続・こころレッスン

うつ病(双極性障害Ⅱ型)と診断されています。こころのことを中心に、いろんな思いを綴っていく予定です。

生きにくくさせているのは誰?

2010-08-31 21:53:13 | こころのこと
yahooのトップページのニュースに、こころの病気をかかえる社員が増加中、というような内容の記事が載っていました。

見出しだけ読んで、たいていのニュースはスルーするけど、やっぱりその記事はクリックしてしまい。。。

その記事に対して、行政の動きなど、少し書かれていましたが、なんだか白々しくなって、読まずにウィンドウを閉じてしまいました。

9月が来ると、毎年思い出します。
うつ病を発症して、何年になるだろう?って。
数えたら、まる8年になりました。

天然だから、と周囲から軽い扱いを受けていました。
職場でも、そうでした。
「○○さんは、いちばんウツに遠い人だね」と言われたのを、今も覚えています。
その人が、まっさきに倒れたので、周囲の人は、驚き、そして、急に態度を変えました。
人って、そういうものです。

人を生きにくくさせているのは誰?

もしかして、あなたかもしれませんよ?

弱いものいじめに反対といいながら、仕事のできない職員をいじめていた、前職場。
「人として」というでっかいスローガンをたて、障害者福祉に努めていたはずなのに、職員を精神障害者に追い込んだ、前職場。

そんなものです。

行政がどうのこうの、動いたといっても、そこでひしめきあっているのは、人と人の思惑。

結局、弱いものは、負けていく・・・。

そうあってはいけないと思うけど、弱いものは、ただ、退かねばならず、どこへも行き場がありません。
花舞妓の社会とのつながりは、ほぼ絶たれてしまいました。

倒れない人は、倒れていく人の気持ちは、わかりません。
同じように辛いのに、倒れられるだけマシだ、というようなことを言われたことがあります。
そう言った人は、今もまだ、その職場でケアマネをしています。
福祉に携わっているという正義感に燃えているのでしょうね。

わからないものです。
なってみないと、わからないものです。
医者やカウンセラーだって、どうせわかっていないのでしょう。
だから、一日中、あんなに人の愚痴や涙を、見ていられるのでしょう。

生きにくくさせているのは、人間なんです。
自分たちに責任があるのに、全く素知らぬ顔して「こころの病気になる人が増加中」などと書いているだけでも、滑稽です。

私たち、すべて人間の責任。

もっと広いこころを持てたなら、世の中こんなにぎすぎす、息苦しくはならないでしょう。

対象者は、人間全員です。

とりあえず、目の前にいる相手と話すときだけでいい、気をつけてみませんか。
自分が言った言葉で、相手はどんな気持ちになるだろう?
自分がとった行動で、相手はどんな気持ちになるだろう?

そういう花舞妓自身、なかなか広いこころを持てずにいますが、、、

日々、考えて、反省するようにはしています。

普段の行いを、振り返る時間は、大切だと思います。
そして、次に同じような失敗をしないよう、気を付けていくべきだと思います。