母はふるさとの風

今は忘れられた美しい日本の言葉の響き、リズミカルな抒情詩は味わえば結構楽しい。 
ここはささやかな、ポエムの部屋です。

秋のオリオン

2019年10月13日 | 
大嵐の去った夜のプルシアンの空
白い雲が幾つかぼんやり浮かび
昼のように明るい空に
金色の月が傾いた

東の空から現れるオリオンは
寒い冬の夜を明るく飾る

星たちは遠い遠い
はるかな宇宙の果てから
傷ついた星に友情の光を届けてくれる
人の寝静まった夜の空
この永すぎる時のなかで
何を語りかけてきていたのでしょう

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« かすれた夏、赤とんぼ | トップ | 秋の愁いは »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

」カテゴリの最新記事