好きなことをしている時の
子どもたちの笑顔って最高ですね
時々送られてくる
まごたちの写真を観るたびに
笑顔を大切に育ててくれている
娘夫婦に感謝の思いでいっぱいになります。
* * *
私の両親の10代は
まさに戦争の最中で
がまんすることばかりの青春時代でした。
欲しいものなんて
何も手に入らない時代でした。
私が生まれて
少しずつ世の中が豊かになって
いろいろなものが手に入るようになりました。
両親が欲しかったものと
子どもが欲しいものは
違います。
子ども時代に満たされていなかった両親は
子どもが望んでいるものを
想像する余裕がありませんでした。
父も母も
私を喜ばそうとして
ほんとは、満たされなかった
自分のこころを満たそうとしました。
子どもが欲しがるものを安易に与えることは
一人娘のわがままを助長すると恐れました。
そして
自分たちが与えたものを喜ばない私に
失望と怒りの表情をぶつけました。
そんなふうに育てられた子どもは
ほんとはうれしくなくても
見せかけの喜びの笑顔を作り
こころの底では
まわりを恨む子どもに育ちました。
それがありのままの自然な私です。
大人になった私は、
自分の「好き」をいちばんに
大切にすることを学びました。