虹色オリハルコン

命にエネルギーを与えるパワーの力

命からエネルギーを奪うフォースの力

どちらを選ぶかは自分次第

犬には磁場が見えている?

2016年03月13日 | 化学物質と電子機器社会への警鐘
磁場とは、磁石や電流のまわりに生じる、磁力のはたらいている空間。と、Weblio辞書には書いてあります。
教科書で見る、磁石のS極N極を結ぶ放射状の曲線など。これらの線が、立体的にリアルに見えるとしたら、世界はどんなふうに見えてくるのだろう・・

例えば、この世界が、人間が見ている色で見えるのは、霊長類と鳥だけだと聞いたこともあるが、ということは、犬や猫には人間が見ているカラフルな世界とは少し違う風景が見えているのだろう。
犬といえば、嗅覚は、人間の一億倍もあるという。身近にいながら全く違う世界を感じている。
もしかしたら、見える世界も全く違うのかもしれない。犬などの哺乳類の一部が、磁場が見えている可能性があるかもしれない、という研究がヨーロッパの科学者達によって発表された。

牛などの草食動物は、たいてい北か南を向いているという研究もあるくらいだから、案外、見えているのかも・・・?
 →牛やシカに地磁気察知能力


   

犬には磁場が見えてるかもしれない
02月25日 12:10Gizmodo Japan

磁場が見えるってどんな風景なんでしょうね。

動物によっては、磁場が「見える」磁気受容という能力が備わっていることがあります。ヨーロッパの科学者たちは、磁場を見るための分子が、犬やそのほか霊長類の目の中にもあることを発見しました。

クリプトクロムとは、細菌、植物、動物が持っている青色光受容体タンパク質のことです。このタンパク質は概日リズム(体内時計)の調節をするほかに、鳥、昆虫、魚、爬虫類などの動物たちが方角や高度、位置を知覚するための磁場を感じられるようにもしてくれます。残念ながら、人間は磁場を感じることができません。コウモリやネズミなどの一部の哺乳類は磁場を感じることができるとわかっていますが、他の哺乳類にはこの能力があるかどうかはまだわかっていません。

マックス・プランク研究所は初めて、90の動物種の網膜について、「クリプトクロム1」とよばれる哺乳類版クリプトクロムの存在を調べました。結果として、犬、オオカミ、クマ、キツネ、アナグマなどの青錐体の中では確認されましたが、ネコ、ライオン、トラなどには確認されませんでした。他の霊長類では、オラウータン、アカゲザル、カニクイザルなどにもこの分子が見つかりました。詳しくはNature Scientific Reportsに発表されています。

「第六感」のように思えるかもしれませんが、磁気受容は動物の視覚系にちゃんと関係するものなんです。磁場は網膜中のクリプトクロム1を活性化させます。これによって動物は地球表面の磁場線を「見る」ことができるのです。活性化したクリプトクロム1は、哺乳類の錐体細胞の光に反応する外側部分にあります。研究者たちは、これが概日リズムの調整や他の視覚的な能力ではなく、磁場を感じる磁気受容を助けているのではと考えています。

この研究結果で、犬や霊長類などの哺乳類が磁場を見ることができるとすぐに言えるわけではありません。しかし、キツネには大きなヒントがあるみたいです。キツネが狩りをするとき、北東方向(追記:下記参照)にいるネズミに飛びかかるとより高い確率でネズミを捕獲できるんだそうです。霊長類は、この体内のコンパスで体のバランスを保っているのかもしれません。

哺乳類が本当にクリプトクロム1を活用しているのか、それとも網膜で他の役割をしているのか、そこを明らかにしていくと磁場が見えているのかどうかの謎が解けそうです。


source: Nature Scientific Reports
George Dvorsky - Gizmodo US[原文]
(リョウコ)

-----------------------------


動物に磁場が見える見えない、感じる感じない、の前に、個人的に気になったのは、記事の下の方の大文字にした部分。
霊長類を含めた哺乳類の一部にとって、磁気受容体であるクリプトクロム1があること。
それは、自分が気づく気づかないにかかわらず、どんな形でかは、わかりませんが、体は磁場の影響を何らか受けているということだから。

もし、人間に磁場が見えたとしたら、人工の電磁波のあふれる現代生活は、さぞや磁場磁場磁場地獄・・・?。

磁場線が見えたほうがよかったのか、いや、そんなのが見えたらこわいから、見えなくてよかったのか・・・どっち?



★追記
北東方向
狐の狩りと関係があるかどうかはわかりませんが、陰陽道では、北東方向は、艮(うしとら丑寅)の方角にあたり「鬼門」と呼ばれています。
以下、ウキペディアより
鬼が出入りする方角であるとして、万事に忌むべき方角としている。
他の方位神とは異なり、鬼門は常に艮の方角にある。


★関連記事
 体の昼と夜のスイッチングは、電磁波がしている

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 二転三転、高浜原発運転差し... | トップ | 民進党? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

化学物質と電子機器社会への警鐘」カテゴリの最新記事