直前の投稿が2月下旬。
あれから新型コロナの影響で生活スタイルも変則的になっております。
まあ一応、書いておこうかと。
『肢体を洗う』 シルキーズ
2002年発売。公式HPが消滅してしまっているので、Wikipediaにリンクしてみました。
シルキーズはエルフから派生したエロゲブランド。
セガサターン版『野々村病院の人々』が有名です。
なわけで、一応これもエルフ系列の作品と考えていいんでしょうかね。
そのせいか、超ニッチな内容の割にそこそこ知名度があり、昔から興味を持っていたタイトルです。
・シナリオ 60~70点
経済的に恵まれないながらも医師を目指す浪人生が主人公。
病院事務局でのバイトをクビにされ、代わりにと依頼されたのが「死体洗い」。
この時点で主人公は戸惑っており、ゲスい興味もなく、
死体に触れることに対して非常に及び腰です。
経済的な理由もあり期限も区切られているため、何とか研修に臨むわけですが…
この研修の緊張感がすごい。
ユーザーも一緒に遺体洗浄の仕事を教わっているような気分になります。
それもそのはず、シナリオライターは遺体洗浄のバイト経験者なのです。
おそらくこの点が最大のウリ。
先輩である鏑木さんからも
「死体洗いって言うな、ご遺体の洗浄って言え」「献体して下さった方に敬意を払え」
といった訓戒が折々に挟まれ、ライターから医療関係者への尊敬の念が感じられます。
死体をどうこうするエロゲ、というタイトルから得るエグそうなイメージからは程遠い真面目さ。
メインヒロインである御堂さんもいいですが、この先輩職員の鏑木さんが印象に残ります。
死体をホニャララしてしまった時には基本的にこの人がどうにかしてくれます。
ありがとう鏑木さんすみません鏑木さん、もういっそあなたが全部洗ってくれ鏑木さん。
死体にあんまり触りたくないからちょっと手を抜こう…としたらミスって死体を傷つけてしまう、
あの序盤のシーンが忘れられません。
泣きながら自室で「今後慣れてきても手抜きは絶対しない」と決意するあたりにちょっと感動。
なんのゲームなんだこれは。
後半はエロと狂乱のめくるめくサスペンスに突入するわけですが、正直これが微妙。
いくらなんでも無理がある展開が目白押しで、あまり感情移入できませんでした。
時代性か、どうにかして攻略ヒロインの人数を増やそうと頑張っており、
地味~な事務局のおねいさんといきなり恋人→結婚までいってしまった時には呆然としました。
その人、病院の謎と関係ないよね…。
・グラフィック 80~90点
さすがはエルフというか、2002年とは思えないほど丁寧なCG。
モブ男性の立ち絵まで目パチします。背景も時代を感じられていいですね。
枚数も多いです。
売れセンのゲームではないとわかっていただろうに、しっかりと手の込んだ誠実な仕事ぶり。
一つ気になったのが、陰毛がかなり多めに、しかも黒々と描かれてますね…。
こういうフェチシズムだったの…?
・音声 70~80点
脇役の男性キャラまで、きちんとマッチした声優さんが揃っています。
なかなか出来ないことですよ。
ヒロイン群も文句のないキャスティング。
そらまあ、今の声優さん達に比べるとぎこちなさはありますが、
エロゲ声優の技巧ってここ20年でとてつもない飛躍を遂げていますからね…。
BGMも不気味で素敵。
遺体洗浄の作業室に入った時の、何ともいえない憂鬱感。
あれがめいっぱい伝わってきます。
・システム 30~40点
FANZAのDL版をプレイしてのレビューとお考え下さい。
DMMGamePlayerで起動しているせいか、コンフィグを毎回忘れる仕様。
これが結構困ります。
既読スキップ・テキスト背景色・テキスト表示速度など、毎回毎回初期化されてしまうわけで、
地味にめんどくさい思いをさせられました。
また、グロCGにはデフォルトでモザイクが入っています。
モザイクを外すこともできるし、モザイクをもっと大きくすることもできる。
出る時は当然いきなり出ますので、
苦手な方は起動するたびにモザイクを大きくしないといけません。が…
そういう人はそもそもやらないでしょうから、いいのか。
総評
真面目な遺体洗浄体験、プラス、おまけでナースとH&サスペンス。
2020年の感覚で見て、可愛い! そそられる! というCGではないので、
そこはお勧めポイントにならないなと。
いかにもありそうな死姦もありません。
強い臨場感を演出することに成功しており、
一対一で遺体に触れて「さあ一人でこれを洗うぞ」となった時のリアルな恐ろしさを味わえます。
グロ耐性があってもキツい場面すらあるかもしれません。
逆に言えば、そんな特殊な体験をしたい方はFANZAセールの時にでも是非。
あれから新型コロナの影響で生活スタイルも変則的になっております。
