の若者のお祖父さんの形見はアンティークの携帯電話?
土曜日 Hubbyの使わなくなったネクタイを整理していたら、タンスの奥深くに小さな布袋を発見しました。
中には懐中時計がはいっていました。
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21歳の夏(北半球の冬)、Hubbyは大学で学位をひとつとったあと、州政府で働いていました。 そのころ一番親しかったクラスメートの何人かがヨーロッパをそれぞれバイクで一人旅したことに触発され、彼もイングランドとスコットランドへ旅にでることにしました。
自分で貯めたお金で海外にいける、ととても楽しみにしていました。 ほかのクラスメートのようにヨーロッパ(大陸部)にいかなかったのは、イングランド周辺であれば自分が生まれ育ったところでもあるし親戚もいたるところにいるので、海外旅行と気負わずにいけたから、なのだそうです。
旅にでたときは、このまま働き続けるべきか、大学にもどってもう一度勉強するかどうか決心がついていないという状態でした。
LondonにつくとCoventryにすむおじさん夫婦が迎えにきてくれました。 おじさん夫婦のところでしばらく過ごし、ヒッチハイクをしていろんなところに寄りながら北上しFindhornに向かいました。
Findhorn(オリジナルWEB: http://www.findhorn.org/home_new.php 日本語のページはここ)に3ヶ月滞在。 おじいさんの家はそこから16kmほどのところにあります。 Findhornの住民から20ポンドで中古の自転車を購入し、毎週日曜日には往復2時間かけておじいさんに合いにいきました。
その数年前に(Hubbyの)おばあさんを亡くし一人暮らしだったお祖父さんにとって、普段オーストラリアに住んでいる孫が毎週末たずねてくれるのはとてもうれしいことだったと思います。(「ね、ね、お祖父さんは毎週日曜日をすごく楽しみにしてたよね」と私が言っても物事をあまりドラマチックに考えないHubbyは”Probably”とひとこと。)
Findhornをでるときに20ポンドで買った自転車を10ポンドで売りました。(このHubbyの自転車を10ポンドで買った人は、次に20ポンドで売ったと思う....
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[裏蓋にはTwo plates of 10 carat goldと彫ってあります]
そしてお祖父さんの家に1-2週間滞在。 滞在中お祖父さんがプレゼントしてくれたのがこの懐中時計です。
[最後の別れ]
そのあとHubbyはAberdeenの親戚の家と、そこから更にちょっといったところにある親戚の家に泊まりました。 1年間有効な往復の航空券を持っていましたが、8ヵ月半過ごしたところで、十分楽しんだ、と思いオーストラリアに帰りました。執着しないところが彼らしい...。 変更のきかないチケットだったので、片道の使用はあきらめて、新たに復路のチケットをロンドンで購入したのだそうです。
おじいさんはその2年後になくなられ、この滞在中会えたのが最後となりました。
本人は「この懐中時計は失くしたと思っていた」といって喜んでいました。 ためしにネジを巻いていました。 動きました。
彼はこの8ヵ月半の滞在を通じて、今の道を選ぶ決心をし、豪州に帰ってから3ヶ月半働いたあと大学に戻って新たに学位をとり、今の職業につくこととなりました。 自分の人生の方向を決めるきっかけとなった旅だった...そうです。
...無口なHubbyからここまで聞き出すのはすごい苦労だったんですよ~
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50年後....次世代の若者のお祖父さんの形見はアンティークの携帯電話?
無口なのはシャイなだけってケースもあるので、そういうときはおだててもっとしゃべらしちゃいましょう!
自分は静か(無口)だと思う?って聞いたら、いつもNoiseを出してるよ、と返事をされました!?
素敵なお話にドキドキしました。
懐中時計?!と見た瞬間にクリックしてしまいました♪
なぜなら、私も2ヶ月ほど前に人生の転機というか、色々ありまして、ふと電池交換で立ち寄った時計店にアンティーク風な懐中時計があり、一目ぼれしました。
それで「新しい時間をこれから刻もう」と思い、その懐中時計を手にしたという話があったからです。
時々ネジを巻き忘れて止まってしまったりしますが、今の私の時間を一緒に刻んでくれている時計です。
ブランド物の時計もいいですが、こういった気持ちのこもったものも、かけがえの無いものになっていきますよね。
私もいつか今のことを思い出していくのかもしれません。
このおじいさんの懐中時計の話、話し手(旦那さん)と聞き手(私)がよくないのでせっかくいい材料があるのに、ただ長いだけのブログになってしまったのが残念です。
私も時計をかえると新しく時を刻めそうな気がします。 本当に気に入った時計でないといけませんね。miuさんも新しい懐中時計とともにいろいろな時間を過ごされていくのでしょうね。
私はPMSの翻訳のお手伝いのようなことをしたことがあります。 大変ですね。 薬でうまく対処して量を減らしていくのですね。
アフィリエイトも本気ではじめると気の抜けない商売だと思いますがご無理をなさらずに楽しみながらがんばってくださいね。