「創作ことわざ絵本」には、絵本作家の五味太郎さんがユーモアとちょっと皮肉を効かせて創作した、あらたなことわざの数々とおもしろいイラストが出ているんですけど、これがおかしくて妙に納得、一時期はまりました。
今でも、我が家の中では、この五味さんの作ったことわざが、生活の中で生きています。
少し、ざざっとご紹介しましょうか・・・
○笑顔で顔面筋肉痛
たいして楽しくもないし、おもしろくもないんだけど、一応おつきあいだからってへらへら笑っていたら、翌朝顔が・・・なんていう情況。お付き合いの無理は体によくないよ、って言う諺。
○棚からカナヅチ
棚からボタモチっていう偶然のラッキーがあるなら、アンラッキーも一応考えておかないとバランスが取れませんっていうことで五味さんが作ってくれました。以前、好きな言葉は「棚ぼた」なんて言っていたタレントさんがいましたが、こういうことだってありますよん。(笑)
○論より勢い
ちょっと怪しい意見でも、少し違った答えでも、言うやつの勢いがあると、なんとなくそのまま通ってしまうことが、この世の中、けっこうあるもんだということです。気をつけましょう。
うちで何かにつけて一番愛用しているのは、「とび箱人生」かな。
ニュースにでてくる官僚や政治家や一流企業の皆さんのお詫びのときなんかに「この人『とび箱人生』でここまで登りつめてきたのに、最後に待ってるのはこれかいな」っていうような使い方をします。
五味さんの「とび箱人生」の説明をそのままご紹介しましょう。
一段、二段くらいは、ま、どってことないんだよね。上ででんぐりかえしして少しずれちゃったりすることあるけど、ま、なんとかこなす。で、四段、五段くらいで腹うって、尾てい骨うって、痛いやら苦しいやら、でもさらに、六段、七段に挑戦するんだよな。挑戦することになってるんだよな。「根性だぜ!」「あきらめるな!」なんていわれながらさ。なんだろうね、この凄さは・・・・というわけ。
以前五味さんの講演会に行ったとき、五味さんところに、子どもたちから悩み相談の手紙がよく来るって話されていたんですけど、子どもたちが大好きでいつも子どもたちの味方でありたいっていう五味さんなら、わかってもらえるんじゃないかって、書くんでしょうね、きっとそうなんでしょうね。
まじめなよい子ほど期待にこたえようってがんばって、くたくたにゴムのばしきって、ある日ぷつんと切れちゃったら、どうすんだ。
とび箱とんだっていいけども、自分の好きな高さ、楽しい高さでもいいんじゃないの。
世の中、別の方向から見れば、とび箱人生の限りなく続くとび箱がとってもむなしく見えたりしちゃうんですよ。
★五味太郎公式ブログ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%88%AA%E7%A9%BA123%E4%BE%BF%E5%A2%9C%E8%90%BD%E4%BA%8B%E6%95%85
の「想像図」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:747_jal2.png
であるが、誠に甚だしく遺憾だ。
まず、あるはずの尾翼が全く無い。こんなあんぽんたんな「想像図」がwikipediaに掲載されている。
運輸省航空事故調査委員会のJA8119号機
http://araic.assistmicro.co.jp/araic/aircraft/download/pdf/62-2-JA8119.pdf
163ページ 付図27
http://www.asyura2.com/bigdata/up1/source/6305.jpg
164ページ 付図28
http://www.asyura2.com/bigdata/up1/source/6306.jpg
さらに、扇平山の「JALと書かれた残骸」も無いではないか。なんということだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%88%AA%E7%A9%BA123%E4%BE%BF%E5%A2%9C%E8%90%BD%E4%BA%8B%E6%95%85
朝日新聞記事↓
http://www.asyura2.com/bigdata/up1/source/5976.jpg