母はふるさとの風

今は忘れられた美しい日本の言葉の響き、リズミカルな抒情詩は味わえば結構楽しい。 
ここはささやかな、ポエムの部屋です。

 上方唄 “京の四季”

2020年11月25日 | 歴史
春は花 いざ観にでんせ 東山
色香あらそう夜桜や
浮かれ浮かれて 粋も無粋もものがたい
二本差しなら和らごう
祇園豆腐の 二軒茶屋

   みそぎぞ夏はうち連れて
   河原に集う夕涼み
   ヨイヨイ ヨイヨイ よいやさ

     真葛が原にさやさやと
     秋は色なす華頂山
     しぐれをいとう唐傘に
     濡れてもみじの長楽寺

        思いぞこもる 丸山に
        今朝も来てみる 雪見酒
        エエ そして
        やぐらの差し向かい
        ヨイヨイヨイヨイ よいやさ



  ★作詞は 儒学者 中島棕隠 と言われ、江戸中期ごろ京都で流行った上方唄の端唄
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