まあ一応、書いておこうかと。
『肢体を洗う』 シルキーズ
2002年発売。公式HPが消滅してしまっているので、Wikipediaにリンクしてみました。
シルキーズはエルフから派生したエロゲブランド。
セガサターン版『野々村病院の人々』が有名です。
なわけで、一応これもエルフ系列の作品と考えていいんでしょうかね。
そのせいか、超ニッチな内容の割にそこそこ知名度があり、昔から興味を持っていたタイトルです。
・シナリオ 60~70点
経済的に恵まれないながらも医師を目指す浪人生が主人公。
病院事務局でのバイトをクビにされ、代わりにと依頼されたのが「死体洗い」。
この時点で主人公は戸惑っており、ゲスい興味もなく、
死体に触れることに対して非常に及び腰です。
経済的な理由もあり期限も区切られているため、何とか研修に臨むわけですが…
この研修の緊張感がすごい。
ユーザーも一緒に遺体洗浄の仕事を教わっているような気分になります。
それもそのはず、シナリオライターは遺体洗浄のバイト経験者なのです。
おそらくこの点が最大のウリ。
先輩である鏑木さんからも
「死体洗いって言うな、ご遺体の洗浄って言え」「献体して下さった方に敬意を払え」
といった訓戒が折々に挟まれ、ライターから医療関係者への尊敬の念が感じられます。
死体をどうこうするエロゲ、というタイトルから得るエグそうなイメージからは程遠い真面目さ。
メインヒロインである御堂さんもいいですが、この先輩職員の鏑木さんが印象に残ります。
死体をホニャララしてしまった時には基本的にこの人がどうにかしてくれます。
ありがとう鏑木さんすみません鏑木さん、もういっそあなたが全部洗ってくれ鏑木さん。
死体にあんまり触りたくないからちょっと手を抜こう…としたらミスって死体を傷つけてしまう、
あの序盤のシーンが忘れられません。
泣きながら自室で「今後慣れてきても手抜きは絶対しない」と決意するあたりにちょっと感動。
なんのゲームなんだこれは。
後半はエロと狂乱のめくるめくサスペンスに突入するわけですが、正直これが微妙。
いくらなんでも無理がある展開が目白押しで、あまり感情移入できませんでした。
時代性か、どうにかして攻略ヒロインの人数を増やそうと頑張っており、
地味~な事務局のおねいさんといきなり恋人→結婚までいってしまった時には呆然としました。
その人、病院の謎と関係ないよね…。
・グラフィック 80~90点
さすがはエルフというか、2002年とは思えないほど丁寧なCG。
モブ男性の立ち絵まで目パチします。背景も時代を感じられていいですね。
枚数も多いです。
売れセンのゲームではないとわかっていただろうに、しっかりと手の込んだ誠実な仕事ぶり。
一つ気になったのが、陰毛がかなり多めに、しかも黒々と描かれてますね…。
こういうフェチシズムだったの…?
・音声 70~80点
脇役の男性キャラまで、きちんとマッチした声優さんが揃っています。
なかなか出来ないことですよ。
ヒロイン群も文句のないキャスティング。
そらまあ、今の声優さん達に比べるとぎこちなさはありますが、
エロゲ声優の技巧ってここ20年でとてつもない飛躍を遂げていますからね…。
BGMも不気味で素敵。
遺体洗浄の作業室に入った時の、何ともいえない憂鬱感。
あれがめいっぱい伝わってきます。
・システム 30~40点
FANZAのDL版をプレイしてのレビューとお考え下さい。
DMMGamePlayerで起動しているせいか、コンフィグを毎回忘れる仕様。
これが結構困ります。
既読スキップ・テキスト背景色・テキスト表示速度など、毎回毎回初期化されてしまうわけで、
地味にめんどくさい思いをさせられました。
また、グロCGにはデフォルトでモザイクが入っています。
モザイクを外すこともできるし、モザイクをもっと大きくすることもできる。
出る時は当然いきなり出ますので、
苦手な方は起動するたびにモザイクを大きくしないといけません。が…
そういう人はそもそもやらないでしょうから、いいのか。
総評
真面目な遺体洗浄体験、プラス、おまけでナースとH&サスペンス。
2020年の感覚で見て、可愛い! そそられる! というCGではないので、
そこはお勧めポイントにならないなと。
いかにもありそうな死姦もありません。
強い臨場感を演出することに成功しており、
一対一で遺体に触れて「さあ一人でこれを洗うぞ」となった時のリアルな恐ろしさを味わえます。
グロ耐性があってもキツい場面すらあるかもしれません。
逆に言えば、そんな特殊な体験をしたい方はFANZAセールの時にでも是非。
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