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やさしい嘘 Ⅱ 「バスの来ないバス停」

2023年05月19日 | 日記

「帰りたい!」と徘徊する人たち

実は曾祖母は

自分の家に居ながら

『此処の御宅は立派な障子と襖』

『床の間も立派だ』と褒めた後

『もう、お暇させてもらいますわな』

と言って家を出て行こうとしました

小学生だった私は

「ここは隠居さんの お家やで」と

必死で止めるも、出て行こうとするので

隠居さんの後に付いて一緒に行動をすることに

結局、隠居さんは何処へ帰ろうとしていたのだろう

今、思うに・・

帰りたかった先は隠居さんの生家だったのか・・・

その後の記憶が残っていません

 

 

(写真は里山にて)

 

徘徊する人たちの殆どは

バスや電車などの公共交通機関を

利用したがる人が多いという傾向にある、と

ドイツ人の と ある認知症の介護施設で

働く職員さんは気づきました

そこで、職員さんは施設の傍に

「バスの来ないバス停」を作ったのでした

 

(画像はサイトから拝借)

 

バスは いくら待っても来なくて・・・

しばらくして職員さんは

『バスは随分と 遅れているようですよ』

『バスが来るまで 此方で(施設)コーヒーでも如何ですか?』と

声を掛けると大概、素直に応じてくれるそうです

 

これは新聞の一面を使って掲載された

公共広告機構の広告ですが・・・

大変 良くできている、と思いました!

誰も傷つかず、誰も傷つけない

日本では分かりませんが、

ドイツでは実際に

「バスの来ないバス停」があるそうです

 

 

 (写真は市内にて撮影)