今や若者にとって必需品の携帯電話だけど、文部科学省の小中高校生の携帯電話に関する利用実態調査で分かったこと…
お風呂に入っている時も食事の時も手放せない子供がいるのだと。(大人もいるかもね)
食事中にも使う児童生徒が12~25%、入浴中も3~17%に上り、高2の場合、授業中に18%がケータイを使っていた、ということです。
2月26日付 よみうり寸評(読売新聞) - goo ニュース
電車に座るなり携帯を取り出す若者にはもう慣れっこだし、今更驚くほどの数値じゃないかもしれないと、何だかもうあきらめの境地。
そういえば、昨年、火事でいったん避難したものの、携帯電話を取りに行って亡くなった高校生もいましたっけ…かわいそうに。
命より大事な携帯なんかないんです。携帯電話は単なる便利な道具であり、それ以上のものにしてはなりません。道具は使いこなすもの、と思っているつもりでも、いつしか、使われるものになってはいないでしょうか。
日常を道具に支配されてしまうなんて、はたから見れば非常に奇妙にも気の毒にも見えてしまうってことに気づいてないかもしれないけど。
昨年、廃刊になった月刊現代は、廃刊直前、廃刊の勢いで一つのタブー記事を書いてくれました。つまり、広告主のご意向に沿わない記事も書けちゃったんですね。
月刊現代10月号にジャーナリストの矢部武氏の書いた警告レポート「携帯電話で腫瘍ができる」という記事について、その一部は、こちらにご紹介しましたが・・
前回書ききれなかった、子供の携帯電話使用の危険性について、以下青字にて、改めて、ご紹介しておきます。
廃刊になっちゃったんだから、もう読めないですものね。(リンク先などは、私の編集によります)
■子供のほうがずっと危ない
大人の携帯使用者以上に危険にさらされているのが、子供たちであるという。子供は頭がい骨が薄く、神経組織も未発達なため、電磁波の健康被害をもろに受けやすいのだ。
ユタ大学のオム・ガンジー博士は、「人体に吸収される携帯電磁波のエネルギー量が大人と子供でどう違うか」を調査した。5歳児、10歳児、成人の脳と目を調べた結果、脳内は、成人7,84(mW/kg)、10歳児19,77、5歳児33,12となった。また、眼のレンズ部分は成人1,34(mW/kg)、10歳児6,93、5歳児15,6だった。(『携帯電話---その電磁波は安全か』より)
つまり、5歳児の脳は携帯電磁波の熱を大人の4倍以上も多く吸収し、5歳児の目は11倍以上も吸収してしまう。しかも、身体の保護組織が出来上がっていない子供は、大人よりはるかに有害物質の攻撃に弱い。
このような状況を受け、英国は、05年1月「16歳以下の子供の緊急時以外の使用を控え、10歳以下の子供の使用を禁止するように」と、勧告し、携帯会社にも子供向け販売キャンペーンをやめるように求めた。これは英国放射線防御局(NRPB)が2000年に政府に出した勧告をもとに、英国保険防御庁(HPA)が決定したものだ。
米国人疫学者のジョージ・カーロ博士によると、現在、英国、フランス、ロシア、イスラエルが子供の携帯使用を制限・禁止する勧告を出しているという。
日本政府はこのような勧告をしていない。総務省は「今のところ携帯使用と脳腫瘍などに有意な関連は見られない。日本の結論としては、基本的に電磁波防護指針(SAR値=単位時間内に吸収される熱量:2W/kg)の範囲内であれば問題なくお使いいただけるということです」と説明する。しかし、それで本当に問題ないのか。
携帯電磁波などの研究調査を行っているNPO「市民科学研究室」の上田昌文代表は、「インターフォン研究の懸念が子供たちに当てはまるとしたら、彼らが大人になる頃に影響が出てくる可能性がある。親は、子供に携帯電話を持たせれば、脳が破壊されるかも知れないとの意識を持たなければならない。子供向けのガイドラインができるまで、中学生以下には、携帯を持たせるべきではないと思います」と、話す。
余談ですが、この月刊現代10月号には、麻生太郎&公明党が仕掛ける「福田10月退陣」・・な~んて記事も出ています。公明党は、来年2009年(つまり今年の話ですが)の都議会選に向けて、支持者(=ガッカイシ●ジャ)の力をそちらに集中させるために、解散総選挙は2008年内にやってほしかった。そのために「選挙の顔として、福田さんじゃ地味だし、支持率も下がってるし、選挙に勝てないからキャラが立ってる麻生さんで行ってくださいよ・・ごにょごにょ」と言う話。麻生さんは麻生さんで悲願の総理大臣に何とかしてなりたくて、しかし当時の福田政権の閣僚だったから、自分からは言えないので公明党から福田さんに圧力をかけてやめてもらおうという、いわば利害が一致したというわけですにゃ。
