疲れたゴ―ヤの葉に赤い胴のトンボが止まる
トンボの後ろに広がる都会の青い空
小さな庭に
開き始めたススキの穂に吹く風よ
白い穂がさらさらと鳴れば
はやくも涼しい季節の気配がする
燃える夏を遠くして残骸を包む秋風よ
遠い大地には小さき花が咲き
思い出を語る
喧噪の季節は伝説になるのだろう
季節の移りの巻雲が筋を引き
大空は高く
地上はオブラートの大気に包まれ
風はすでに万里を吹き抜けようと
トンボの後ろに広がる都会の青い空
小さな庭に
開き始めたススキの穂に吹く風よ
白い穂がさらさらと鳴れば
はやくも涼しい季節の気配がする
燃える夏を遠くして残骸を包む秋風よ
遠い大地には小さき花が咲き
思い出を語る
喧噪の季節は伝説になるのだろう
季節の移りの巻雲が筋を引き
大空は高く
地上はオブラートの大気に包まれ
風はすでに万里を吹き抜けようと