今思えば、福田さんの見切りは早かった。10月どころか、この雑誌が世に出た頃には、さっさとやめていましたから。もはや自分に対する党内の求心力が弱まってしまったことを自覚して、「私は、自分が客観的に見えるんです。あなたとは違うんです。」と言うあの一言があったわけですよね。
ところが、総裁選後、麻生さんは選挙をすると見せかけて、実際は未曽有の経済危機をいいことに?解散せずに、悲願の自民党総裁の地位に座り続けちゃったのが、公明党の誤算だった。
あのまま福田さんに公明党からプレッシャーがかからなければ、たとえ選挙で負けたとしても、自民党もここまで惨めな状態にはならなかったのかも。きっかけは、あの党だったなら、他人事みたいに自民に怒っている場合ではないでしょうに…
どっちにしても、自分たちを客観的に見られずに、国民不在で自分の立場ばかりを守ろうとする政治家が日本を動かしているのが不幸ではないか・・・と思う今日この頃です。余談おわります。
さて、気を取り直してと。
地域によっては、小中学生の学校への携帯持込を原則禁止令もあるようですが、国もその方向で動いてはいますが、電磁波問題は棚上げしてるから、学校以外での規制はできていません。何より、残念ですが、現政権は何を言ってもパワー不足。
今までも、国が安全と言っていたものがあとから、危険と判明したことはいくらでもあります。私たちは自ら学んで自己防衛してゆくしかないのです。
時がたつにつれて、さらに多くの疑問要因が出て来ていることを知りました。子供にはやっぱり携帯電話を持たせるべきじゃないと思います。
煙草やお酒の例もあるように、依存症になってしまってからやめるのは、大変なことです。(まあ、タバコもお酒も子供には禁止ですけど。)
文中写真by「写真素材 足成」
お風呂に入っている時も食事の時も手放せない子供がいるのだと。(大人もいるかもね)
食事中にも使う児童生徒が12~25%、入浴中も3~17%に上り、高2の場合、授業中に18%がケータイを使っていた、ということです。
2月26日付 よみうり寸評(読売新聞) - goo ニュース
電車に座るなり携帯を取り出す若者にはもう慣れっこだし、今更驚くほどの数値じゃないかもしれないと、何だかもうあきらめの境地。
そういえば、昨年、火事でいったん避難したものの、携帯電話を取りに行って亡くなった高校生もいましたっけ…かわいそうに。
命より大事な携帯なんかないんです。携帯電話は単なる便利な道具であり、それ以上のものにしてはなりません。道具は使いこなすもの、と思っているつもりでも、いつしか、使われるものになってはいないでしょうか。
日常を道具に支配されてしまうなんて、はたから見れば非常に奇妙にも気の毒にも見えてしまうってことに気づいてないかもしれないけど。
昨年、廃刊になった月刊現代は、廃刊直前、廃刊の勢いで一つのタブー記事を書いてくれました。つまり、広告主のご意向に沿わない記事も書けちゃったんですね。
月刊現代10月号にジャーナリストの矢部武氏の書いた警告レポート「携帯電話で腫瘍ができる」という記事について、その一部は、こちらにご紹介しましたが・・
前回書ききれなかった、子供の携帯電話使用の危険性について、以下青字にて、改めて、ご紹介しておきます。
廃刊になっちゃったんだから、もう読めないですものね。(リンク先などは、私の編集によります)
■子供のほうがずっと危ない
大人の携帯使用者以上に危険にさらされているのが、子供たちであるという。子供は頭がい骨が薄く、神経組織も未発達なため、電磁波の健康被害をもろに受けやすいのだ。
ユタ大学のオム・ガンジー博士は、「人体に吸収される携帯電磁波のエネルギー量が大人と子供でどう違うか」を調査した。5歳児、10歳児、成人の脳と目を調べた結果、脳内は、成人7,84(mW/kg)、10歳児19,77、5歳児33,12となった。また、眼のレンズ部分は成人1,34(mW/kg)、10歳児6,93、5歳児15,6だった。(『携帯電話---その電磁波は安全か』より)
つまり、5歳児の脳は携帯電磁波の熱を大人の4倍以上も多く吸収し、5歳児の目は11倍以上も吸収してしまう。しかも、身体の保護組織が出来上がっていない子供は、大人よりはるかに有害物質の攻撃に弱い。
このような状況を受け、英国は、05年1月「16歳以下の子供の緊急時以外の使用を控え、10歳以下の子供の使用を禁止するように」と、勧告し、携帯会社にも子供向け販売キャンペーンをやめるように求めた。これは英国放射線防御局(NRPB)が2000年に政府に出した勧告をもとに、英国保険防御庁(HPA)が決定したものだ。
米国人疫学者のジョージ・カーロ博士によると、現在、英国、フランス、ロシア、イスラエルが子供の携帯使用を制限・禁止する勧告を出しているという。
日本政府はこのような勧告をしていない。総務省は「今のところ携帯使用と脳腫瘍などに有意な関連は見られない。日本の結論としては、基本的に電磁波防護指針(SAR値=単位時間内に吸収される熱量:2W/kg)の範囲内であれば問題なくお使いいただけるということです」と説明する。しかし、それで本当に問題ないのか。
携帯電磁波などの研究調査を行っているNPO「市民科学研究室」の上田昌文代表は、「インターフォン研究の懸念が子供たちに当てはまるとしたら、彼らが大人になる頃に影響が出てくる可能性がある。親は、子供に携帯電話を持たせれば、脳が破壊されるかも知れないとの意識を持たなければならない。子供向けのガイドラインができるまで、中学生以下には、携帯を持たせるべきではないと思います」と、話す。
余談ですが、この月刊現代10月号には、麻生太郎&公明党が仕掛ける「福田10月退陣」・・な~んて記事も出ています。公明党は、来年2009年(つまり今年の話ですが)の都議会選に向けて、支持者(=ガッカイシ●ジャ)の力をそちらに集中させるために、解散総選挙は2008年内にやってほしかった。そのために「選挙の顔として、福田さんじゃ地味だし、支持率も下がってるし、選挙に勝てないからキャラが立ってる麻生さんで行ってくださいよ・・ごにょごにょ」と言う話。麻生さんは麻生さんで悲願の総理大臣に何とかしてなりたくて、しかし当時の福田政権の閣僚だったから、自分からは言えないので公明党から福田さんに圧力をかけてやめてもらおうという、いわば利害が一致したというわけですにゃ。
今思えば、福田さんの見切りは早かった。10月どころか、この雑誌が世に出た頃には、さっさとやめていましたから。もはや自分に対する党内の求心力が弱まってしまったことを自覚して、「私は、自分が客観的に見えるんです。あなたとは違うんです。」と言うあの一言があったわけですよね。
ところが、総裁選後、麻生さんは選挙をすると見せかけて、実際は未曽有の経済危機をいいことに?解散せずに、悲願の自民党総裁の地位に座り続けちゃったのが、公明党の誤算だった。
あのまま福田さんに公明党からプレッシャーがかからなければ、たとえ選挙で負けたとしても、自民党もここまで惨めな状態にはならなかったのかも。きっかけは、あの党だったなら、他人事みたいに自民に怒っている場合ではないでしょうに…
どっちにしても、自分たちを客観的に見られずに、国民不在で自分の立場ばかりを守ろうとする政治家が日本を動かしているのが不幸ではないか・・・と思う今日この頃です。余談おわります。
さて、気を取り直してと。
地域によっては、小中学生の学校への携帯持込を原則禁止令もあるようですが、国もその方向で動いてはいますが、電磁波問題は棚上げしてるから、学校以外での規制はできていません。何より、残念ですが、現政権は何を言ってもパワー不足。
今までも、国が安全と言っていたものがあとから、危険と判明したことはいくらでもあります。私たちは自ら学んで自己防衛してゆくしかないのです。
時がたつにつれて、さらに多くの疑問要因が出て来ていることを知りました。子供にはやっぱり携帯電話を持たせるべきじゃないと思います。
煙草やお酒の例もあるように、依存症になってしまってからやめるのは、大変なことです。(まあ、タバコもお酒も子供には禁止ですけど。)
文中写真by「写真素材 足成」
>道具は使いこなすもの、と思っているつもりでも、いつしか、使われるものになってはいないでしょうか。
ほんとうにそうだと痛感します。
道具の部分を、お金や制度などに変えても通じる話ですよね。
また、道具、お金、制度等々、人間のためにと発明されたものは、同時に使う人間次第で、善悪、正負のどちらにも転ぶ運命を宿していることも否めないのかもしれませんね。
>道具の部分を、お金や制度などに変えても通じる話ですよね。
なるほど!そういう風に考えますと、深いですね。
私は携帯だけの話でしたが、確かに、そういうことっていろいろ思い当りますもの。
村上春樹さんの比喩の「壁」と「卵」も、そういうことを言っていますよね。
なるほど、なるほど。